台風一過が通り過ぎ、晴れやかな朝が戻ってきました。
災害に遭われた方々、謹んでお見舞い申し上げます。
こちら、西宮はおそらく直撃でした。
隣町の住宅は床上浸水。昼前からサイレンがなりっぱなしで、
20年前の阪神淡路大震災を彷彿させるものがありました。
昼1時頃。玄関から出て雨を見に行ったら
これがもう、凄まじかった。
木々がしなり、斜めからざーーーと降りしきる横殴りの大雨。空がうなり続けるその音に、ビックリ!
ピュー、ピューなんてカワイらしいものではなく
「ウー、ウー!!」「ウーーーーーー!ウーーーー!」と。
空がすごく怒っていて、それが風音となって返ってきているようで
その音はすごかった。
そして、最大級の轟音の後、雨の密度はひとしきり濃くなって、
映画か芝居の雨のように、ざーーーとバケツを真っ逆さまにひっくり返したような大雨が。
そのあと、ほんの1分程は小康状態が続いて、
また、大きな山場がやってくる。
その繰り返し。
なんだか、台風の空から目が離せない状態。
わたくし、しばらく、その場から動けなくてずっーと空を見上げ続けておりました(生まれてはじめて台風というのを観察してしまいました)
自然の力というのは、ものすごい脅威だと肌で再認識しながら。
あの水を混ぜたような灰色の大空と、
木々の緑が左右、前後に激しくもだえている姿、
斜め45度の雨の降り方、
きっと、10年先も忘れない光景として自分の脳裏に刻んでおきたかったのだ思います。
8月10日。そう台風の空から、かれこれ30~40分くらいは目が離せないのでありました。
さて8月8日金曜日、年齢をひとつ飛び超えました。
もう7月に入った途端、来るぞ来るぞ!っという感じで
まるで大波にさらわれるようなインパクトで。
19歳から20歳になる時にも似た、しみじみとしたものを
覚えました。
30歳になったら、40歳になったら、
そして、、、
と想像していた自分よりも随分と違うイメージであります。
誰かがフェイスブックで書いていた占いによると、
私はじぶんが描いている理想と現実とのギャップに延々と悩み、もがき続けるようです。
あー。
確かに物心がついて、小学校の低学年あたりから、
こんな自分ではいけない、明日からちゃんとしよう。もっと真剣に生きよう。
明日からは、本気だしていきようと、そう言い聞かせて気がしますが。
そう想いながら、もうこんなところまでもきてしまった。
もう愕然としてしまいます。
ただ、そろそろ本気に積み重ねてきたものをちゃんとした形にして
「本物」になっていかないとこの先は通用はしない時期にきている(取り残されるぞ)と、それだけはよくわかります。
かなり努力しないと、現役ではいられないのかもしれません。
バースデーには、
京都嵯峨野の祇王寺、大覚寺にて夏の楓を観に行って、鰻を食べ、
夜はちょっと懐かしい北新地の和食&日本酒の店へ行く予定でしたが、急遽、台風等でキャンセル。
代わりに、「故宮」で格別の中華料理をいただき、
インド映画「マダム・イン・ニューヨーク」を観て(最高に好きな映画でした)、器を愛でに行き、
フレンチ&イタリアンの店で赤ワインをグイグイ~っと!3杯飲んで帰るという、実に私らしいお誕生日のひとときとなりました。
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そして、本日は、御盆前ひとあし早く、103歳の祖母の初盆にお墓参りにいってきたのでありました。
この頃は風がすでに秋めいてきています。