画像は今月10日発売の新作から持ってきました。
主人公の嫁さんのおウチの長女です。もう一家総出。
去年の夏に病気をして、食事療法と運動が必要になり外を歩くようになりました。
歩くだけだとちょっと飽きちゃうなぁと思い、2㎞くらい街を回ってから海に行くようになりました。
はじめは釣り人の釣果を見るのを目的とした散歩だったのですが、ちょうど秋の暮れ。
メッキと呼ばれる回遊魚のギンガメアジがイワシを追っているんですね。
で、堤防にいる人のほとんどはイソメなどを餌にした投げ釣りなので誰も手を出さない。
追い方を見てるとサイズも良さそうで群れ自体も大きいとみました。
そうすると眠っていた釣り欲がムクムクと湧いてきて、とりあえず秋だけでも釣りを再開してみようと。
その日は家に戻り、押し入れに入れてある釣り具を点検してみると…まぁ無残な状態で。
当時メッキ狙いで使っていたライトタックルは淡水のバスロッドを流用していたので、ガイドのフレームも海仕様のステンレスやチタンなどではなく錆が出ていて、竿の先端にいくほど中のガイドリングがポロっと取れてしまうくらい朽ちていました。
幸い、ハマっていた頃に買った、エポキシを乾燥させるときに使う低速のモーターがありましたのでガイドの巻替えをして昔の竿をよみがえらせることにしました。
全部のガイドをそこそこ良いものに交換したら4000円弱でした。
もう少し予算を出して最新の設計のエントリーモデルでも買ったほうが良かったと思います。
メッキは手のひらくらいの魚なのでトップガイドだけ高品質なものに差し替えたら、エントリーモデルでも十分楽しめるはずなので。
リールはほぼ消耗品のローラーベアリングを予備と交換し、ラインだけ巻き直せば全く問題ない様子でした。
翌日はまだガイドの修理を開始したばかりで使えるわけもないので、ちょっとロッドパワー的にベストとはいえない春用のシーバス専用ロッドを持ち出し、メッキを狙いました。
秋晴れで天気も良くて風向きも絶好、しかも相変わらず誰も狙ってもいないのでワンキャストワンヒットみたいな状態です。
やや柔らかめとはいえど春用のシーバスロッドでも竿半ばからぐいぐい曲げるなかなかのサイズばかりです。
釣りのリハビリにはこれ以上の環境はないだろうと、海の神様に深く感謝を申し上げました。
ちなみに、部品取り寄せと修理で10日ほど経ってようやく使えるようになったメッキ用のバスロッドですが…。
そこから冷たい秋雨が続き、ようやく釣りが出来る頃にはあれだけいたメッキの群れはどこかに去っていて。
あーあ、仕方ないから今度はアジングもしくはメバルのフロートでもやってみようかな、ということになりました。
体調もこのころからぐんぐん良くなっていったので、本当に能天気な体だなぁと思っております。