~波の数だけグチらせて!

H漫画家・あかりきょうすけ(灯喬介)の活動日記です。

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2025年02月05日 | 「生活」


画像は今制作中の義母モノ第8話の画像から、三女の有希ちゃんです。

ベルサイユのばらのリメイク映画が上演されてるみたいですね。
観た人の感想だと、これじゃあまりにあんまりだという話も散見されます。
僕が今も最高傑作と信じて疑わない「母をたずねて三千里」のリメイク映画が上映された際に思ったのが「元が完璧なものをまた作る、それも尺を切り詰めてってのは絶対無理だ」という感想でしたので、やはり今回のもそうなるだろうなぁ…と思っています。
70年代から80年代初めまでは「わたくしの視点」ではなく「神様の視点」で描かれた大河長編アニメが多いので、余計に難しいと思います。

ベルばらのアニメ版は、僕の世代だと再放送で出会うことが多かったと思います。
中学時代、僕の隣の女の子がベルばらとはいからさんが通るのファンで、休憩時間は彼女の周りにはその話をする女子が集まってきます。
僕はその集団となんとか会話したいと思ってたので、ちょうど放送されていたベルばらを途中からですが観て、彼女たちの横で会話を聞いてないフリでしっかり聴いてました。

すると、ついにチャンスがやってきました。
「あの新聞記者名前なんだっけ?」
「なんとかピエールじゃない?」
珍しくそこの女の子たち全員がド忘れしてキャラの名前が浮かばないという願ってもない状況が!

僕「たしか記者はベルナール君で、ロベスピエール君は弁護士」
女子「なに?あんたもベルばら観てるの?」
僕「最近見始めたんだ、そこまで詳しくないよ」
女子「すごいじゃん!漫画は?漫画も読みなよ」

まだ中1で下半身うぶ毛レベルですからね、その真ん中に男子ひとりで入るのは難しいしきっと茶化されるし、ボンタン履いてる不良グループにも目を付けられるかもしれない。
だからひたすら従者であるアンドレのポジションを堅守して、女子という母星の周りにいる衛星のように出すぎず控えてときどき横入りして会話していました。
それもあって僕が最もシンパシーを感じそして男としての理想像はその頃も今もアンドレその人なのです。

アンドレ自身は剣も立つし分をわきまえてるし、正義感で我を忘れる主を諭し、苦難も支える大変優秀な男です。
それでもルパンやコブラや冴羽獠などの雲の上のスーパースターたちに比べたら、ほんのわずかですが努力で近づける要素があるわけで、とてもシンパシーを感じていました。

だから僕にとって、たとえばYAWARA!の松田さん、夏子の酒の草壁さんはベルばらのアンドレと同じくヒロインを支えるデキる男たちだと、今も思っています。