Akatsuki庵

日々と向き合って

今右衛門と柿右衛門

2016年01月12日 12時27分49秒 | 美術画廊・ギャラリー
年末年始は都内でゆっくりする時間がなくて。

有田焼創業400年記念の十三代今右衛門×十四代柿右衛門展も最終日に訪れた。

私にとって、今泉今右衛門家の印象は鍋島、青という印象。

だけど、当代の展覧会を拝見した時は「雪模様」

伝統的な路線から外れてきたかなーという感じ。

今回は先代の作品で、やはりそういう印象がしたけど、
でも、白い地に青い麦のような色絵の大皿はいいなぁと思った。、

吹墨、薄墨と白い濁手が全くないのも、そういうもんだと見れば芸術性が高く
晩年の吹重ねに至っては、技術の粋が生きつくしたようで、「ほー」と感動した。

そういえば、古伊万里の初期の兎さんが飛んでいるお皿のあれは吹き墨の技法だわなぁ。


対して、酒井田柿右衛門さんの方は伝統を受け継ぎつつ、当代の感性もミックスした作品群。

一子相伝の赤の釉薬も時代を経て、手に入らない材料もあることから、個人としての追究もして守る赤。

やっぱり、柿右衛門の方が好きだなぁ。

と思いつつ、クリアファイルは今右衛門さんの方が工夫していてよかった。


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谷庄『歳末』

2015年12月05日 13時30分16秒 | 美術画廊・ギャラリー
 谷庄東京展 歳末茶道古美術展 12月4日12日(日)まで。

最近は初日か2日めに訪れる。

てか頭に「初日❗」とインプットされている。

昼休み、早めに抜けて銀座へ🏃💨

と、客がいない❗

正確には一人いたのだが、
とにかく閑散として、びびってしまった。

2年前と同じ。
初日の13時過ぎに行ったらガラガラだった。

やはり、午前中の開店後がすんごく混んだらしい。

店員曰く「もう誰が誰なのかわからないくらい」

その波が過ぎ去ったところだった。

そのせいか、品揃えがちょっとイマイチ~😢

煙草盆と煙管と火入のセット、やたら多し。

煙草盆の種類がいろいろあるのは勉強になるし、
煙管も変わったのかま手頃な値段であるのはいいのだが。

後で「煙草盆がたくさん出てますね」と店員さんに言ったら
「歳末はまぁ、多く出していて~」
と、しどろもどろな返事。

あれはきっと、開店直後には別の物があって
午前中にば~っと売れちゃって、
苦し紛れにディスプレイを整理したんじゃないかな。

釜や環があったのだろう。

釜一つだけ、それも切合用ってのは不自然だ。

炭斗が2つ。羽箒が数本。
組釜敷が2枚か3枚。

いずれも午前中の常連客のお目がねから洩れちゃった。

的な?

そんな哀愁があった。


飯盒型の茶箱せっと。
欅材か桐材か。拭漆で中蓋つき。

悪くないけど、三桁だし。食指動かず。

前回の茶籠はお買得だった~🐤と呟いたら、
沈黙があった。

たぶん、午前中はあったのね。

お座敷は茶杓が多かったなぁ。

藤村庸軒のがあったけど、、、
モノだけ見ても、価値はいっこうにわからない。

逆に外箱さえ“らしく”揃えれば、、、いやいや失礼なことを考えてはならない。

かろうじて、水指がよかったなぁ、

表の備前? ハンネラ、高取焼。


やっぱ、訪れた時間が(品薄タイムということで)悪かったかなぁ。


とか思いつつ、店員さん以外は誰もいないお座敷で
吉はしのお菓子(←美味しい!)と古い朝日焼のお茶碗で一服いただいた。


金沢の方は新幹線効果でたいへんな賑わいだとか。

宿泊場所が足らないみたい。

谷庄さんは近江町市場のご近所さんだそうで、お店の前とか観光客が多いようで。


来年、新幹線のことが一段落したら、ゆっくり再訪したいもんだ。


あ、そうそう。

忘れてはならないお軸が一つ。

久隅守景の恵比須様。

ちょっと細身で鯛をひっかけた竿を肩に掛け駆け出そうとしている。

やっぱいいわぁ。

先客はずっとこれを眺めながら店員さんと話していた。

売れちゃうのかなぁ。


次は日程を予測して、初日の開店直後をねらってみるか。
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飛来一閑展

