よく『細く長く』とか『太く短く』とか言うけれど、それ以外の選択肢は無いの?
『太く長く』はアカンの?と思っている。
昨日一昨日とめっちゃ久しぶりに、出張に社長同行してもらった。
金曜日に、引合段階から言うと1年以上かかっている茨城県の大型案件設備が先月現地搬入されて、
まだ調整の段階で生産運転には漕ぎ着けていないし、追加の費用のお願いもしたいのだが
社長に『FATにも顔出してない。真剣に設備見て下さってないでしょ!?あんな大きな注文
貰ってるのに、お礼方々挨拶くらい行って下さいよっ!』と誘う。
それに引っ掛けて、既に某設備を昨年から今年にかけて3台購入下さって、更にまだ3台の
引合貰ってる福島のお客様にも行きたい。
そのお客様には2019年に社長と一緒に初めてPRに行ったことがあるのだ。当然その時は話には
ならなかったのだが、今はもう違う。
『実績も出来て更に後の話も下さってるのだから、久しぶりに先方の社長に挨拶行きましょう!』と。
最初の1台が入ったのは、新しい設備の売り込みで営業皆であちこち活動展開している時、
あっ!あそこっ!とピンと閃いてアプローチしたら、それが当たったのだ。本当ラッキーと言うか
勘というか判断が優れているよねぇ、私。自画自賛。
そして1台入ると、2台目3台目とあれよあれよと決まった。それは設計したり造ったり工事行って
くれたりの社内のみんなにも感謝しなければならない。彼らの対応がマズくても話は続かないから。
今回の更にの3台の引合にも、メカの若手Kさんは『さすが◯◯さんですねぇ。◯◯さんはリピート率
メチャ高いですねぇ』と褒めてくれた。
私は2台目3台目の搬入時に、お客様社長をわざわざ呼び出してもらって、挨拶してお礼は申し上げている。
木曜日は、お客様社長・専務・工場長・担当課長以下総勢8人で迎えて下さった。勿論社長同行して
もらうとお伝えしていたので、お客様も礼を尽くして下さったのだと思う。
お礼もお伝え出来たし、今の諸々の設備もPR出来たしで、いい感じでおいとました。帰り道社長が
『◯◯さん(私のこと)はお客様に信用(?だったか信頼?だったか)されてるんやなぁ・・』と。
えっ!?何?何?褒めてくれてるの?珍しい・・・。しかし何で?どうしてそう思う?
社長曰くは、お客様の顔見てたら判かると。商談中、社長が喋っている時でさえお客様はみんな、
私の方ばっかり見てたと。ニコニコうんうんと。いやいや、そんなことは無いよ。社長が喋っている時は
ちゃんと社長の方見ておられたよと私は思うのだが、社長はそう言ってくれる。
午後イチに入るつもりで早く着き過ぎて駐車場で時間つぶしていた時も、昼食終わった課長初め
一個団体が、ニコニコしながらこちらに向かって来て声掛けられた時もそう思ったと。
ふうん・・・そんなふうに思ってくれるんだ。
その社長の言葉は私の中に、珠玉の言葉の一つとして心に残る。
仕事に関して言えば、
・◯◯さんのお客様は幸せ
・お客様に◯◯さんが好かれるのは嘘をつかないからだ
というOさんやHさんが過去に言ってくれた言葉も心に残っている。そんな言葉は仕事をする上で
すごく私の支えになっている。それに匹敵するくらい嬉しいよ、社長。
私は”怒りをエネルギーに変える”らしい。社長がそう言う。『なので、怒っときや』と言うけれど、
いつも怒ってる訳ではないんですが・・・。いつも怒ってたら、それこそ変な人だ。
社長と出掛けるのは久しぶりだったけれど、気を遣わなくていいからやっぱり楽だね。
なんでこんな事を思ったかというと、やっぱり仕事が好きなのよね私。歳だからもう、大人しく
引っ込んで・・・が出来るか?ということ。
亡くなった友Oの通夜の帰り、誰かが『最後はイヤだな・・・』と言う。Oのお通夜は人がたくさん
お別れに来られていて、盛大で温かい良いお通夜だった。後になればなるほど送ってくれる友だちが
減って来る、寂しいと、その友は言うのだ。『じゃあ、早く死にたい訳?』と聞くと 早くはイヤだ、
真ん中位がいいと。贅沢なヤツだ。『じゃあ私は最後でいいよ。みんなを見送ってからにするわ』
『友だち居なくてもいいの?』『別にいーよ。少なくとも子どもら孫らは居てくれるだろうから、
それでいいよ』
私はこの世に未練たらたらだから、ちっとやそっとでは死なない。死にたくないのだ。
でも”細く長く”というのは性に合わない。長ければ細いと言う訳でも、太ければ短いという訳でも
無いだろう。
どうせなら、太く長く生きるのよっ!私は。
でもみんな、まだまだアカンよ。もっと楽しもうぜっ!人生を謳歌しようぜっ!
みんなして長生きしよう、年老いてからの生活も”元気で”楽しもう。そう思ってるよ。