竜馬がゆく 全8巻セット (新装版) (文春文庫) | |
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文藝春秋 |
読んだ\(^o^)/
年末からずっと読み進んで名残惜しいが読み終わった。
私が手にしたのは図書館にあった
1988年新装版の第一刷、立志編・風雲篇・狂瀾篇・怒涛篇・回天篇の五冊。
なんと多くの若い命が散って維新がなっている。
血なまぐさい話は好きでないが史実である以上やむなし。
竜馬は殺戮を好まなかった点でも人気ポイントは高いのではないだろうか?
暗殺についてはサラッと触れてあった。
竜馬を知る上で重要ではないとの見地。
終わりが分かっているだけに暗殺シーンが具体的検証にとどめてあって安堵で読み終われた。
福山雅治の大河ドラマとはまた切り口が違った。
岩崎弥太郎とはまったく不仲で相いれなかったことになっている。
誰でも受け入れる竜馬にして唯一苦手な人物だったとある。
おりょうさんもなんで惚れたか分からない女、最後は妾となっていいる。
鳥越碧著の『波枕』おりょう秘抄みたいな好意的な書き方がしない。
事実はいかに?
幕末に活躍した志士、登場人物についてはこう書かれてあった。
無数の傾斜した性格を持つ人物群
圭角のある、傾いた、どこか致命的な破綻のある人物が無数に登場して、
露わにむしだしにした真実のために非業の中で死んだ
今もまた変革が必要な時期かもしれない。
平成維新と選挙度に誰かが口にするが、命を賭していない分迫力がない。
現在に、こういう人物群が表れてもここまでに活躍できるか?
ただの変人で終わってしまう恐れしか感じられない。
ものすごいエネルギーのある時代だったからこそ、活きた人々ではなかったか?
もっともわが祖先は文盲の水飲み百姓であったろうから
こういうこととはひたすら無縁で生きていたことだろう?
うっかり奇兵隊だったりして^^;
司馬遼太郎さんの本は読みやすく、逸らさない。
ほんと、面白かった。
図書館に返してこよっと。
人気本で随分汚れてもいたけれど、いつも全巻揃っていることはなかった。
年末年始にゲットできて運が良かったわ。
先が気になって夜を徹してしまいそうな睡眠障害からも解放されるzzz
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