2015年10月11日 11時45分31秒 | 美術画廊・ギャラリー
三井記念美術館に行ったついでに寄る。

高い~

歴代の展示よかった。
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もろもろの情報

2015年10月07日 13時55分05秒 | 美術画廊・ギャラリー
お茶会に行かなくなってから、ギャラリーの情報に鈍感になってしまった。

今週は日本橋三越6階で飛来一閑展、やってます。13日(火)まで。
月曜までだったら、添え釜もあるみたい。

10月21日(水)~27日(火)は『利茶土窯30周年記念展 PARTII 利茶土の茶陶 還暦展』も。


いずれも、詳細はこちら


あ、昼休みが終わってしまう。

ゲストハウス考を書きたかったのに。

留守中、10/4朝に放映されたNHKのサキどり↑の録画を見て、→こちら

「ん?」と思ったの。

ゲストハウス=交流の場 という捉え方ばかりが強調されて、なんだかなぁ。。。と思った。

確かに、2008年は全国でも200件弱しかなかったのが、今では550件近くと倍増し、
しかも急激に増えつつあるという。

見知らぬ人との出会いって、いいことばかりじゃないしね。


1人でいることを阻害されないドミトリーと、交流をメインしないゲストハウスだって、
あるんだけどなぁ。

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谷庄「茶碗」展

2015年07月04日 06時31分27秒 | 美術画廊・ギャラリー
☆谷庄 東京店 サイト
 『茶碗』展 ※7月4日(土)まで

初日の午前中に行こう!と思っていた。

だけど、朝からの激しい雨と今ひとつ体調が思わしくなくて。

午後は虎ノ門でどうしても行かないとならない用事があるので、
レインコートにレインブーツ、長傘というほぼ完全雨装備で昼過ぎに自宅を出た。

都心に着いたら、雨はほとんど止んでいて。
1時間弱の所用を済ませ、、、うーん、どうしよう。

人混みは避けたいなぁ。帰りも交通機関が混乱しているかも。
だから、直帰しよう。

と思う心とは裏腹に銀座線に乗り、銀座で下りて中国人の観光客の間を縫いながら数寄屋橋交差点へ。

本心は行きたかったらしい。谷庄さんへ。

茶碗だけじゃないけど、ほぼ茶碗。

でもね、まずは御所籠とその中の一揃いのセットに目が行ってしまった。

たぶん、江戸時代だ。
小さい茶碗が2つも。そして仕覆も揃ってる。
茶杓なんて、象牙だよー。

美術館の展示室にいてもおかしくないセットが二ケタ。3桁手前。。。

聞いたら、谷庄東京店での展示会ではあまり茶籠は出ないらしい。

心がぐらんぐらん。。。。

先月、メガネを自分にプレゼントしてしまった~という後ろめたさ(?)がなければ
かなりやばかった、かも。

だってさー。黒い茶碗は6代の大樋さんだったし。


そうよ、茶碗を見ようじゃないか。

左入の黒楽平茶碗かぁ。。。

聞こえてくる会話は○入の商談。
ちらっと、遠目で手にあるものを見る。  なーるほど。

仁清の天目茶碗。2つ。 でも、仁清ぽくない。 イヤ。

てか、仁清の色絵が出ていたら、腰抜かすなぁ、きっと。

薩摩のお茶碗。文様きれい。でも、重かった。

やはり、初日午前中のスタートダッシュはあったようで、すでに出物は売れたらしい。

展示品の補充が忙しいらしい。

奥に入る。

青磁の天目茶碗に倶利の天目台。 天目の底が小さすぎて、天目台以外に置けないよー。

瀬戸黒が立派だなー。でも、金シールが。売約済みかなー。それとも絵葉書になっているから非売品かな。

と、後ろから店員さんの声がかかる。

「Akatsukiさん、そのノンコウの楽印はよく見てくださいね」


ゆるーい四方の黒楽茶碗。

両手で持つとわりあい軽い。ひっくり返すと、高台の真ん中にくっきりと楽印が。

紛れもなく道入の印だそうで。←道入の印なんて、まだ覚えてないよー。

高台の鋭い削りもノンコウならではの特徴らしい。

美術館では高台の裏なんて、なかなか見れないからなぁ。
(たまに下に鏡を置いている場合もあるけど、ノンコウさんでそれ見たことない)

