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Aloha Spirit

古代ポノの教え、太古ハワイ・ムーの記憶、大自然からのメッセージ

古代ハワイ物語 4

2016-09-11 09:39:03 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ

 Teave (テアヴェ) 永遠の創造主

  古代ハワイにおいて、信仰がどのように日々の生活に影響していたかを書き記しています。ですから、読者の方々にポリネシアの神々と神々同士の関係、また人間との関わりについて多少なりとも知識を持っていただくことが大切です。そのため、私は古代ハワイの教える天地創造をここにまず紹介したいと思います。
  テアヴェ神を信仰するヘイアウ(聖地)の神官たちが、古代ハワイの信仰においては最高位の存在であり、彼らが説く天地創造は以下のような内容です。

  「この地球から見える太陽ができるずっと昔、時間の始まりの時、ポーの世界が広がっていました。ポーの世界は、広大な宇宙空間であり、真っ暗で雲や霧のようなものが漂い、冷たく、寒く、ボルテックスがあらゆる方向に回転してぐるぐると廻っているだけでした。」

  「その頃には、この広大な宇宙空間の中に生命体はたった一つだけでした。そのたった一つの生命体というのが永遠のスピリット、テアヴェでした。太陽神ラーがポーの聖殿の中でテアヴェを太陽の根源の君主と任命しました。これから創られる世界の君主となる存在です。」

注釈:Ra (ラー)とは、太陽という意味ですが、地球上から見える太陽ではなく、天界に存在する太陽をことを示しています。

  「その頃、ポーの世界の一番上の方だけが一つの光の根源を元に明るく照らされていました。地球がこれから出来ようとしている空間にはまだ何もなく深海のようなところでした。その一つの光の源からポーの世界全体に神々しい赤黄金の光がビームにように照らしています。太陽からの光線、神からのエナジー、が四方八方に広がります。そのまばゆさは、その光の源である球体の中心、目には見えないラーのスピリットのハートの中心に宿る青白い炎から放たれているエナジーの反射から起きているのです。彼は不死の存在であり、火のスピリットの根源であり、全能なる炎の創造主なのです。彼は、彼のスピリチャルなエッセンスを元に、その神聖なエナジーを使って、この世の全てを創り出したのです。そしてやがて、彼の意志の指示に従って、そのマインドで色々なものを物質化させていきました。」

  「テアヴェは、宇宙空間にmanna(マナ)の息吹を吹き込みました。そしてカオスから秩序を創っていきました。(マナとは、スピリチャルなエナジーであり、空間全てに存在し、生き物全てに生命力を与えています。マナなしには、どんな生命体も生きていくことはできません。)そのマナを吹き込んだことで、宇宙の混乱状態はそこで終わりました。薄暗いポーの世界に、テアヴェは、Ora(オラ、太陽ラーの命)という言葉を発音することで、あやゆる生命を誕生させました。ラーから発せられる”宇宙の創造の力”にテアヴェはTau Tahi (タウ・タヒ、十字の輝く白い光)」を放ち、その力を動かしていきます。太陽からの光線は、ラーの目から発せられます。そして、”意志”を使って宇宙のしかるべき方向に向けて行き届かせ、その永遠に存続する世界を創造し、力を添えて行ったのです。このようにして、ポーの闇の世界に命が誕生しました。」

  ハワイの天地創造の物語もギリシャやローマの神話と同じくらい複雑で理解するにはとても難しい内容です。ターネとテアヴェのことについても似た様に見える立場であり、読者からはその違いが分かりにくいかもしれませんので、ここで説明しますと、テアヴェは、父でもあり母でもあり、天界を統治する存在です。ターネは、その息子になります。父としてのテアヴェから放たれるエナジーは、ターネをも通してしかるべきところへと流れていったのです。

  テアヴェは、天界と地上での自分の仕事を手伝ってくれるロイヤル・ファミリーを創りあげました。そこで娘、Na' Vahine (ナーヴァヒネ)、別名:女神のUri Uri (ウリウリ)を創りました。テアヴェとエリエリ(ターネ)とウリウリで聖なるトリニティであり、天界の最頂点にあるHare a ta Ra (ハレ ア タ ラー)、太陽の家に住んでいました。


  テアヴェは、全知全能の炎の創造神であり、太陽ラーの君主。ターネ神は、その男性的なエナジーを担当していて、ナーヴァヒネは、その女性的なエナジーを担当する役割となったわけです。ちなみにナーヴァヒネとは、"付随して起きる、二次的な"という意味があり、また平穏、平和の女神とされています。

  テアヴェの長女はターネの妻となり、天の聖母となりました。彼女は、一般的にはMarama(マラマ)と呼ばれていて、月の女神として知られています。彼女を崇拝するものは、Ta Vahine Te Ra (ター ヴァヒネ テ ラー)、太陽ラーの女神とも呼んでいました。またTe Ra Vahine(テ ラー ヴァヒネ、Lady That - あの女神)とも時々呼ばれました。

  テアヴェという名前をつけた賢者の古代ハワイアンは、その中にフナ、秘密の暗号を託しています。私の調査や古代からのチャントの解釈からするとこの名前は明らかに沈んだ幻の大陸ムー(科学者がつけた名前:レムリア)から由来するとものと考えられます。古代ハワイアンは、このムー大陸を時として「ターネが隠れている大きな島」とも呼んでいました。もう少し一般的には、Ta Rua(タ ルア)あるいは Havai'i-ti (ハヴァイ’イーティ)と呼ばれていました。ハヴァイ’イーティとは、「ハヴァイ’イという命が芽吹いて、広がり成長したところ」というような意味です。そこの住民は、ムーと呼ばれていました。現在のハワイアンの祖先であり、文明と信仰の体系の原点のようなところです。

  テアヴェという名前は、二つの言葉から成り立っています。テ'アとヴェという二つです。

。。。この続きは、また次回〜、だんだんややこしくなってきましたね。。笑



テアヴェ神の十字 - 炎の神、すべての生命を創造した全能の炎とされています。

カミムラ注釈:ターネ神の十字ともよく似ていますが、テアヴェが父、ターネが息子です。シンボルの微妙な違いを比べてみてください。




今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。

ク-プナ(ご先祖さま、スピリットたち、龍たち)、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように



aloha&pono












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