育ての雨

雨が降りそうで降らなかったりと、
今年の梅雨は雨が少ない気がする。
外出はらくちんだ。

『雨が降るから訪問とりやめ』

なんて言うムカつく我が事務所ケアマネの言葉も
聞く回数が少なくて精神状態もいい。

雨が降ると緑が濃くなる。
また荒れ庭がジャングル化してくる。
日曜の朝、
幸い降り出しそうな空からまだ落ちてこない。

　ヨシ！

いつか出勤前に
ちょっとだけ除草のつもりが３０分。
気がつけば、１０ヶ所以上、藪蚊に咬まれていた。

息子曰く

『かゆくしなければ蚊にちょっとくらい献血してやってもいい』

献血はご遠慮申し上げたいので、
しっかり長袖、ぶら下げよう蚊取り線香とフル装備で
ガーデンシューズにはきかえたら、
ぽつん、ぽつん落ち始めた。
重装備とりやめの前に植えっぱなしの苗チェック。

先週、植えたバジルが少し大きくなっている。
うっとうしいけど、雨のおかげさまさま。

雑草と疎まれるガンガン頼まれもしないのに育つ草たちも
公平に雨は育ててくれる。

人には都合やら生きてきた環境やらなんなんだろう？
知らず知らず、心の色眼鏡。
子育ても
子どもが王子さまお姫様の下僕親をあちこちで見かけたり
悲しい虐待のニュースを聞かない日がないような。

育ての雨ってふうにシンプルはむつかしいみたい。