気の向くままに

終着はいつ、どこでもいい 気の向くままに書き記す

「国民情緒」が法に優先する韓国のどこが民主国家なのか 

2017-03-12 09:07:06 | 日記

 その昔、旅先の宿で隣室から朗々と謡曲が流れてきた。なかなかうまい。「止めてみせようか」と謡い始めたのは、時の観世大夫である。隣は水を打ったようにしんとなった。自分より秀でた腕前に驚いたらしい。

 ▼後日、別の宿に移ると、隣から下手な謡曲が聞こえてきた。止めてください。水を向ける弟子に、観世は首を振る。先日のは達人だった。今日の人は他人の巧拙がまだ分からない。うっかり謡い出そうものなら「負けん気を出して、声を張り上げるに違いない」と。

 ▼話術も同じ。独善は慎め。エッセー『話道の泉』でこの挿話に触れた徳川夢声が説いている。身につまされる話ですね、そう思いませんか…。熱情にのぼせる隣人の耳には、届かぬ説法だろう。「国民情緒」とはかくも人の理性を狂わすものかと鼻白む思いがする。

 ▼韓国・朴槿恵(パク・クネ)大統領の罷免は予見できたとして、憲法裁判所の裁判官全員が「弾劾妥当」と声をそろえたのは意外だった。世論の約8割が弾劾を支持し、「法より情」の圧力が国の左右を決める。異質な怪物が威張る隣国を、民主国家と呼ぶことに違和感を覚える。

2017.3.12 【産経抄】

 

<所感> 韓国を憂慮する

 考えたくないが、韓国経済の疲弊と中国・北朝鮮の圧力により、韓国は共産主義国家となって親中・親北朝鮮となり反日、反米とならないかと憂慮する。

 日本公館前の慰安婦像撤去に向け、韓国政府首脳から前向きな発言はあっても、行動が伴わない。

 世論に朴政権の政策の全てを否定する空気が広がり、左派系候補の多くが、同政権下の日韓合意の見直しなどに言及している。

 左派系候補は、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)や米軍の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」韓国配備も疑問視している。

 大統領選の支持率トップは革新系の最大野党「共に民主党」の文在寅氏