何もできないことは貧しいこと

2009-11-06 00:09:38 | 自分の思想をめぐる冒険
貧しいってなんだろう、と考えてみる。


僕たちの頭にすぐに思い浮かぶのは、アフリカとかの発展途上国で食べ物や衣服、住環境の整ってない状態で、飢えで死んでいく人たちであったりするんですが、


まあこれは確かに貧しいです。少なくとも、資本主義という枠組みの中でみると、資本主義の役割が果たされているかどうかわからないですし、きちんとしたことが受けられないいいまま死んで行くんですから。


でも一方で、何かできる力があるのに、それをできないでいるっていうのもまた、貧しいことだと思うのです。


宝の持ち腐れ、という諺があらわしてくれているのでしょうか。


たとえば、誰か困っている人がいるとして、その人に対して何かすることができるのにしないことは貧しいことだと思うんです。

アフリカにいる人に対して何かできないこともまた同じ。

アフリカの人たちにとっての「貧しさ」というのは、「何かを受けることができるはずなのに、それができない状態」のこと、

それに対して僕たちの「貧しさ」というのは、「何かをすることができるはずなのに、それができない状態」のこと。

アフリカの人たちが困っていると思う、そして何か自分にできることがないかと考える。

でも結局は何もしないで終わる、というのは貧しいことですよね。

何かできるはずなのに。


募金でもいいでしょう、「困っている人たちがいます」と啓発することでもいい。
力があれば実際に現地を訪れて、自分のできることをする。

そんな、何でもいいから自分でやってみるということが大事なことじゃないのでしょうか。

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