愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

祝・天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊!

2010年08月15日 18時06分27秒 | 戦争のない世界をめざす
 世間一般では、今日は終戦記念日と呼ばれていますが、私は今日という日をあえて天皇制軍国主義崩壊を祝う日だと言いましょう。

 一般的な言い方ではありませんが、なぜ天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊を祝うという気持ちになるかというと、やはり私の政治的な立場によります。

 日本共産党は1922年に創立されました。今年で創立88周年です。太平洋戦争が終わる前の日本は天皇が主権者であり、天皇が絶対的な権力を持っていました。今のような民主主義は、戦前の日本にはまるでなく、学校教育においても天皇崇拝、軍国主義教育を叩き込まれていました。いうなれば、そうですね、今の北朝鮮と戦前の日本にはとてもよく似たようなところがあったわけです。

 戦前の日本では、治安維持法という無法の法ともいうべき悪法があり天皇主権を国民主権にしていこうという思想や運動を犯罪として取り扱いました。日本共産党は創立以来、人民主権(国民主権)を掲げていました。そのために、1945年8月15日まで日本共産党は創立当初より非合法の政党としてしか存在できませんでした。日本共産党への弾圧は極めて過酷なものがありました。プロレタリア作家であった小林多喜二が築地警察署において拷問による虐殺死をとげたのは、戦前の天皇絶対の野蛮な政治体制と不可欠でした。

 天皇制軍国主義(ファシズム)の政府は、日本国内に対しては民主主義不在、否封殺の人民抑圧体制、対外的には中国大陸や朝鮮半島をはじめとしてアジア全域侵略をしていきました。天皇制軍国主義が戦争と侵略の道をすすむなか政党としては日本共産党だけが命がけで戦争に反対してきました。

 もちろん、民主主義や平和を求めて活動したために天皇制軍国主義(ファシズム)政府の抑圧を受けたのは日本共産党だけではなく、自由主義者や宗教者もいました。

 1945年8月15日に天皇制軍国主義(ファシズム)の政府はポツダム宣言を受け入れ、ここに天皇制軍国主義(ファシズム)は崩壊していきました。これを契機に、アジア諸国の人民にとては天皇制軍国主義の侵略から解放され、日本国内においては民主主義不在・封殺が終わることになっていきました。今となっては故人となってしまった宮本顕治さんが牢屋から解放されたのはまさに天皇制軍国主義崩壊(ファシズム)によりました。

 今、私がこうしてブログでおおぴらに日本共産党のことを書き込みできるのは、思想信条、言論・表現の自由などがもりこまれた日本国憲法があるからです。今の民主的な憲法(天皇の制度のような民主主義から逸脱した要素はあります)は、天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊と切っても切れません。

 歴史の文脈をたどれば進歩と革新をめざす立場に立てば、今日という日は、日本に民主主義が生まれる契機になったことを祝う日です。

 党中央委員会の公式見解をしめしたページは↓です。

戦後65周年の終戦記念日にあたって/日本共産党書記局長 市田 忠義 - しんぶん赤旗

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