陽だまりのねごと

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映画『長崎ぶらぶら節』と『夢売るふたり』

2012-11-27 22:50:22 | 映画(DVD)
ウィークディになると、とたんにブログネタがなくなる。
ちょっと、日曜日に観た映画のことなど書いておこう。

12月いっぱいで、小さな街に映画館の灯が消える。
デジタル化ができず休館との知らせが聞こえてきた。
『閉館』とはいわない。『休館』の中に『いつかきっと』の思いがこもっている。
その街で小さな映画祭が催された。
自主的に映画祭が行えるほど映画ファンの多い街から映画館が消えてしまう。
残念だ。

川柳仲間で実行スタッフのひとりから一日チケットを買っていた。
がんばれば一日3本くらいそのチケットで観ることができたが、
以下の2本で気持ちの容量がいっぱいになった。


長崎ぶらぶら節(プレビュー)


映画『夢売るふたり』予告編



どちらも人の淋しさ悲しさ愚かさがビンビン伝わって、
どうにも余韻を他の種類の映画で消したくないような
しばらくは気分の中に浸っていたいような
枯れ葉の季節にぴったしかんかんの気分だった。

長崎ぶらぶら節の方は実話。
なかにし礼「長崎ぶらぶら節」(長崎県観光)


悲しいセリフがあった。
いしだあゆみ扮する妻が夫の使いで丸山芸者の愛八を訪ねて来て
夫が愛八に対して「自分に良く似ている」と家で良く言っていると、

  「私にはそんな事は一辺も言ってくれたことはないんですよ。」

さらりとちくりと、言葉を残して
妻が辞した後、愛八が

  「あの方にはあの人が傍についているけれど、私はひとりぽっち」


『夢売る…』の方はドタバタなストーリー展開の中に
結婚詐欺にひっかっかってしまう心底孤独な女性がこれでもかこれでもかと登場。
ちょっと身につまされてしまった。
私結構、突っ張って生きている。悲しいかな自覚がある。
まっ、しかなたないことだし、そこはそれ、飼い馴らすしかないし、
その分、自由とも言えるわけで、特別、どうこう思わないけれども
こう情けない女たちが登場してくると、
ついつい、自分の弱いとこの投影のような気がしてしまうのだ。
おしまい。


まだ週半ば…今日は寒かった。もうすぐ落葉樹は裸になる。




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