無性に楽美術館の触れる体験会に出たくなった。

他は乾山の茶碗に黒織部の茶碗もあった。

萩茶碗も。

高麗茶碗は伊羅保に半使、御本、粉引。


あれ? ちょっと物足りなさを感じてしまうのはなぜだろう。

茶碗って、一番買いやすい、そして売れやすいから、市場がよく回転するので、
茶碗展てのも、それゆえの難しさもあるのだという。

人気の志野茶碗と井戸茶碗は揃えられなかったそうだ。

京焼の綺麗ところもなかったなぁ。←色絵茶碗のことデス。

九代の大樋さんの茶碗が3つばかし出ていたし、私が呈茶でいただいたのも九代大樋の飴釉の平茶碗。


背景を思うと、そろそろ市場に出回ってくることは予想に難くない。
もう少ししたら、おそらく。。。。と、その予測は敢えて避けることにする。


やっぱ、あの御所籠はかなりのお値打ち品だなぁ。


でも、今の私には使いこなせない。

せめて自分の点前に自信が持てるようにならないと。

★谷庄バックナンバーリスト
2014年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2014年7月 谷庄「夏の懐石道具」展→こちら
2013年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」展→こちら
2013年6月 谷庄「茶入」展→こちら
2012年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2012年7月 谷庄「茶席の名脇役」→こちら
2011年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2011年7月 谷庄「寄付掛けと茶器」→こちら
2010年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2010年6月 谷庄「釜と炭道具」→こちら
2009年7月 谷庄「懐石の器」展 →こちら
2008年7月 谷庄「茶杓」展 →こちら
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古田織部展

2015年01月14日 06時59分28秒 | 美術画廊・ギャラリー
☆松屋銀座8階イベントスクエア 『没後400年 古田織部展』 サイト
 ※2015年1月19日(月)まで

やっと、今年の茶道具展遍歴がスタートした。

まず、手始めは織部展

ハッピーマンデーの夕方というのに、会場は結構な賑わい。

入ってみると、まずは派手な陣羽織や奇抜なデザインの兜が目を引いた。

あれ? 遠州展みたい~と思った。

考えてみれば、7年前に小堀遠州展、4年前に上田宗箇展が同じ松屋の正月展覧会にかかった。

いずれも織部の弟子である戦国武将。
ノリが同じなのも致し方ない、か。

と思いつつ、復元品も混ざっていたので、その辺りは適当に流しながら先に進む。

南蛮屏風もあって、まずは織部が生きた時代背景から入っていこうとするところは
一般ウケを意識した百貨店ならではの展示手法。


利休の消息が出てくる。


ん? あれ~、なんかテレビで、、、はて?

なんて考えていると、横から「あれは高いねんでぇ。利休ってったら、秀吉ばりに高い」。

何やら骨董の値踏みの会話が

ちなみに、オッサン2人。 さすが会場が銀座の百貨店だけあるなぁ。

時節柄、初釜帰りと思われる着物姿のご婦人多し。

あれ?羽織袴の若い男性も。 成人式の帰りにしていは、ちょっとお年が上?

あとはコミック『ひょうげもの』ファンとおぼしき方々も~


松屋ということもあるけれど、客層の幅広さがまさに“織部”的。


そして、織部焼をはじめ焼き物がいっぱい。

唐津焼とか高取焼とか。

御所丸茶碗。ほー。古田高麗と同じティストだなぁ。

同じ形の円筒型のノッポの茶入が2つ並んでいたり。


出品も野村美術館がちょこっと、田中丸コレクションもちらほら。


途中には京都市考古資料館の出土品がバーン。


確かに、見覚えあるよー。


だけど、半分以上は個人蔵。

その中には骨董系の茶道具商からの出品もある。
(てゆーのは、年末に訪れたところで「ウチからもけっこう出してるんですよ~」と聞いちゃった)

だから、値踏みもしていいノダ。

だから、所蔵がわからないものにどうしても目がいっちゃったかなぁ。

もちろん、個人の素封家のコレクションも混ざった「個人蔵」なんだけど、
その辺りの見極めはめっちゃ難しい。


そんな感じだから、

野村美術館の「餓鬼腹」があまりにも普通に並んでいたのが、すごくビックリだった。

餓鬼腹が来ているのは予め知っていたから、「どこかな」と探しながら見ていたけど、
把握していなかったら、ぜったいスルーしていたなぁ。

歪みがあって、おもしろい模様があるデザインの茶碗はたくさん出ていて見ていて楽しい。

でも、展示リストなしであれだけ見せられても印象に残りにくいよなぁ。

これは絶対に図録買わなくちゃ。
 (遠州展でも宗箇展も購入した)

