先祖代々つづいた家の叔父は村の人々の霊に頼られ、実母は嫁入り先の先祖の霊を60年以上かけて供養し続けた。
しかし、私の場合は人様の霊から幽界の魔物まで多種多様でどうしたものかと思う。
実母もすでに高齢なため、実母に先立たれると辛いと感じる。
実母が嫁入り先の先祖の霊が三人(黒い服を着た老婆)を見続けていたそうだが、すでに数年前に私の夢に一人だけその黒い服を着た老婆が現れた。
私は何かに守られているようで、高い塀に囲まれた屋敷の中に私がいて、玄関から人が訪ねてきたようなので玄関にいくと、黒い服に黒い帽子をかぶった老婆が、なぜか三人でなく一人だけそこにいた。
何を話したか記憶にないが、無事に夢からさめたことは確かだ。
叔父、実母 と心の支えを失いつつあるいま、私の中には鞍馬山の天狗のことが頭から離れないでいる。
子供のころから、日本各地にある鞍馬天狗ゆかりの場所のひとつで過ごしたためか、はじめて鞍馬山の奥の院の門に一歩足をいれると、右上に天狗が待っていた。
鞍馬山のある若木が数本一つのところから茂る場所に案内されたが、異空間に入ることに拒否して天狗に怒られました。
それでも、カラス天狗がなにかとやってきて、危険なことがおきることを暗にしらせてくれることがあった。
三十三歳の厄払いのときは実家方に呼び戻されて、鞍馬天狗ゆかりの神社で厄払いしていました。
夢占い さざ波 も、カラス天狗が数日前になにか知らせようとしていた。
しかし、天狗に教えを受けると幽界に閉じ込められるらしい。
天狗も八百万の神々なんですよ。