ランキンタクシーは、原子力発電所の危険性とこれを推進する政治の欺瞞を20年前から歌っていました。30年前のスリーマイル、25年目のチェルノブイリの原発事故をふまえてランキンタクシーは曲と歌を作っているのが「誰にも見えない、匂いもない」です。動画サイトYou Tubeで最近見つけたの「誰にも見えない、匂いもない 2011」は一部の歌詞が現在の情勢に適合するようにオリジナルとは変わっています。それでも、根本は変わっていません。
脱原発は、もう日本社会においては引き返すことのできない流れです。ただし、この状況を直視できない、しようともしない勢力が原発にしがみつこうとしているわけですから油断はできません。
チェルノブイリを超えるという深刻な事態を乗り越えていくために現実を直視しながらのユーモア・笑い、そして原発推進政治への持続した怒りというのが必要なときです。
日本にある原子力発電所については、浜岡の原子力発電所の停止で済む話ではありません。政府と東電は期限を決めて日本全国の原子力発電所の廃炉へのプロセスを作成して国民に提示してこれを実行するべきです。

