アロハ・ウハネ
年末、テレビで映画を見たのですが、映画の司会者、小山薫堂さんの言葉。いいなぁと思いました。
「欠点は魅力 失敗はアクセント 涙は心の休息
それをふまえてシナリオを書けばいい。自分の人生のシナリオを」
素敵な表現だなと思いました。そんな一年になるといいですね。
では、古代ハワイ物語。少しご無沙汰してましたが、続きです。
テュムリポ(クムリポ)
「それは、天地創造の詠唱である。あらゆる時代を乗り越えて今も奇跡的に残っているスピリチュアルな詩であり、ハワイに伝わる最も古く価値あるチャント。誰がいつ作ったものなのか全くわかっていないが、おそらく数千年昔に失われた南太平洋に浮かんでいたムー大陸の時代から存在していたのではないかと思われる。海の底に沈んだその大陸のことをかつてハワイアンは、Ta Rua (タ ルア)「ルアという土地」と呼んでいた。またハヴァイ'イ-ティあるいはハヴァイ'イとも呼ばれていた。ずっと昔に巨大地震と津波と共に、火山が噴火し、その大陸は粉々に分解され太平洋に飛び散り、多くは沈み、今残っている一部が現在のハヴァイ'イであると信じられている。タ ルアは、ムー人の誕生した場所であり、地球上においての最初の文明、最初の人類なのだ。現在のハワイアンの祖先でもある。」
テュムリポは、ロノの種族、神官たちにより口伝によって何千年も代々引き継がれてきました。約百年ほど前に初めて書物として書き残されました。英語にもなり出版されていますが、正しく翻訳されているものはないでしょう。なぜならば、テュムリポは、タフナ(カフナ)たちによって古代の表現方法が用いられており、それをきちんと解読できる人は現代においていないのです。
ハワイ王国の最後の王カラカウアは、このテュムリポが自分たちの家系の系譜を伝えるものだとずっと主張しました。宮殿に神官や歴史家たちを招き、できるだけ情報を収集し、これが最も古いチャントであると確信し、自分たちが太陽の神々の子孫であるということを主張したかったので、このチャントをハワイの天地創造の唄であると公的に認めさせました。王カラカウアは、神官たちの手を借りて、このチャントを英語に訳すことを何年もかけて試みていましたが達成する前に他界してしまいます。兄の後を継いで最後の女王となったリリオカラニは、残念ながら兄の意思を受け継いでその唄を訳すことはありませんでした。彼女はキリスト教を深く信仰しており、残念ながらハワイの神々のことに対しては全く関心を持たず、信じることも当然なかったのです。そして彼女もハヴァイ’イの神々から見捨てられ、1893年にはアメリカによって王位を奪われハヴァイ’イの王室は廃絶となってしまったのです。彼女は家族と共にアメリカ本土のボストンに移住し静かに余生を暮らしました。しかし晩年は、自分の系譜に多少は興味を持ちテュムリポを最後はボストンの図書館に寄付したのでした。
数十年後にハワイの島々の神話を多く書いていたアメリカ人女性マーサ・ベックウィスがそれを見つけ出し、そのコピーをハワイに持ち帰り、英語に訳そうと努力しました。当時ハワイ島コナに住む残り少ないハワイアンのタフナに知恵を借りたいと申し出ましたが、彼は外国人に自分たちの秘密を明かすことを拒み協力してもらえませんでした。そこで、彼女は次にメアリー・プクイ(ハワイのビショップ・ミュージアムで公認されていたハワイ語の翻訳家)に相談しました。プクイはベストを尽くして協力しましたが、彼女もまたキリスト教徒であり、すべての神々の意味や言葉の秘儀を知っていたわけではありませんでした。そのような状況の中、テュムリポはやがてマーサ・ベックウィスの作品として、世に英語にて出版されました。幸いにも彼女は、ハワイ語の文と一緒に英語訳がついたものを出版しました。
1953年"Children of the Rainbow"の著者レイラニ・メルヴィルの元へ、クリスマス・プレゼントとして、この本がお互いを知らない二人の友人から同時に送られてきました。友人たちはレイラ二にこの内容の訳をどう思うか聞きました。どうも天地創造の真髄が書かれてないように思えると友人たちは言っていました。レイラ二は一通り目を通すと、昔祖母が話してくれていた話がフラッシュ・バックされ、ところどころにその記憶が蘇ってくるようでした。もちろん四十年も前に聞いた話ですから、おぼろげにしか覚えていませんでした。
テュムリポは、Ta 'I' i mamao (タ イ イ ママオ) - 無限に広がる宇宙、Ara pa 'I' Vahine (アラ パ イ ヴァヒネ)- 高貴な太陽の女神、Te'a Te'a Rani Vahine (テア テア ラニ ヴァヒネ) - 光の十字の天なる聖母、そして、その子供であるロノ、正式名Rono 'I' Tama Tahiti (ロノ イ タマ タヒティ)などに捧げるために作られたのでした。
これまでにも、その聖典の内容は、レイラニなりの解釈を元に少しづつ紹介していますが、また次回他の人の解釈も交えて私なりに感じたようにご紹介させて頂きます。
自分の軸をしっかり持って、自分のウハネ(魂)としっかり向き合い、すべてを受け入れ、真実を感じて実行していく。
欠点も魅力 失敗はアクセント 涙は心の休息。。
素敵な一年、そして人生になることに大変感謝します!
