雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

働けど働けど我が貯金増えず・・・孫に貢ぐんだから当たり前

2020-06-28 18:35:09 | 日記

何だか久し振りにほっこり出来る日曜日・・・のはずだったが、結局高3の孫の誕生日プレゼントを

一緒に買いに行くことに。

孫2人が7月生まれで、今月は既にすごい出費している。

 

中2の孫には今月初めにパソコンを買った。娘が『Jが誕生日にパソコン欲しいと言っている。

おばーちゃん、いくらか助けてくれる?』と言うので、以前からJがパソコンを買う時は私が・・と言って

いた”えーカッコしい”の私は『そんなケチ臭いこと言わんでも、おばーちゃんが買うだげるよ』と。

”このパソコンはおばあに買って貰った”と、ただ単に孫にそう思われたいが為だけだ。

結構マニアックな高いものを買ったよ。

一緒に買い物に行った小5のTちゃんは机が欲しいと言う。彼女は秋生まれなんだけれど便乗している。

勿論勉強机は小学校入学時に買ってあげている。それも凝り性のお母さんの趣味で、結構いいモノを買っている。

なので、小さなテーブルだと思っていたが、行ってみると彼女の欲しいのは勉強机のことだった。

『えっ!???この机なん?アンタあるでしょうに』とは言ったがT曰く落書きして汚い、ガムテープ貼り

まくって汚い(誰が汚くしてんな・・💧)、挙句あの机はおとーさんにあげる と宣う。

娘もおとーさんもおばーちゃんも目が点👀!だったけど(買い物に娘は付いて来ていない)、おとーさんが

説得しても聞き入れず、結局机を買いました。

 

世の中にはご飯もまともに食べられず、きれいな水も無くて、学校に行けるどころか1日中働いて家族を

支えているような子が世界中にいっぱい居るんだよ。戦火の中で、命の危険に日々脅かされている子らが

いっぱい居るんだよ、毎日安全安心で美味しいご飯が食べられて普通に学校へ行けることが、どれほど

恵まれていることか解ってる?とは親も私もしょっちゅう言ってはいるけれど、まあ実感は無いだろう。

中2の方は少しは理解しているらしいが。

どこに勉強机を小学校のうちに買い替える人が居る?それも一生ものだと思うほど良いものなのに。

小5のTは、兄のJと一緒だった部屋を出て、おとーさんをパソコン部屋から追い出して、とうとう

じわじわと自分の部屋を確立して行った。マンションだからそれほど部屋数は無い訳で。

エアコンは狭いから要らないと言う娘に、寒い暑いのままでは可哀想とダイソンの空気清浄機付きの

ファンヒーター(扇風機にもなる)まで買ったおばあは、彼女の贅沢の片棒を担いでいるのは間違いない。

なので、私が”世界の・・・”と言ったところで、説得力は無いわね。

 

そんな訳で既に下の娘んちにお金を使った今月、追い打ちをかけるように上の娘んちのNは”電子ピアノが

欲しい”と。いくらすんの?と聞けばJに買ったパソコンと似たような値段だ。

『あらっ!見てたん?』と思わず思ってしまうくらい、何で2人して同じように今年に限って高いものが

欲しいのよ・・・💧と。

Nには、ピアノを始めた3~4歳?頃に最初に電子ピアノを買ってあげた。娘が厳しいものだから、

それはそれは必死に練習をして上手くなったのだけれど、事情があって(いじめで不登校になった。

幼稚園からただの1日も休んでない皆勤賞のNだったのに、学校へ行かなくなった)中学2年の時に

お父さんを置いて母子で大阪へ来た。最初は私んちに一緒に住んでいたけれど、あまりのNのだらしなさに

私が我慢出来なくり、今は近くに2人でマンションに住んでいる。可哀想にお父さんひとりで田舎の家に

残っている。

月に2回くらいは娘は掃除や食事の作りだめの為に帰っているが、Nは大阪での青春を謳歌していて、

田舎に帰ろうとしない。仕方ないのでお父さんがこれ又月に2回くらい、一人娘の顔を見に大阪に来ている。

家には、小さな家なのに”新古品で安かったから”と言う娘の意向で、防音施した部屋にグランドピアノが

在る。宝の持ち腐れだ。

中2か中3のピアノの発表会だったかを最後に習いに行くのをやめたNだが、それでも毎日弾きはしている

らしい。その最初に私が買った電子ピアノで。それがとうとう壊れたと言うのだ。

そーですか・・・まあピアノ弾きたいわね、毎日。という訳で、どの孫にも甘いおばあは、不公平にならない

様にと、同じように高い誕生日プレゼントを買いに行ったという訳。

 

”働けど働けど我が暮らし楽にならず・・・じっと手を見る 啄木” という歌が頭をよぎったが

自分の暮らしが苦しい訳ではないので、心境はちと違うか。

”働けど働けど我が貯金増えず・・・”だ。そりゃ孫にばっかり貢いでいるんだもの増える訳ない。

孫に奉仕する為と、今の仕事が好きなのと、辞めたらボケる恐怖とで働いている。

それも必死に。69歳のおばーさんがおかしいよね とは思うが、こんなのが居てもいいだろう。

私が娘や孫に甘いのには理由が2つ有る。

夫婦別れしたことで、子どもたちには辛い思いをさせた。それは取り返しがつかないこと。

お金で済むとは勿論思ってないが、出来ることはしてやりたい。罪滅ぼしの想いは多分にある。

そして知り合いの、孫がまだ小さいうちに亡くなった人の言葉。

『どんなに子どもや孫にしてやっても生きているうちだけ。死んでしまったらしたくても出来ない』

確かにそうだよねと、私はその時思った。生きているうちだもの。だからどんなにしてあげても

し過ぎるとは思えないのだ。

世の中にはいろんな考えの人が居るだろう。これは自分の想い。

そしてその想いを叶える為に元気で働ける身体と精神、そして境遇が有り難いと感謝している。