I氏の決断

ちょっと長くて重いよ。

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朝。普通通りに出社してラボの始業点検をしてたら、遅出で来るはずと思ってた次長が出社してきた。ん？

今日僕は１５時４５分出社の半休でした。

自分で組んだシフトなのに忘れてた・・・。もしかしたらアルツ君かもしれません。

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一時退社。実は前日、１１時にバイトの面接も組んでしまったので、それまでピアドゥで暇潰し。店内に長蛇の列が出来ていたので何かと思ったら、ニンテンド－DSライトの購入抽選券を貰う列でした。ゲームには全く興味のない僕はスルー。フードコートのマックでバリューセットを食べながら過ごす。

で、面接の為に再度出社。

面接を終えて社内情報用パソコンをチラチラみてたら、妙な人事発見。僕と同期の店長が居る店舗に、新しい店長の配属が。でも同期の店長の人事は見当たらない。ん、何だこれ？

どうやらくだんの店長（以後I氏）が退社したらしい。らしい、というのは正確では無いな、退社した事は事実だけど、それに至った経緯が全くわからない。察するのは簡単だけど、正確な情報を一体誰に聴いたらいいのだろう？

大体、過去に道内で生じた謎の人事に関しては、このI氏から詳しい情報を得てた訳で、その本人に直接聴くのも気が引けるし。

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このI氏とは同期で、８年程前に同じ店舗で２年ほど一緒にダブル店次長（大きい店だった故）として働いたこともあり、実に様々な思い出がある。

一番は「キューピクル（店用の高圧受変電設備）炎上事件」。真冬の朝３時に起されて出社、明方、保安協会の人とI氏と僕とで、キューピクルから出た火を雪で消した思い出。

あとは、「レンズ１本でクレーム土下座事件」。厄介で思い込みの激しい客へ謝罪。今考えれば無茶苦茶な客（あえて「お客様」ではなく「客」と呼びます）で、取締役やら事業部長やらを交えた、個人的に史上最低最悪なクレーム処理。

その帰り道、僕とI氏。

I氏：「辞表って、どう書くんだっけ？」
僕：「あー、今、同じ事考えてた」

という会話が思い浮かぶ。何があったかわからないけど、今になって本当に辞表を出しちゃったんだね。それなりの道（委託とか）も選択できたはずだろうけど、家族想いのI店長の事、いろいろ葛藤があったんだろうね。つくづく罪な会社だよな。とはいえクールな見方をすれば、背負うものが大きい程、結論も早い方が良い訳で。

僕なんかは背負うものが無い分、悩みも行動も未来も軽いかもね。

某氏の言葉じゃないけど「逃げ」か「卒業」か、の観点で言うなら。もし今、僕がこの会社を去るとしたらそれは「逃げ」だね。だがら今は辞めません。

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「破壊分子」良い言葉ですね。それを許容できる会社じゃ無いと、いつまでも後手に回るだけでオンリ－ワンな企業にはなれない訳です。