コロナで気分が塞ぎがちなので、気晴らしにちょっと”男前”の話をしようと思う。
昨夜NHK”プロフェッショナル”という番組に本木雅弘さん、いわゆる私にとっては”モッくん”が出ると
言うので観た。本木雅弘スぺシャル！
昔から好きだった。男前だし品があるしで、本当にため息が出るほど美形。”好みの顔”という訳では
無いのだが、男前は認めざるを得ない。あんな綺麗な顔した人、なかなかお目にかかれない。
実家は江戸時代から15代続く豪農。旧家のお坊ちゃまだ。
その昔、こう言っては申し訳ないが、決して美人と言われる顔ではないかも知れない、しかし才能の
塊のような也哉子さんと結婚したことも私の中では、モッくん 人を見る目が有るんだなと言う評価では
あった。決してミーハーではない気がして好感が持てた。
考える人なんだな、深い人なんだな と、その時感じたよ。
昨日の番組を観ていると、簡単に言ってしまえば ”モッくん面倒臭い性格なんだねぇ・・”なんだけれど
それだけ人として生きてるってことを、真剣に考える人なんだなとも思える。
自分が目標とするところははるか遠いところにあって、そこに一歩でも近づこうとする自分。
パーフェクトなんて無理なんだけれど、パーフェクトを目指そうともがく自分。そんな自分が好き？
まあ結局ナルシストなんだなと言う気はする。
昔からちょっと変わってた感じはあったかも。紅白でコンドーム首からいっぱいぶら下げてお尻出して
歌った時には、よくNHKが許したことよとびっくりしたけれど、さすがモッくんとも思ったね。
度肝を抜いてくれたわ。
近年では、樹木希林さんや内田裕也さんの本当に良い婿殿としても有名だったけれど、あのジャニーズ
時代から考えると、本当にいい役者さんになったんだなと感心するし嬉しい。
今も毎週、”モッくんの斎藤道三”を楽しみに観ている。
結局男前は、何やってもカッコいいと言うことよ。但し、中身がすっからかんはアカンよ。
人間何だって、箱だけ、容れ物だけじゃあダメってこと。中身が伴ってこそよ。
オリンピック延期でニュースに出ていたので、この人たちも。
先ずは卓球の張本選手。私の年齢からすると孫みたいなものだ。可愛い。とても可愛い。好きな顔だ。
ご両親は中国の人だが招聘されて日本でコーチをし、来日してから結婚し、そして張本選手や妹さんが
生まれた。張本選手にとっては日本が生まれ故郷。本人が帰化を強く望んだそうだ。
生まれ育った日本が自分の故郷！日本の国旗を背負って戦いたい！日本人として戦いたい！
流れる血は、ルーツは、中国なのに、何てけなげな！小学4年生の子がそう思ったなんて泣けるわ。
そんな張本選手、日本の為に頑張ってくれることだろう。負けて泣く、あの顔が又可愛い。
負けん気の強そうなあの顔が良い。
まだまだ伸び盛りで楽しみ。もっともっと強くなってこれから益々頑張って欲しい。
そして次はマラソンの大迫選手。この人もすごい人だと思う。
あの選考レースでは感激した。待っていても自身が持つ記録を破る人が居なければ代表に選ばれたのに
あえて出場して、更に新記録を出して文句なしの代表。男を上げたよねぇ。カッコいいわ～と思った。
それにビジュアルも良い。クリっとした目がチャームポイント。
プライベートもカッコいいんだね。知らなかったけれど学生結婚して、子どもさんも既に2人。
奥さんの実家が遠いので大迫選手のご両親が家に呼んで色々サポートして家族を守って来られたと。
家族仲が良いのもいいよねぇ。
あの細い体を見ていると、身体も心も余分なものを削ぎ落として という気がする。
体制に流されないというか迎合しない様な言動も結構好き。求道者の様なイメージだ。
活躍を期待している。
ちょっと毛色は変わってお叱りを受けるかもだが、先日新聞に小泉進次郎さんが環境問題か何かの会で
挨拶している時の写真が出ていた。環境大臣としての挨拶だったんだと思う。記事は読んでないが。
その写真を見て思ったのは、やっぱり男前が良いわってこと。
進次郎クンは、クリステルさんと結婚してから ヤレ英語がおかしいだの尻に敷かれているだの
国会議員が育休？だの散々言われて評価を下げているという話だが、私はそれはむしろ彼にとっては
良いことなんじゃないかと思う。若さとビジュアルと毛並みの良さだけで人気だけがウナギ上って
（演説は上手いと思うよ）中身が伴わない若いうちに天狗になるよりは、叩かれ落とされて、それでも
這い上がって来る位の根性が無ければダメだと思うから。
何の苦労も知らないことを順風満帆という訳では無いと思う。
順風満帆な・・という人たちはきっと、人知れず努力や我慢をして来て、結果として”順風満帆だった”と
言える人生を自分の力で作って来たのではないだろうか。挫折を知らない人生なんて、面白くも何とも
無いわと、自分は思っている。人は挫折を知ってこそ強くなれるんだと、これ自分の考えね。
話は横道に逸れたが、そんな訳で日本の国会ももうちょっと若い人がカッコよく元気で活躍してくれない
かしらねぇ。ハッキリ言っておじいさん、いや老人を見ているより、若くてきれいな人を見ている方が
いいもの。年をとっても品のある紳士ならいいけれど、もう見るに堪えないような訳解らん、まともに
答弁も出来ない様な、老害とさえ思える様な人は要らんよ。勿論いくら若くて男前でも中身が空っぽは
ダメだけどね。
モッくんも言ってた。”見た目”大事と。いくら心を込めて、自分の解釈はこうなんだと力説したところで
役者さんなんて特に、結局は目に見えるものでしか判断されない。評価されない。見た目を含んだ演技力。
だから余計見た目にこだわると。
人は美しいものを観たいものだと思う。汚いより綺麗な方が良いに決まってる。幸福感が得られる。
それは何も年寄を排除するものでは決して無い。年齢を重ねても、それなりに身ぎれいで上品な
立ち居振る舞いでさえあれば、誰も不快感なんて感じないだろう。さらに中身が伴えば言うこと無い。
歳を重ねるほどに増す重厚さだとか渋さだとか、いわゆる”mature”というか円熟味というか、
そう言うものは逆に若い人には出せない。
決して”若さ”だけが良いのではない。はじけるような若さは確かにキラキラしていて美しい。
しかし人間は若くなくても、いくつになっても、”美しく”は居られるのだと思う。その人の心構えひとつで。
そんな訳で、男前は良いよね～美しい人を観るのは幸せだよね～という私の独断と偏見に依る話でした。
何を美しいと思うかは人によって違うからね。
決して、よくあるおっさんの”若いおねーちゃんが良い”と言うセクハラみたいな話とは違うから。