出口で図録購入。2,100円。
フツーに美術館の図録価格。 招待券で入ったから、これくらいは仕方ない。

帰宅して、ぱらぱら~と見ていたら、人物の燭台とか古田高麗が掲載されている。

あれ? あったっけ?
いや、見ていない。
NHKでもテロップで「古田高麗は出品されていません」とあったっけ。

図録をよくよく見ると、
「必ずしも図録掲載のものがすべての展覧会で出品されるわけではない」
という主旨の記述あり。

あれ?

てことは、今後の巡回展では古田高麗が出るかもってこと?

まだ熟読してないから、なんとも言えないけど、
今回の松屋の展覧会、落語で言えば前座か二つ目くらいで
真打ちは出ていないのかもしれない。

というわけで、今後の巡回情報をチェック。

 ※古田織部展の巡回情報
2015年3月2日(月)~4月12日(日)   奥田元宋・小由女美術館
2015年10月10日(土)~11月23日(月祝) 佐川美術館 

なるほど、秋は滋賀県守山市への訪問を念頭に入れた旅計画を練るべきなのかもしれない。

図録も読んで勉強しとこ。

グッズもあった。

私の道楽の一つに
クリアファイル収集があるが、
それを刺激するファイルを見っけ!

茶碗に餓鬼腹、茶杓。

ただ写真が印刷されているのではなく、
実物大の写真。

おぉ~。

2種類とも購入。


入り口で渡されたチラシをみると、

三連休+前日の4日間にお茶席があったそうな。

前振りの展覧会チラシに記載したら、殺到するから開幕まで伏せておいたのかなぁ。

最近、一般向けの茶席はちょっと苦手なので、
とくに残念に感じることはなかった。

あと、某流派の若宗匠点前のVTR。
最後の挨拶が「お目だるうございました」←字幕テロップあり。

思わず、プッと吹き出してしまった。

武士道は謙遜の美学があるのかもしれない。

だけど、「相手の目をだるくさせてしまった」と思うなら、
最初から点前をするなよ。
↑心の中でツッコミを入れてしまうワタシ。

お決まりの言葉かもしれないけど、違和感。

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 ★ご参考
 平成20年(2008)正月 『大名茶人・遠州400年 小堀遠州 美の出会い展』
 平成24年(2012)正月 『上田宗箇ー生誕450年記念-武将茶人の世界展』
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谷庄「歳末茶道古美術」展

2014年12月09日 08時00分22秒 | 美術画廊・ギャラリー
☆谷庄 東京店 サイト
 『歳末茶道古美術展』
 ※12月13日(土)まで

12月に入ると、どうしても訪れたくて仕方ない。(買わないのに。。。)

今回は昼休みに訪れる時間がないので、
稽古を早く上がって銀座に寄った。

土曜の午後4時、賑わってた。

よくわからないけど、お買い上げしていきそうな方々がずらっと。
(ちょっとビビりました~)

