愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

あぁ、レイシストの痛々しさよ【Yahoo 出張所より転載】

2010年01月21日 01時14分22秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
 平沼氏による蓮舫氏への「もともと日本人ではない」発言といい、少し過去のことで言えば石原東京都知事による「三国人発言」など一部に排外主義が台頭しています。欧州では平沼氏の発言は政治生命が失われるような事柄です。もちろん、以前に石原東京都知事の「三国人発言」についても同様です。

 排外主義を放置しておくことはファシズムへつながります。私たちは排外主義を警戒しなければなりません。そこで、元々私が「愛と情熱の革命戦記 Yahoo 出張所」へ書いた記事を転載します。転載元記事の本文は罫線より下からです。
【転載元】http://blogs.yahoo.co.jp/aleido_che_guevara/31013829.html



 「在特会」のようなレイシストというのは、とかく朝鮮人への排外主義をあおっては、これを愛国心と勘違いしています。こういうやからが一部に台頭してきていることには、私たちは警戒しなければいけませんが、見れば見るほどに痛々しい輩どもですね。

 例えば、「ゆかり」発言のように天皇家がかつて百済の武寧王と外戚関係を結んでいたことは、歴史の事実です。つまり、天皇家には朝鮮半島の人の血が流れているということです。

 つまり、朝鮮人を毛嫌いするならば、天皇一族をも排除しないとねぇ。天皇一族を排除するくらいして始めて一応レイシストとしてのスジは通るかも知れませんねぇ(* ̄∇ ̄)σ)゜д゜;)

 それから、そもそも論として言うならば、日本の文化そのものが中国大陸や朝鮮半島の文化を吸収して自分のものとすることによって、同時にもともと日本にあったものとを調和させて成り立っています。

 鉄はどうです?弥生時代に朝鮮半島から伝えられてきましたよ。

 仏教はどうでしょうか?これも、朝鮮半島経由で大陸から伝わってきました。七福神にも朝鮮半島出身の神様いますね。

 朝鮮人を蔑視することをどこまでも貫くと、おやおや、金属はまず使えそうにないですよ。石器時代にでも戻りますか~?「在特会」のごときレイシストよ。

 仏教が、朝鮮半島を通って日本にやってきたのだからこりゃ、冠婚葬祭はどうするの?法事できないよ~。

 あっそうだ。肝心なことを最初に書いとくの忘れてましたよ。稲作のことです。私たちが普段食べているご飯はお米をたいています。そのお米の栽培つまり稲作は、朝鮮半島から伝わってきました。

 う~ん。こうやって考えてみると日本の文化の特質は、結構インターナショナルですね。昔、聖徳太子が言っていた「和を以って尊しとする」というのは、自分たちとは違うもの、異質なものを受け入れて調和を図ることとは不可分と考えたほうが自然です。当時の日本とアジアの情勢を考えればね。

 日本の文化は、本質的には排外主義とは相容れないわけですよ。


 というわけでさぁ、「在特会」のようなレイシストって愛国心をもてあそび、排外主義をあおって実態としては国際社会に日本の恥をさらして、なおかつ日本の文化を破壊する存在なのですよ。

 レイシストよ。日本列島から消えな!


追記

 どうも、本文の最後のほうの赤い字で大きめに書いた文章の「レイシストよ。日本列島から消えな!」というくだりは誤解を生んだようです。

 もともと、この記事をアップした動機は、トラックバック先を見ればお分かりかと思いますが、私が訪問しているブログにレイシズムの偏見に基づくコメントを寄せてくるようなレイシストがいて、こういう御仁を挑発することを意識していたことです。

 日本の文化は、中国大陸や朝鮮半島の文化を吸収して自分のものにしながら現在の形に至っているのだから、中国大陸や朝鮮半島の人々を蔑視するのは、日本の文化を否定し、しいては日本人そのものの民族性を損なうことにつながります。ですから、中国大陸や朝鮮半島の人々を蔑視して排外主義をあおることをどこまでも貫けば、もはや、日本列島から出て行くほかありません。日本人をやめるしかありません。

 以上のことで、レイシストのおろかさを皮肉って「レイシストよ。日本列島から消えな!」と私は、言葉は乱暴ですがこの記事に書き込みました。

 レイシスト、排外主義者がいかに自分自身の言動の意味することを客観視できていないかということを私はあぶりだそうと思った次第です。

 なお、排外主義、レイシズムは民主主義を根底から破壊する思想です。法的に処罰せよとはいかないまでも排外主義やレイシズムは、もはや思想・信条の範疇におくことのできない性質のものです。

 民主主義の維持と発展のためには排外主義、レイシズムを排除しなければならないと、私はこの記事で述べたかったのです。


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