藤村洋子先生のブログを見たらそこにお二人の訃報が書かれていた。
お一人は短い間だったが元クラスメイトで、その頃から闘病されていた。
博識で色々なことを教えていただいた。
段々と目の具合が悪くなり思うように縫えないのが切ないとも言っていた。
そしてお教室を辞められた。
その後お会いしたのは2度だったか。
ご冥福をお祈りします。
もうお一人は木村公子先生。
ハーツ&ハンズでお世話になった。
始めの頃、まだ末っ子が1歳半だったので私は東京まで通えず通信教育でキルトを習った。
その時の添削の殆どが木村先生で、的確で分かりやすいコメントをいただいていた。
講師科になり東京へ通うという気持ちになったのも木村先生のおかげと言ってもよいくらいだ。
木村先生は美しくお洒落で、1番印象的だったのがサックスブルーのスタンドカラーのブラウスを着ていらっしゃった時だ。
「そのブラウス、素敵ですね」と言うと「ありがとう、これはね古着なのよ」とおっしゃった。
そのブラウスはすらっとしたお身体にぴったりであつらえたように見えた。
ハーツの先生方は皆お洒落でそれぞれに個性的であったが木村先生もまたそのお一人であった。
先日、クローゼットを整理していたらフックに掛かったバッグを見つけた。
ああ、これは使いやすいのよね、また使おうと取り出した。
それがこれ。
クラフトのお授業で作ったものだ。
木村先生のデザインである。
あの頃を思い出さずにはいられない。
ご冥福をお祈りします。
ブログでお知らせしてくださった藤村洋子先生には感謝いたします。