前日からの開催だったんだけど、
有名どころ~家元関係(上○宗○流とか千○屋氏)は
初日にいらしたのだそうな。

そういえば、最初に見始めた時、「鐶が少ないなぁ」と思ったら、
「昨日、ずいぶん売れちゃったんですよねぇ」。

私にとっては高価でも、VIPにはポケットマネーで買えそうなお値段だもんなぁ。

どんなのが出ていたのかなぁ。

茶釜も点数が少なかったけど、こればそんなに売れないだろうから、
最初からこんな数点だったのだろう。


やはり、冬場ということで炭道具が目に付く。

羽箒。
上半分が白、下半分が黒のツートンの羽根があった。

この秋、どっかの美術館~あ、検索したら湯木美術館!~で見たのと、たぶん同じ鳥。

「大鳥」で不明だったけど、こちらはちゃんと鳥の名前が書いてあった。
なんという鳥が忘れちゃったよ~。

南方の鳥さんで、「ネットで検索すると出てきますよ」とのこと。
でも、肝心の名前を忘れちゃ、お話しにならない

他には鸚哥(インコ)の羽根が細くてキレイだったなぁ。

煙草盆に添えている煙管(キセル)が結構、出ていた。

「中川浄益造」もあった。
これもフツーには製造されてないしねぇ。
真ん中の木の部分は作り替えているのかも。

煙管って茶道具じゃないけど、浄益はこういうのも手がけていたのかぁ。

でも、骨董屋で見繕った方が安く入手できるような気もする。

あとね、振り出しが2つ。

ん?振り出しだったかな?
煙草盆の近くにあったから、別の用途かも。

モノより、網袋に注目!←ちょっとワケありでして。

複雑な編み方。

来年はレース糸で、もっと単純なものに挑戦しようかな。

形状をもっと観察しとけばよかったな。



蓋置。三笑のが重かったけど、凝った造りで面白かった。

掛け軸は、、、茶臼の画賛がよかったなぁ。


昨夏に見た仁清の天目~京都の大徳寺三玄院に納めた天目の一つ?~またあった。

前回と同じものかな?

ちょっと違うような気もする。

この前、出光美術館でも見たような気がする。

根来(にしては薄挽き)の天目台も添えてあった。

(触ってよかったので、台の上に載せてみた)

仁清の茶碗、やっぱフォルムがいい。

天目のあの形は同じなんだけど、なんとなーく上品。
仁清らしい。

と思いつつ、「本物かな?」とか思う。
250万円はたいて、仁清。

そういう思い切りはたぶん死ぬまで出来ない。

茶碗といえば、宗入の黒楽もあった。

あったけど、、、

茶箱発見!

と思ったら、茶通箱。

小ぶりで紐ついている。

実用として使われてきたものなんだろうなぁ。


変換できない「キンマ」。
「金馬」と書いてもよいらしい。

高坏みたくなった四方のお盆がおしゃれ。

棗形の螺鈿茶器。

細かい。でも、螺鈿は日本ぽくない。中国の手っぽい。
でも、中国には「棗」形はない。

謎。(日本から発注して作らせた? 国内で中国っぽく作った?)

茶杓は「餅つき」という銘の太いのと、仙叟作のがあった。やはり金沢だねぇ。


お呈茶では「吉はし」のお菓子はいただけなかったけど、
明治頃の白薩摩のお茶碗でお茶が飲めたので、ラッキー。

帰りに表のショーウィンドウの写真を撮ったら、ことのほか精密に撮影できちゃって。
ちょっとドキドキした。

ブログには小さくしてUpしたので、よくわからないと思うけど。


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和菓子の東西

2014年11月28日 05時55分50秒 | 美術画廊・ギャラリー
☆虎屋文庫 虎屋ギャラリー
 甘い対決「和菓子の東西」展 サイト
 ※11月30日(日)まで

赤坂の虎屋ギャラリーに企画展がかかるのは年に1回か2回。

最近は忙しくて、かなりご無沙汰していた。

今回も無理かなーと思っていたのだけど、
やはり気になったので、ちょっと無理をして寄ってきた。


なぜならば、やっぱり桜餅はお米(道明寺粉)だと思うから。

子どもの頃からずっと和菓子が苦手だったワタシが唯一食べられたのが、桜餅。

なんでかなー。
道明寺粉が甘い餡子を包んでマイルドにしてくれるから?


二十歳過ぎの頃は関東に住んでいて、
先生のお宅でホームパーティーがあって、
差し入れを~と思って、デパートに行ったら「桜餅」とあったので、物を見ずに購入。

↑スマホもそうだけど、当時から決めたら思い込みが激しい?

先生のお宅で開封してビックリ

なんだ、このクレープみたいなものは~

こんなの、桜餅じゃないっ

しかし、周囲は「これは桜餅だよ」

え~っ

その衝撃の大きさは今も記憶に鮮明に残っている。

関東の桜餅はやっぱり好きじゃない。

もっとも、桜餅だけではなく、

煎餅も違うし←ただ、ワタシの感覚では煎餅は関東の!(草加煎餅のようなもの)
瓦煎餅のようなのは、ちょっと違う、というような。

金太郎飴も違うし。

金鍔と銀鍔。


串団子も違うの?

ぜんざいも? 心太(ところてん)も?

