月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

コピーという仕事について

2012-10-23 17:38:54 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)


昨日は仕事をしていたら、ガタゴトと揺らす強い風。
木々もしなって、緑はサーサーとざわめき、
まるで木枯らしの音を聞いているようだった。

風が冷たい。夜になれば激しい雨。すっかり街は冬支度。
もう秋というより透明感のある冬の空気に季節は移り変わった。
8月からそれほど暦が進んでいないのに、早いものであること。

ここのところ、企業情報紙を中心とした「編集・ライティングワーク」を主に請けおっていたら、先頃から広告コピーと広告パンフの案件が同時に舞い込んできて、
本当に手を焼いてしまっている。

来月はレギュラーの仕事と重なってくるので、はやくカタチにしてしまわないと不安だ。

しかし、編集ものの原稿とコピーとでは、媒体が違うというだけで、
まるで勝手が違うというか、脳みそを全く別のベクトルの方向で動かさなくてはいけない。

日本語という同じ言語を使って、
表現する仕事なのにね。

コピーのほうは、言葉をアイデアという視点でより効果的にデザインしていく。

編集原稿はデザインではなく、見たままを、
自分の色でスケッチしていく感じかな。

美術部だったが、イラストとか
アタマに描いて書くのは苦手だったな。

取材の代わりに、資料をたっぷり読み込んで相手を知らないと、
言葉もアイデアも生まれてこないので、週末は資料収集に翻弄していた。

一日時間をかけて足で資料を探すなんて、久しぶりであった。

しかし、こんなにも(半日近く)歩けるなんて、
手術して貧血を治していて良かったなあと改めて思った。

さて、この写真は途中で立ち寄ったお昼処。
イタリア食堂  bar enoteca(バール・エノテカ)
大阪中央区谷町5-6-1 メルシアター1階
06―6763―0282

イタリア人男性が陽気にランチをしていて、ふたりのイタリア会話を聴きながら、ひとりごはんもよかった。
これは、「キッシュ」や「レンズ豆の煮込み」などの前菜の盛り合わせ。

気軽な料理として食べられる。うん、なかなかいけるね!

ジェノベーゼソースのなかに、「空豆と入れたパスタもとても美味しかった。

通りかかって入った店にしてはアタリである。
近くならしょっちゅう食べにいくかもしれないわ。

この日は昼過ぎに出たので、夕方にはジエンド。
〆はやっぱり堂島ジュンク堂で資料と本を数冊買って。
阪神百貨店でガトーフェスタハラダの行列に並び、
ホワイトチョコレートをかけたスィーツを買って。

満員電車に揺られて帰った。
あと1時間早く出たら、よかったのにね!






仕事はじぶんを作る

2012-09-02 23:07:31 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)


なぜ私の家では風が吹けば打ち寄せる「波」を連想してしまうのだろうか。
今日、その答えがみつかった。
それは仕事場の西側に面して立っている大きな1本の木。

3階を飛び越えて、空まで届きそうに枝葉を延ばして、
窓の光景を飾ってくれているのだが、風がふくたびに、
さわさわと激しく音をたてることに気がついた。

小さな葉っぱが細かく揺れて、木々の心肝までつたわる。
揺れは、規則正しく、凪のようだ。
さわさわさわ、と思っていたら、
ザザーッーと波の音。
自然って、気持ちいいなあと改めて思う。

さて、金曜日に、ブルームーンをみて心を浄化できたのか、
週末は仕事が順調に進んでいる。

仕事は、私をいちばん成長させるのかもしれない。
精神が強くなる、ね。

弱い心、迷いのある心、
自信がないと、どんな言葉も紡ぎだすことはできない。

心の芯をシャンともって、
何が正しいのか、何を伝えることが自分の役割なのか、
どこをポイントにして述べることが自分らしい視点なのかと考えてから
それらを言葉にしていく。

モノを書く仕事。
日常の暮らしだけでは得られないものを、いつも学ばせてもらう。

たとえば、今日の対談も。
元松下電器産業(株)人材開発センター営業研究所所長(現パナソニック)
をインタビューした対談記事だか、
松下幸之助氏の商いのこころをいろいろ教えていただいた。

「成功とは成功するまでやり続けることや、途中で止めたら失敗や」。

松下幸之助は夜寝るのを毎日1時間遅らせて、今日一日失敗したことを反省し、
その原因を1,2、3と書き…。
同じように今日を振り返って成功したこと、上手くいったことも
1、2、3,とつけ、何十年も毎日反省を続け、即、軌道修正したそうである。

