雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

71歳にセクハラ?”堕ちない”と誓った昔

2022-09-12 20:57:27 | 日記

過激なタイトルだが中身は過激でも何でも無い話。結構つまらない話かも。

日曜朝から静岡で担当機の搬入があったので、土曜夜は出張でホテルに泊まってた。

10時頃?個人の方の携帯が鳴る。どちらかの娘からだろうと思って出てみると、前の会社の

本社営業のHさん。1年以上喋ってなかったかも。

仕事の出来る人だった。本社と営業所。場所は違えど同じ営業で仲は良かった。今は55歳だそうだ。

『長い間連絡無いから冷たいな~と思ってた。仕事忙しいんでしょ?充実してるんでしょ?』と

聞くから『そーだよ。前の会社のこと思い出さないくらい、今の仕事のことで頭いっぱいよ』と返事。

彼の話は殆どが会社の愚痴だ。会社のと言うより社長の愚痴だ。

『○○ちゃん(私のこと)みたいなエースを引き止めもせずに平気で辞めさせるんだから、

あいつ(社長)はバカだ。何も解っていない』とか言っている。

で、酔ってる?のだろう。挙げ句出て来る言葉が『抱かせて』だ。『いい女だ・・』だ。

昔っからだ。私は勿論最初っから全然相手にしていなかったが、悪い癖だ。それがなければ仕事の

出来るいい子なのに。奥さんも子どもも居る。何を好き好んで16歳も歳上のおばあさんに電話して

来て、未だにそれ?他に聞いてくれる人居ないの?相変わらずだね・・・と呆れる。

 

とうの昔に色恋なんて、どこかに行ってしまってる。思いもしない。女ってことを忘れてる。

と言うより意識なんかせずに仕事してる。だから続くのだ。

お客さんであろうと同僚であろうと誰であれ、仕事関係の人にそういうものを感じると

はぐらかす。避ける。可愛がってもらう分には良い。でも線はどこかで引いている。

というか、もう71歳になって、そんな心配も要らないだろうと思ってる。

昔は酷かった。くぐり抜けてくるのは大変だった。大袈裟でもなんでも無く、ホント至難の技だった

と思う。でもそれももう今は昔。

 

会わなくなって既に4年が経過したその相手にそんなこと言われ、しばし私は考える。

私はもう以前の会社のことをあーだこーだと思い出すことは殆どない。今の生活に没頭しているから。

久し振りに電話して来て愚痴ですかい、そんなくだらない話ですかいと。

もしかしてめっちゃ失礼な話ではないか?と。今までは、”しゃーないやっちゃなぁ(仕方ない人ねぇ)”

と笑って過ごしてきたが、今言われてみると完璧セクハラじゃんと。いくら71歳相手にでもね。

まあ彼なら、若い子相手にでも同じこと言うだろう。そういう人なのだ。そんなヤツ相手にして

来たのね。それは前の会社に居た時に、付き合い上 適当に笑ってかわしてたのか?

そうだとしたら、私も相当イヤなヤツだ。

 

いつまでも愚痴は聞きたくない。文句があるなら会社辞めれば?出来ないなら文句言うなよ。

ダラダラと同じことを繰り返すのは好きじゃない。気に入らないならなんとかする努力をすれば良い。

もう私にセクハラするなよ。

私は前を、明日を向いて生きている。昔の会社のことは、もう知らん。楽しい話なら聞くけれど

くだらない話に付き合うのはもうヤメだ。もう彼の電話には出ないことにする。もしくはきっぱりと

引導を渡す。

 

何十年も前の遠い昔、夫婦別れをして気持ちがどん底の時に(別れたことに後悔はなかったが、

働いたこともない女が1人で生きていくことに、生活の不安に、押しつぶされそうになっていた)

心に誓ったことが有る。それは”堕ちない”ということ。決して堕ちはしないと強く思った。

頭・心・身体、そしてお金。すべてのことにおいて。楽に生きる術は有る。誘惑は多い。

堕ちるのは簡単。だけど決して堕ちないと、あの時思ったのだ。

セクハラまがいのバカのくだらない電話で、それを思い出した。