「すはま」と「すあま」も~


だけど、ひな菓子は菱餅だよ。
引千切(ひちきり)は京都限定ダ 関西スタンダードではないっ

粽と柏餅はなるほど、とは思う。

煉切(ねりきり)と「こなし」の区別は茶道文化検定で勉強したけど、まだわからん。

月見団子も~
幼稚園、小学校は関西で過ごしていないから、丸い白団子がワタシの“常識”だなぁ。

紅白饅頭も紅白で違うの?

などなど、純粋な関西育ちではなく、国内あちこちを転々としたワタシの常識は
まったくスタンダードではないことを改めて思い知った。

見ながらツッコミを入れたり、感心したり、同調したりとなんか楽しかった。



京都と東京にお店を持つ、老舗中の老舗の虎屋さんならではの展覧会。

虎屋ギャラリーは無料な上に詳しい冊子をくれるのが嬉しい。(ハンドブックサイズだし)

和菓子のこともちゃんとお勉強しないとね。

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★虎屋文庫バックナンバーリスト
2011秋 『和菓子を作る展 職人の世界』→こちら
2010夏 『和菓子の歴史』→こちら
2008初夏 『源氏物語と和菓子』→こちら
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楽雅臣展

2014年10月17日 09時30分17秒 | 美術画廊・ギャラリー
樂雅臣 個展「ひつ 〜stone box〜」
銀座西五番街「GALLERY 座STONE」 ※10月26日(日)まで サイト


大西清右衛門さん展の受付にチラシがあった。

前回の個展と同じジンバブエの黒石。

細長いオブジェなっていて、

大きな大きな香合のよう。

一つだけ蓋と身を分けてあった。

パッと見、「棺桶みたい」と思ってしまって、
失礼だなと思い直したけれど、
よくよく考えてみれば「櫃(ひつ)」。

あながち的外れでもない。

樂さん曰く「くり貫いた側は水を張って、蹲踞にも使用できます」。

やはり、お茶の世界の人だなぁ、と思った。

経歴を見ると、陶芸の勉強もされたようだし。

一見、近未来的な石の彫刻も
露地にさりげなくあっても合うかも~。


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大西清右衛門さん襲名20周年

2014年10月16日 13時26分48秒 | 美術画廊・ギャラリー
もう終わってしまったが、
日本橋三越本店の美術特選画廊で
大西清右衛門さんの襲名20周年記念展を見てきた。

ん? あれ?

15周年記念展は2008年だったような気がする~

まぁ、いいや。

今年は正月から伊勢丹で歴代の茶釜展を開催されたり、
ラジオ番組に出演されたりと活発なご当代。

今回も最終日を除く6日間、ギャラリートークを開かれた。

【参考】
10月8日(水) 「釜の歴史:京釜とは」
10月9日(木) 「釜の肌と紋様」
10月10日(金) 「やつれと覆垂─名残の季に見る─」
10月11日(土) 「釜の扱い:釜の修理、修復」
10月12日(日) 「釜の蓋のはなし」
10月13日(月) 「釜の音─鳴り音の愉しみ─」

私は残念ながら、ラストの1回しか聴けなかったけど。

展示されていたのは、歴代や昔の茶釜の写しが中心。

きっちり、精密な造りがご当代らしいなぁ、と思った。

どれも見覚えのある茶釜のフォルム。

このblogをじっくり辿れば、必ず感想が書いてあるはず。

だけど、いちいちblogを参照しながら見ることも出来ないので、
感覚と記憶を頼りに鑑賞。

鶴の釜、海老の釜は美しい。
織部筋釜も。

いずれも本歌は二代浄清。

特に海老ノ釜。

離れた場所に1つずつ、2釜。

1つは新作、未使用品と思われる。
もう1つは既に納品され、使われた釜を
展覧会のため、施主さんから借りたもの。

やはり、使われる事で釜の風格がついている。

胴に施された線、海老の髭の先を思わせるラインもステキ。

八景釜。
先日、泉屋博古館で有馬六景釜を見たけど、
景色の絵がほとんど判らなかった。

なるほど。本来はこうなっているのか。

札裏には「坐忘斎好」とあったけど
写しの鯰の釜。
ぬめっとした曲線、糸目、鯰のカンツキがかわいい。

源氏香釜(←施主は松栄堂さん)も参考展示されていた。
以前に見た時は“使った感”がなかったけど、
今回は明らかに“茶席で使われた感”がうかがわれ、
やはり、使ってこその味わいが出てきているように感じられた。

