しつこく国立競技場のこと

今日、安藤忠雄さんの会見を観た。
費用の高騰に『えーっ！！？』となって、『私も聞きたい』と。そして決めたのは『デザインだけだ』と。
その名も『デザイン審査会』。そしてその時は１３００億円だったと。
不思議なこと。

では何故２５２０億？になったのか？
最終的にこれにしましょう！と決めた時は１３００億だったのか？
いつの段階で２５２０億になったのか？
安藤さんは、出来るならザハ案で行って欲しい、コストは削減出来ると思う　だって。
はあ？
２５２０億が、どうやったら１３００億になるのか？
有り得ないでしょ。よくもそんな簡単にコスト削減コスト削減と言えるなぁ・・・。
世の中、例えわずかな金額でも、コスト削減する為に、みんなどれだけ努力してると思ってんだろ。
半分になんか逆立ちしたってなるはずがない。バカも休み休み言え！だよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ザハ案で行きましょう！となった時には、金額１３００億だったんだよね？
デザインコンペの仕組みが分からないが、普通世の中色んな場面で競争する時と言うのは、
価格だけが決め手なら入札して一番安い札で決まりだと思うが、金額だけじゃない場合もある。
つまり、仕様と価格の両方が決定要素としてある時。
その場合は”この仕様でこの金額”と言うことを、購入する方は考えるよね。検討するよね。
冷静に吟味・精査するはずだ。
どんなに気に入った仕様でも、高ければあきらめざるを得ない場合もある。逆に安さ重視なら少々仕様的に
満足出来なくても、性能さえ満足させれていればまあいいか・・・となる。

だから今回の国立競技場が、デザインが気に入って決めたかどうかは知らないが、このデザインでこの金額です
というやり取りが本当にあったんだよね？
このデザインでこの価格、他方こちらのデザインはいくら、３番目のデザインはこうで価格はこう・・・。
普通はそういうやり方で検討するものだよね。と言うことは、デザインと価格の折り合いをつけたところが
このザハ案と言うことだよね？
もしかしたら、デザイン１番、価格も１番（安い）だったかも知れないし、デザイン１番金額ワースト（高い）
だったかも知れない。でも選んだかも知れない。我々には知る由も無いが。
金額無視なら、デザインさえ良ければ、高くなりそうな仕様でも、工法が難しそうでも、斬新なデザイン
どんどん取り入れるよね？普通誰でも。
だから、”デザインだけが良くて選びました、でも高いです”という選び方は、無いはず。
デザイン重視、金額無視　なら、フェアじゃない。最初からそういうコンセプトでないなら。

又あの森ブーが『２０１９年のラグビーＷ杯に間に合わせる様に。その為には現行案で推し進める様に』と
のたまったらしい。
何様？一体何の権利があって？間に合わせたいなら自分のお金でやればいい。自分でお金出せば？

今日の話では、金額も知らずにデザインだけで選んだのではないらしいが、そうしたら何故急騰したんだろうね。
そこに至る経緯が不明だとしたら、もうこれは明らかに誰かの責任でしょ。失敗以外の何物でもないよね。
てか、世の中の仕組み・物事の道理　が分かってないとしか思えない。
世の中そんなこと絶対通用しない。

何にでもお金は付いて回る。
大体、自分のお金じゃないからそんないい加減なこと出来るんだ。自分の大事なお金だと思ってごらん？
そんないい加減なこと出来るはずがない。
『高くてもやれ！』と言っている森は、もうどこかへ行って下さい。要らないです。
関係者の方々、どーぞやり直して下さい。国民はそれを望んでいます。
ザハ案ではない、別のもっとシンプルで安く済む国立競技場で五輪を迎えたとしても、我々国民は恥かしいなんて
思わないから。そんなことが日本の恥だなんて思わないから。大事なことは他にある。
堂々と胸を張って五輪に臨むから。海外のお客様迎えるから。