陽だまりのねごと

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闘病ふぃんふぃんと仕事と

2007-12-03 19:34:56 | ねこ
夜は止まっていたのにまた朝、出血。
まだ家に帰れない。

寄りによって今朝は出勤しなければいけなかった。
後任者がやっと決まったのだ。
我が事業所の2人が折半とのこと。

一人は一緒に挨拶に回って引き継いで欲しいと言うが
一人は書面で引き継ぎ事項を書きだしてくれていれば
二人並んでの挨拶はしないと言う。
いったい何を考えているのかまったく血の通わない引き継ぎ方だ。
私の頭は沸騰寸前。

近くに用事を作って公用車で昼休みに引っかけて
ふぃんふぃんの様子を見にいった。
先生んちの猫からもらった血が輸血されていて
傷に触らないように
エリザベスの襟をつけられて
バスタオルで首が楽になるようにしてもらって
薬も効いているのかぐったりしていた。
まだ、出血は続いていた。
ちょっとだけ、ちょっとだけの対面で仕事に復帰。


夕刻、自分の血圧が高いのが分かる。
顔付きがけわしくなっているのも分かる。
もうこの会社とは今週でおさらばと決めた。
やってられない。
有給休暇、後は欠勤で20日の最終日まで届けを出した。
退職日にクリーニングした制服を返して、挨拶だけすることにした。

定時に会社を出たら、ふぃんふぃんの元へ急いだ。
点滴につながれて、口まわりは血だらけだけど止血している。
薬が効いているのか、ふにゃっとなっている。
エリザベスのカバーのあたりをヨシヨシしてやる。
ぐるぐるとノドを鳴らす。
いつものふぃんふぃんと変わらない。
ここをヨシヨシしてと首をごりごりと動かす。
止血すればお家に帰ることが出来る。

先生は深夜2時にも止血剤を入れて下さるそうだ。
突然立って、首のエリザベスが邪魔だと
点滴のつながった手でのけようと暴れ始めた。
口の中に血がゼリー状で固まってあるそうだ。
剝すと出血がまた起こりそうで先生は処置をしあぐねていると言われる。
興奮が続くようなら鎮静剤で落ち着かせるとも。

後ろ髪を引かれる思いで自宅へ帰った。
暴れる元気があれば、きっと帰って来られる。

ふぃんふぃんにはヨシヨシしながらきっとお家へ帰れると念力をかけた。
助手のおねぇさんたちもみんな親身で、あったかな動物病院。安心。安心。

先生にお任せするしかない。
今夜、また出血しませんように。

休憩時間に行くには病院に職場は遠すぎる。
都合よくそうそう近場に用事もない。
明日は夕方までふぃんふぃんに会えない。

顔がこわばって血圧がもう沸点のような職場を出る時の心持が
ふぃんふぃんを触っている間に氷のように溶けている。
猫毛の効用。ふぃんふぃんの力。

連れて帰れる。きっと帰れる。