F(t)麒麟山Racing 女池支部の記録

社会人になって始めた自転車ロードレースの成長の軌跡と、シクロクロス全日本チャンピオンへの道のりを綴るブログ。

のっとれ松代城

2008年03月09日 | 大会
城主なれず。4位でした。消防士、自衛隊向きコースだった。いや~悔しい。

-----------------------------レポート

「のっとれ松代城」に初参戦した。町の冬祭りの1イベントして行われるため、会場は大賑わいで雰囲気はすごくいい大会だった。レースの参加者は380名ぐらい。なかなかの規模だ。

会場でTEAM白樺の樺Sさんとラン仲間、T花と合流。まずはどんなコースかを把握するために試走にでた。アランさんからいただいた差プリや、昨日お風呂で交換浴を行ったおかげで体は動く。コース距離は3km、序盤はピステで固められたコースだ。下り基調だが、心臓や脚への負担は大きそう。500m程度走ったところで最初の障害、馬落しだ。高さ1.5m程度の雪の壁が5つある。壁と壁の間は数メートルで助走できない。何人か通過すれば足の踏み場ができるだろう。再び会場に戻るコースとなり、そこには高さ5mぐらいのロープ越え、これは問題ないだろう。間髪いれずこんどは高さ1mの壁が数段続く砦。これも問題はない。
その後アスファルトのロード区間が長い。700mぐらいはあるか。渋海川の橋を渡ってから城まで一気登り。勝負どころだろう。城の麓でタイヤにつかまって谷を渡るアトラクション、下はピステで固められ、落ちたら打撲するんじゃね?あとは城への激斜(40度以上!45度?)を登ってゴール。ここは見ただけで試走せず。

かなり笑える開会式を経てスタート。直後はすごいペースで展開。スタート時の一発屋も含まれる先頭集団はすごい。人口密度も高くまさに格闘技状態。序盤から心臓は血色まじりのオレンジゾーン!ピステで踏んである雪面でも、路肩部は危険。自分の前後の選手が膝まで埋り、勢いもあって吹っ飛ぶ(笑 そして最初の障害の手前で先頭集団で6番手につける。ここまで狙い通り。
ところが・・・

一個目の壁は勢いでクリア。よし!二個目の壁には、足で踏んだ跡が無く、勢いで飛びつくが滑り落ちる!!えー、なんで。何度もトライするもどうしても登れない!!!どんどん後方から来る選手に越される。もうここでパニック状態(苦笑 何回目かのアタックで、体を捻りミノムシのようにピクピクさせながらなんとかクリア!何秒ロスしたろうか。残りの三つの壁はミノムシ作戦で時間かかりながらなんとかクリア。先頭集団ははるか前方(泣

会場付近に設置されたネットや砦は無難にクリアし、長いロード区間に突入。ここで先頭まで見渡せ自分の順位を確認。14位。壁で8人抜かれ(苦笑 しかし、後半は得意の登りが待っているので諦めずにロード区間を疾走。まずはここで外国人含む2名をパスし12位に。

橋を渡ってラスト1.5kmの登りに。ここは前半とは異なり路肩部が締固まっていて走りやすいことを試走で確認済み。膝を前方に素早く出すことに集中する。徐々に前走者との距離が千縮まり1人パス。そこからはアドレナリン大放出!(笑 次々に前走者をパス! 次来い、その次は誰だ!次!!この辺を走っているランナーは見た目からして普通じゃない(大腿部が極太だったり)。クロカン選手かトライアスリートか!? 谷渡りでは、タイヤにしがみ付く。子供の遊びのようだが、高さがあり落ちると危険。腕に力が入らず両足もタイヤに絡ませる。着陸して直後の激坂で2人パス。そして最後の城への超激坂手前で1人パスし、顔を見上げると3人が斜面に取り付いている。ということは自分は4位!登りで8人パスした!しかし、先頭はすでに斜面上部のお城の手前だ・・・ここで優勝を諦めるが、3位にはもしかしたら届くかもしれない。米10キロ!! 自分との戦いだ。満身創痍だが無理やり脚を上げる。ほら根性出せ!なんのためにスクワットしてきた!心臓はMAXレードゾーン、どんどん背中が大きくなりあと数メートル!!しかしあと一歩のところでピークに到達・・・ 目の前で米10キロを逃した。悔しいーーー。

ゴールでぶっ倒れて、雪により自然アイシング状態。優勝者は静岡の消防隊員。さすがでした。
会場まではバスで戻ることになっていたが、みんなで走って戻り、あまりの悔しさに壁に行って練習(笑 

来年こそは城主を目指す!!

(90分)