そして、商いの原点はお役立ちのこころ。社会への貢献。

朝考えて、昼行動して、夜反省する。
わかったことも、行動しなければ、何もならない。
「まずやってみなはれ」。

わかったこと、発見もみなじきに忘れてしまう。
「忘れないようにするなら行動して体で覚えるほかはない」と話されていたという。
さすが深い。先人のことばである。

彼は、素直な心を死ぬまで追求した人。
素直さとは、何から何までハイハイと逆らわないのではなく
何が正しいのかを考え、相手が間違っていたら
「間違っていると違いますかというのも素直な心。こだわらない、
とらわれない、こだわらない。これが素直な心。

・相手の身になり考える。
・美しいものを美しいと感じる
・朝起きると自分の志がある
・わかりあえる人がいる。
・相応に、ほどほどにお金がある。
・自分が足りていると、しあわせを感じられる。
・感謝、ありがとうでいきることが素直さの実践であるという。

仕事をすることで、視界はほんの少しだけ広がるのがうれしい!
仕事は大事。仕事はじぶんをつくる。


突然の雨は清涼剤

2012-08-24 17:10:04 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)

突然の大雨。
外気のほこりっぽさが部屋の中まで流れてゆっくりと押し寄せる。

激しくなるにつれて、雨の自然と自分が今いる空間が一体になってくる。

雨は、熱くなったアタマをほっとさせる清涼剤だ。今年になって雨の時間がどんどん好きになる。


今朝、夏期講習へ行こうとするなっちゃんをなじった。


「夏までにやろう、と決めていて出来ていないこと。いっぱいあるでしょう。洗い出して、あと残された時間に仕上げたほうがいいよ。センター試験対策、いっぱい科目数があって出来ていないことばかりで、もう手におえないとぐちゃぐちゃになっていない?もしそうなら早めにいって私立専願に代えたほうがいいからね。それとも英語とか数学は予定どおりこなせたのかしらね」

「家にいるとテンションさがるなぁ。私はキット自分で決められないから冬までこのままでいくと思うけど」

そう言葉をにごして、

行ってきます、ともいわないで彼女は下をむいたまま玄関を出ていった。

あと味悪い~。

夏にやろうと決めた宿題のうち、出来ていないとこだらけなのはほんとうは自分のほうだ。

考えたことをすぐに行動へ結びつけるコツって、いうか。習慣ってどうすればいいのだろうか。
子宮をなくしてまで私がやりたかったこと、着実に一歩一歩実現していっているのだろうか。

9月まで一週間。

いい夏だった、と自分をねぎらえる夏にしたい?

雨があがったら、さっそくセミが、激しく、活気いっぱいに鳴いてくれてほっとする。まだ季節は夏。という安心感。


しかし、夕食の準備をするころには、秋の虫がすでに鳴き始めているのを、もちろん、気づいていないわけはないのだ。

そうだ。

昨日、人物取材の打ち合わせで幸福の六段論法というものをおそわった。

夢、志あるものに目的あり
目的あるものに目標あり
目標あるところに計画あり
計画あるところに実行あり
実行あるところに成果あり
成果あるところに幸福あり!


感謝は相手の感激をよび、さらに多くの感謝へとつながるエネルギーだそうだ。

人にほんとうの意味で感謝しつつ、一歩一歩だね。

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

集中力を高める方法

2008-05-15 11:52:16 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)



外にでれば頬がじりじり焼かれる気が。
紫外線多発の5月中旬。京都では「葵祭」。

最近ふとした時に思う。
集中して取り組めば、1時間半で終わることを、
だらだらと考えて、行動することで、
その3倍以上の時間を費やすことがある。
へたをすると、それしかしていないとか…。


では、どうしたら集中できる?

お香やアロマを焚く。
お風呂に入って、気持ち浄化。
人に電話し、人からの元気をもらう。
甘い物を食べて、脳に栄養を与える。
空を見あげる(散歩して)
ちょっと寝てみる。

最後は、危険な賭けだね。

せっぱ、詰まるまであえて手放したままにして、
一気に仕上げる!とか。

知らず知らずに、それやっているね~。




今日の夕食は、サバのみそ煮、ごはん、らっきょう、青のり、ブロッコリーのサラダ