みみずのたわごと

多忙老人の独り言

さよなら歌舞伎座

2010-05-07 10:18:00 | 独り言
 歌舞伎座が建て替えになるニュースが続いています。江戸時代から続く日本の古典券\の象徴でもあります。



 息子が「こち亀:マンガ」にも載っていると教えてくれたので、3月に行った時の写真と共に紹介します。新築になっても客席は肉声が届く範囲の2000席になるようなので、大きさは変わらないようです。
裏方、黒子、脇役など主演者以外の支える人たちも多いので収入に対しての維持費が大きくなるのは仕方がないのかも知れません。
(例えばツケ版という登場人物が見得を切る時などに上手端で板の上で拍子木をバタバタと打つ人も出番は少なくとも全幕待機していなくてはなりません。)




             ( 花道が見えていない。 )

 左右にある桟敷席にはテーブルが付いているので飲食ができます。でも正面のほうが見やすそうです。




             (三色の定式幕から緞帳に替わっている。)  

 花道。登退場時には両即のライトが点き役者を照らすと同時に観衆の注意を集める。また舞台近くに奈落から登場するせり台がある。



 歌舞伎は重要無形文化財とユネスコにも世界無形遺産として登録されています。





 開演中は撮影禁止なので非現実世界のあでやかな舞台をお見せできないのが残念です。

 ロビーは赤い絨毯敷いてあり華やかな雰囲気が漂う社交場。





 二階展示棚にあるプレート。歌舞伎の殿堂として121年の伝統と歴史を育んできた歌舞伎座は新築工事のため4月31日から休館しました。新しい歌舞伎座は2013年春に29階建てのビルに一部としての完成予定です。