あと、興味深かったところは釜蓋。

ケースに入っていないものはちょこちょこと蓋を持たせていただい。

摘まみの細工が凝っていて、本歌とは違っていたり、
キズ跡など、おそらく再現させただろうと想像できる細工がしてあったり。

釜蓋のギャラリートークも聴きたかったなぁ。

釜音、鳴り板の話も面白かったけど。
(空炊きって、けっこう簡単にやっちゃうミスだったのね。気をつけないと)

そのほか、蓋置や火箸、花入も。

火箸は重かった。
これで手前をするのはけっこう指の力が要りそう。

花入は片手じゃ持ち上がらないくらいに重い。

茶釜の方が造る周辺道具だなぁ。

ますます、茶釜が好きになった。


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★大西清右衛門美術館バックナンバーリスト
 2014年9月 『十代浄雪と奥平了保』
 2014年5月 『千家伝来の茶の湯釜』
 2014年2月 『新春の寿ぎ -福をよぶ吉祥の茶道具-』
 2013年10月 開館十五周年記念『初代浄林・二代浄清』
 2013年3月『大西家の近代-浄長・浄中・浄心-』
 2012年11月『京釜の粋-三条釜座、釜師の技と名品-』
 2012年5月『茶の湯釜歳時記』
 2012年2月『釜師 大西家歴代』
 2011年10月『釜をとりまく茶道具』
2011年5月『吉祥の釜』
 2010年9月『茶の湯釜にみる朽ちの美』
 2010年5月『風炉を楽しむ』 
 2009年11月『千家十職 大西清右衛門家の釜と金工-茶の湯工芸の伝統と創造-』『寺院ゆかりの茶の湯釜』
 2009年5月『開館十周年記念 釜師 大西清右衛門の目 それぞれの所蔵品から』
 2008年10月『開館十周年記念 釜師 大西家歴代展』
 2008年3月『風雅-茶のなかにみる意匠』
 2007年11月『茶人と釜』

 『釜師 大西清右衛門の世界』 (美術館「えき」KYOTO)
 2008年11月『千家十職 釜師 十六代 大西清右衛門展-襲名十五周年を記念して-』(日本橋三越本店)
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『月夜の茶会・茶道具展“風”』

2014年09月27日 06時20分28秒 | 美術画廊・ギャラリー
月夜の茶会・茶道具展“風”
銀座一穂堂 ※10月4日(土)まで

入口でまず竹の水指に目を奪われた。

竹の根っこあたりで作った軽い水指。

でも、売約シール。

そうして、扉を開けて中へ。

茶会から遠ざかり、
自分の中で茶道具を買おうとする意欲が薄れている中で

何に興味が惹くかしらん♪

戸惑いながら見ていくと、

茶箱にやたら目が止まった。

紐がついた既製サイズではない茶箱。
お求めやすいお値段だわ。

ギャラリーの方に蓋をあけていただく。

ちょっと硬い。←あけづらい。新品だから。


ウーム、イメージがわからないなぁ。

と思いつつ振り返ったら、「あら、ステキ♪」

輪島塗の茶箱セット一式。

丸箱に茶碗が2つ、ひとつは竹材、もう1つは欅材。軽い♪
細長い茶器~しっかり中蓋がついている。←だから、抹茶もこぼれない。

折り畳み式の茶杓を収めた茶杓筒。
小さい茶筅を容れる茶筅筒、茶巾筒。

振りだし。

丸い茶箱にきれいに収まる。

お値段もこのセット一色にしてはお買得。


欲しい♪


容れ物(容器)は茶籠でないと、
茶碗は焼き物でないと。

焼き物である以上、持ち運びには仕服に包まないと
入手した茶器も中蓋が緩いから仕服に入れて固定しないと!!

今まで悩んでいた固定観念を完全に覆す衝撃のセット。

そして、それを作ったのは、入口の竹製の水指を作った作家さん。

はまりそう~


とりあえず、ヒントもらったなぁ。←my茶かご揃えの

焼き物はね、辻村さん親子の共演がいい。

あ、地階の「茶席の着物と帯展」に行くの、失念したぁ。



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平成の柿右衛門

2014年07月29日 13時26分35秒 | 美術画廊・ギャラリー
今頃は撤収間近!?

