先日阿曇族について書いてから、色々浮かぶことはあるもののまとまらなくて、なかなか書けませんでした。
昨年、長野の安曇野や九州の神社を参拝しましたが、点と点が繋がる感覚があり、神話で語られるタケミナカタ神、海人族の阿曇族、鬼と呼ばれた人々、土蜘蛛、九州で古代に起きた磐井の乱、大分、宮崎、阿蘇に伝わる鬼伝説、などなどが頭の中で色々と勝手に繋がりました。
先日のブログの続きですが、志賀海神社の神事を動画でみていたら、八乙女という巫女の方がでていました。↓
巫女の八乙女は年配の方がされていました。
八乙女から、福岡の八女市を思い浮かべ、八女大王=福岡県八女にいた古代豪族、磐井の君が思い浮かびました。
八女や磐井の君と安曇野は関係があるのではないか?と思って調べてみました。
すると、志賀海神事をする海の神様の総本山で祭祀をする阿曇族が、長野の安曇野に移り住んだ最大の理由は、磐井の乱の敗北にあるかもしれないと思いました。
磐井の君は阿曇族は繋がりがあったようです。どこか神話の国譲りであるタケミナカタ神が長野に行った話と重なります。タケミナカタ神は、九州王朝の大乱にちなんで、九州の一大豪族が長野へ移動した話を神話に盛り込んだのではないか?とさえ思えました。
福岡県の八女にあります磐井の君の古墳は、九州にある古墳の中でも最大規模であり、磐井の君の力の強大さを物語ります。磐井の根拠地「八女」にあります岩戸山古墳は、磐井の生前から墓として造られていたようです。
しかし、磐井の乱の敗北によってか、その古墳があります石人・石馬は、破壊されて首が無い・手が無い状態のようです。タケミナカタ神は、タケミカヅチ神に負けて手をもぎとられ信濃に追いやられた話に繋がります。
岩戸山古墳という名前ですが、大和朝廷への敗北を機に、九州で強力だった磐井の君に関わる阿曇一族の勢力をもぎ取るかのように、海の一族を岩戸の山に閉じこめたイメージもあります。
磐井の周りには巨大な古墳を造る優秀な石工や石割りが居たことも想像できますし、彼らは、鉄を作る技術を持ち合わせており、糟屋一帯に大規模な灌漑などもおこなっていたようです。灌漑に関しては、阿蘇の灌漑の話もありますが、長野にもあるようで、また後日書いてみます。
磐井の乱は、以前書いたブログに貼り付けたアニメがありますので興味あれば是非見てみてください。
詳細はWikipediaにも載っています。
つづく
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