aloha&pono
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年末、テレビで映画を見たのですが、映画の司会者、小山薫堂さんの言葉。いいなぁと思いました。
「欠点は魅力 失敗はアクセント 涙は心の休息
それをふまえてシナリオを書けばいい。自分の人生のシナリオを」
素敵な表現だなと思いました。そんな一年になるといいですね。
では、古代ハワイ物語。少しご無沙汰してましたが、続きです。
テュムリポ(クムリポ)
「それは、天地創造の詠唱である。あらゆる時代を乗り越えて今も奇跡的に残っているスピリチュアルな詩であり、ハワイに伝わる最も古く価値あるチャント。誰がいつ作ったものなのか全くわかっていないが、おそらく数千年昔に失われた南太平洋に浮かんでいたムー大陸の時代から存在していたのではないかと思われる。海の底に沈んだその大陸のことをかつてハワイアンは、Ta Rua (タ ルア)「ルアという土地」と呼んでいた。またハヴァイ'イ-ティあるいはハヴァイ'イとも呼ばれていた。ずっと昔に巨大地震と津波と共に、火山が噴火し、その大陸は粉々に分解され太平洋に飛び散り、多くは沈み、今残っている一部が現在のハヴァイ'イであると信じられている。タ ルアは、ムー人の誕生した場所であり、地球上においての最初の文明、最初の人類なのだ。現在のハワイアンの祖先でもある。」
テュムリポは、ロノの種族、神官たちにより口伝によって何千年も代々引き継がれてきました。約百年ほど前に初めて書物として書き残されました。英語にもなり出版されていますが、正しく翻訳されているものはないでしょう。なぜならば、テュムリポは、タフナ(カフナ)たちによって古代の表現方法が用いられており、それをきちんと解読できる人は現代においていないのです。
ハワイ王国の最後の王カラカウアは、このテュムリポが自分たちの家系の系譜を伝えるものだとずっと主張しました。宮殿に神官や歴史家たちを招き、できるだけ情報を収集し、これが最も古いチャントであると確信し、自分たちが太陽の神々の子孫であるということを主張したかったので、このチャントをハワイの天地創造の唄であると公的に認めさせました。王カラカウアは、神官たちの手を借りて、このチャントを英語に訳すことを何年もかけて試みていましたが達成する前に他界してしまいます。兄の後を継いで最後の女王となったリリオカラニは、残念ながら兄の意思を受け継いでその唄を訳すことはありませんでした。彼女はキリスト教を深く信仰しており、残念ながらハワイの神々のことに対しては全く関心を持たず、信じることも当然なかったのです。そして彼女もハヴァイ’イの神々から見捨てられ、1893年にはアメリカによって王位を奪われハヴァイ’イの王室は廃絶となってしまったのです。彼女は家族と共にアメリカ本土のボストンに移住し静かに余生を暮らしました。しかし晩年は、自分の系譜に多少は興味を持ちテュムリポを最後はボストンの図書館に寄付したのでした。
数十年後にハワイの島々の神話を多く書いていたアメリカ人女性マーサ・ベックウィスがそれを見つけ出し、そのコピーをハワイに持ち帰り、英語に訳そうと努力しました。当時ハワイ島コナに住む残り少ないハワイアンのタフナに知恵を借りたいと申し出ましたが、彼は外国人に自分たちの秘密を明かすことを拒み協力してもらえませんでした。そこで、彼女は次にメアリー・プクイ(ハワイのビショップ・ミュージアムで公認されていたハワイ語の翻訳家)に相談しました。プクイはベストを尽くして協力しましたが、彼女もまたキリスト教徒であり、すべての神々の意味や言葉の秘儀を知っていたわけではありませんでした。そのような状況の中、テュムリポはやがてマーサ・ベックウィスの作品として、世に英語にて出版されました。幸いにも彼女は、ハワイ語の文と一緒に英語訳がついたものを出版しました。
1953年"Children of the Rainbow"の著者レイラニ・メルヴィルの元へ、クリスマス・プレゼントとして、この本がお互いを知らない二人の友人から同時に送られてきました。友人たちはレイラ二にこの内容の訳をどう思うか聞きました。どうも天地創造の真髄が書かれてないように思えると友人たちは言っていました。レイラ二は一通り目を通すと、昔祖母が話してくれていた話がフラッシュ・バックされ、ところどころにその記憶が蘇ってくるようでした。もちろん四十年も前に聞いた話ですから、おぼろげにしか覚えていませんでした。
テュムリポは、Ta 'I' i mamao (タ イ イ ママオ) - 無限に広がる宇宙、Ara pa 'I' Vahine (アラ パ イ ヴァヒネ)- 高貴な太陽の女神、Te'a Te'a Rani Vahine (テア テア ラニ ヴァヒネ) - 光の十字の天なる聖母、そして、その子供であるロノ、正式名Rono 'I' Tama Tahiti (ロノ イ タマ タヒティ)などに捧げるために作られたのでした。
これまでにも、その聖典の内容は、レイラニなりの解釈を元に少しづつ紹介していますが、また次回他の人の解釈も交えて私なりに感じたようにご紹介させて頂きます。
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自分の軸をしっかり持って、自分のウハネ(魂)としっかり向き合い、すべてを受け入れ、真実を感じて実行していく。
欠点も魅力 失敗はアクセント 涙は心の休息。。
素敵な一年、そして人生になることに大変感謝します!
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aloha&pono
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