~波の数だけグチらせて!

H漫画家・あかりきょうすけ(灯喬介)の活動日記です。

気が付いたらトーン仕上げを薄くしすぎていた。

2023年11月15日 | 「漫画」


陰のトーン仕上げをぼかしと多用することで以前よりも柔らかい画風を目指していましたが、どうやら度を過ぎてしまったようで…もう無いに等しい淡すぎる仕上げになっていました。
担当さんからも、もう少し濃くするようにという指導も入りましたので今作から改善いたします。
没頭していると気が付かないんですよね。

自分にしてはハイペースで描けています。

2023年10月31日 | 「漫画」


混雑時以外はマスクしない生活が普通になってきて、これは本当に幸せなことだなぁと感じています。
幸いにして僕ら夫婦も両親も、なんとかコロナにかからずここまで来れています。
もうこういう生活は戻ってこないかもと暗い気持ちでいた去年までが幻のようです。

とにかく描けるだけ描こうという気持ちでやっております。

きょうあしたの感覚で。

2023年10月07日 | 「漫画」


常日頃、世の中に絶対なんてものはないとは頭の中では思っていても、いざそれを目の当たりにすると驚くものですよね。
平家物語は学校の教科書で何行かは暗唱させられましたけど、全部は読んでません。
世の中といっても、ニュースの断片的なことだけで僕個人があれこれ思うだけのことですが。

あんなに巨大で絶対的なものが崩れたりするのに、チリあくたのような貧弱なわが身を振り返れば、今日仕事があることがもう奇跡です。
掲載スペースが僕にまだ許されていることが幸運であり、恩恵であり、それが元通りにいつなくなってもおかしくない。
たとえスペースがなくなっても幸いにして創作意欲はあるので、きっと同人でも描いて続けますけれども…。

もしその日が来て、当然今よりもさらに収入は不安定になるはずです。
不意の支出で発生する不足分を補うのも、もう慣れているつもりなので淡々とやるつもりではいますが。

去年の秋は新巻鮭をバンバン仕分けてきました。
魚雷のようにベルトコンベアのレーンに地域ごと仕分けて流してきました。
なにより常日頃、共働きで支えてくれる奥さんには感謝しかないです。

大げさに言うと、いま根性を再び焼き直してもらっている最中だと考えることにしています。
これが最後の作品だという気持ちで1話ごとに取り掛かることが、最近出来ているのもそういうことだと。

元来怠け者の僕がそんなに殊勝なわけがなく、あまりに劇的な世の中がそうさせてくれているんだと思うのです。
そういう意味では、最近の世の中のドメスティックな出来事にももう感謝しかありません。

かつての趣味を混ぜ込む。

2023年09月14日 | 「漫画」


画像はいま制作中の「相棒…ときどき彼女だったアイツ。」からの切り抜きです。
物語的には釣りはさほど重要ではないんですが、会話の背景として邪魔しない程度に僕の趣味を混ぜ込んでいます。

この魚は通称メッキと呼ばれるもので、正式名称はギンガメアジという南方の巨大なアジの幼魚です。
夏に台風の多い年とかに漂着物に付いて沿岸に住み着いてしまう魚で、冬に水温が下がるとそのまま南の海には戻れず死んでしまう死滅回遊魚と呼ばれる魚です。
気温が徐々に下がる秋から、河口や港で細い竿を使って小さいルアーを投げてる人がいたら、だいたいがコレを狙ってる釣り人です。

もう釣り自体はだいぶやっていません。
2005年くらいから徐々に都市部の港湾は立ち入り禁止が増えて、さらには小さな漁港でも釣り人がトラブルを起こして港内全体が釣り禁止になったりと、気軽に釣りができる場所が減りました。
仕方がないので一人乗りのボートなども買いましたが、漕ぎ出す準備を考えるとちょっと仕事の合間というわけにはいかないのもあり、気が付いたら10年くらい釣りをしていません。

作画のちょっとしたこだわりとしては、リリース前提の釣りですので釣り針の返しがペンチで潰してあることと、釣り竿が1ピースと2ピースで持ち方が違うところですかね。

まぁ釣りを抜きにしても、季節感のある風景を描くのは楽しいです。
記憶に残る、夏の終わりから秋の初めくらいの風景は、僕にとってはこのメッキ釣りをしていた海の風景です。

どんぶりをお茶碗くらいにはする作業。

2023年08月26日 | 「漫画」


上の表は「義母が…僕を見てるっス!」の早苗さん一家の年齢設定です。
僕はもう細かいことは描きながら同時進行でやってるので、どんぶり勘定気味です。
この年齢設定もだいたいこれぐらいという感じに過ぎません。



ちなみに旧作「お前のママ…」を読んで下さったお客さんなら覚えている方もいらっしゃるかもですが、三女・有希は功太の子で末っ子長男・アキラはジュンの子です。
長女・嶺と次女・蘭は早苗さんがもっとも荒れていた頃に産んだ子供で、父親が誰なのか判りません。
現在描いている義母モノでは主人公・琢磨と、そのお嫁さんの蘭ちゃん、義母の早苗さんとの関係までで話を収めるつもりです。
長女・嶺と三女・有希(年齢変更あるかもです)については現時点ではスピンオフで描けたらいいなという望みなのですが。

ちなみに、父親が判明している三女・有希の名は父親である功太の母親の深雪から貰っているという設定です。
あとは末っ子長男のアキラですが、これはもう完全に僕の趣味です。
父親であるジュンは北海道を舞台にしたドラマの主人公から拝借しておりますが、その子供のアキラはオレゴンを舞台にしたドラマの主人公から頂いております。

拝借って…。
恐れ多いことを、ただただ好きだファンだという理由だけでやってしまう。
ずうずうしいですよね。
本当に、人様に何か文句など言えない人生を送っております。