三越日本橋本店で
十五代酒井田柿右衛門さんの襲名記念展を鑑賞。

代々受け継がれた赤絵。

でも、先代とも昔の柿右衛門とも違った印象。

とても柔らかいタッチ。
優しい~という感じ。

ホトドギスの意匠がとてもよかった。

水指や花入といった茶道具もあるけど、
やっぱり柿右衛門さんはお皿がいい。

鑑賞用として、絵画のように飾りたい。

でも、現実的には小さい花入?

なんて、想像の翼を広げながら見ていた。



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夏の懐石道具展

2014年07月08日 08時10分08秒 | 美術画廊・ギャラリー
谷庄東京店(銀座)の夏の展示会。

今回は懐石道具。

何年かぶりとのこと。

向付が集まったから~の企画。

確かに、美術館や博物館にありそうな
織部や染付。

見事。


でも、私はお椀に興味がいった。

軽い、薄く挽いたお椀。

漆が少し変色していて、
長年に渡って、大事に使い込まれた風格。

中には重たいお椀もあったけど、
それが作られ、使われた背景にストーリーがありそうな。


吉田屋の蓋置、よかった。


よしはしの琥珀羮、おいしかった。

今週の土曜まで。


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★谷庄バックナンバーリスト
2013年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2012年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2012年7月 谷庄「茶席の名脇役」→こちら
2011年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2011年7月 谷庄「寄付掛けと茶器」→こちら
2010年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2010年6月 谷庄「釜と炭道具」→こちら
2009年7月 谷庄「懐石の器」展 →こちら
2008年7月 谷庄「茶杓」展 →こちら
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永楽さんのお茶碗

2014年05月24日 06時32分57秒 | 美術画廊・ギャラリー
『16代17代 永楽善五郎作品展』」
丸善 日本橋店 ※5月27日(火)まで サイト

ほとんど、お茶碗。

永楽さんのお茶碗といえば、
京都の月釜では結構出てくるという印象がある。

お高いけど、樂さんに比べればまだ手が届くお値段で
「ちょっと自慢したい、よいお茶碗」という感じ。

主茶碗ではないけど、替茶碗の一番手。 失礼

とても親しみやすいの好き。

でも、交趾の皆具はさすがなお値段だった。

某流派の歴代の一行物もそうだったけど、
当代より先々代あたりの方がお安かったりする。

こちらもそのようで、
当代より先代の即全さんの方が買い求めやすいお値段。
(単純に、新品ではなく「中古」だからか?)

ぼーっと見て、「京都の月釜行きたいなぁ」と思った。

無料だし、最終日以外は20:30までやっているから訪れやすし。


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海峡をつなぐ陶匠

2014年03月19日 08時31分06秒 | 美術画廊・ギャラリー
『海峡をつなぐ陶匠 400年の旅』
韓国文化院 ※3月22日(土)まで

昨日、中野で研究会に出席した帰り道。
新宿で丸ノ内線に乗り換え、四谷三丁目で下車。

春一番の風が吹くなか、南西へ歩く。

韓国大使館も入るビルに足を踏み入れるのは少し緊張。

幸い、前日の朝日新聞夕刊で紹介された影響もあり、
見学者多く、フツーに鑑賞できた。

約400年前の安土桃山時代、秀吉の朝鮮出兵の折り、
彼の国から連れてこられた陶工たち。

その中の二人、李参平と沈当吉に焦点をあてた展示。

前者は有田の地で伊万里焼の基礎を築き、
後者は島津家の保護の下、薩摩焼を発展させる。

共に鎖国下の江戸時代において、
幕府はもとより海外にまで認められる
精巧かつ優美な陶磁器を生産し続け、
現代も子孫によって、受け継がれている。

作品は駒場の民芸館からの出品多く、
2家それぞれに伝わる作品も。

李家は金ケ江家、沈氏は沈壽官家。

歴代というわけにはいかなかったが、
三代前の香炉はあった。

作品はそれなりに今まで鑑賞してきたので、
むしろ歴史をまとめたパネル展示のほうを興味深く見た。

冊子もあったので、いただいてきた。

隣国とはいえ、難しい関係がある中で
歴史を踏まえながら、伊万里焼や薩摩焼を愛でることは
とても大事なこと。


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