教育格差が未来を奪う？

今日の日経新聞に面白い記事が載っていた。
『教育格差が未来を奪う』というタイトル。”やまぬ機会不平等の連鎖”とのサブタイトル。

頑張れば必ず報われる、競争の機会は平等に与えられている・・という考え方をメリトクラシーと呼ぶらしい。
出自に関係なく能力と努力が到達地位を決めるという近代の基本理念なんだそうだ。
そして、世の中を支えるそんな原理原則が突き崩れているという危機感が広がって久しい。
親の経済力や家庭環境が学力を左右することの不安。
親の年収や学力を合成した指標（ＳＥＳ）と子供の学力との関係で、ＳＥＳが高いほど学力も高いと
いうだけでなく、ＳＥＳが最低で毎日家で勉強する子と、ＳＥＳが最高で全く家庭学習しない子とを
比べてみた時、後者の方が学力が上だったという結果。
不幸の連鎖と言うべきこの事実をどう断ち切るか・・・みたいな、まあざっくりと言うとこの様な内容だった。

自分が読んで感じたこと。それは、そんなことは今に始まったことではないでしょ？ということ。
原理原則が突き崩れているという危機感が広がっている？何を言ってるのっていう感じ。
物事の捉え方自体が自分とは違うわ。

先ず、経済的な格差が学力とほぼ比例しているという話は、自分が小学校の時代からあった。
極端に言えばお金持ちの子の方が貧しい家の子に比べ、押しなべて勉強がよく出来た。
昭和３０年代なんて今よりもっともっと貧富の差が激しかったと思う。
しかし今の時代と違って誇れることは、この件からは話は逸れるが、『貧しい家の子を、その他の子供たちが
貧しいことを理由には決していじめたりしなかった』ことだ。
夫々が自分たちの立場を理解していたし、静かだったし、必要以上にその問題についてあげつらったりすることは
無かった。
昔、まことしやかに言われていたこと。
知能指数の高い貧しい子と、知能指数が低くて家庭教師が付いている子とでは、家庭教師が付いている子の方が
学校の成績良いんだって・・・・という話。本当か嘘かは知らないが。
ＳＥＳ云々という話はこの件と似ている。

そして一番自分が強く思うことは、日本は資本主義の国だし民主主義だし、皆とても自由だと言うこと。
何をしようが法に触れなければ良い訳で。
お金持ちになりたければ一生懸命働けばよい訳で、その為に学歴が必要なら一生懸命勉強すれば
良い訳で、貧しくても今は奨学金制度もあるしで、貧しい＝上の学校へ行けない　だとは思わない。
貧しくて学歴が低いということが、貧困の連鎖になって居るとは決して思わない。

『努力は報われる』と自分は思う。そうでなければいけないと思う。
報われないと思う人はおそらく頑張りが、一生懸命度が足りないのだと思う。
上に立つ人たち・トップと言われる人たち。彼らが全て裕福な環境で育ち高い学歴を持っているかどうかは
知らないけれど、おそらく凡人には理解出来ないほどの思い、それこそ血の滲むような思いや我慢そして努力
をして来た人たちだ。

貧しくても立身出世した人だっている。
学歴が無くても貧しくても、頭と知恵と体と根性を振り絞って頑張ればいい。そうすればきっと道は開けるはず。
頑張ったら頑張っただけの結果だと思う。

貧困の連鎖と言うけれど、貧しい⇒学歴が無い⇒ちゃんと勉強していない⇒大きな会社には就職出来ない⇒
収入が少ない⇒裕福な暮らしは出来ない⇒結婚する。子供が出来る⇒でも親が頑張って働く姿を見せない。
怠けた生活をする。きちんと躾をしない⇒子供は親を見て、どうせ頑張ったって駄目なんだと最初から諦める
⇒だから勉強しない⇒・・・・同じことの繰り返し。
貧困の連鎖って、こういうところから来るのではないのか？これが嫌で、何とかしなくてはと頑張る人は
抜け出そうとするし頑張るし。貧しくても知恵と根性と体で這い上がれるでしょ？それをしない怠け者が
貧困の連鎖を繰り返さざるを得ないのでは？
だから人によるってことだと思う。
そりゃ裕福に生まれた方が恵まれているとは思う。でもそれが幸せの全てじゃないはず。
人は生まれる環境を自分で選べない。でも貧しい・・こんな親なんて・・と泣いているだけじゃ
何も変わらない。

世界は開かれているのだから、自由に生きれる日本と言う国に生まれたのだから
頑張って自分の手で、その貧困の連鎖と言うものを断ち切って欲しいと思う。
誰にでも成功するチャンスはある。でもそれは、誰にでも簡単なことじゃない。

美しい日本語を使おう

『今度、ばあばに連れて行ってもらおうか・・・。』
昨日久し振りに聞いた『ばあば』という言葉。電車の中での母親と子供の会話。

私は『ばあば』という言葉が大嫌いである。一体いつから、そんな呼び方が世の中に蔓延し出したのか！？
『じいじ』『ばあば』という呼び方、『パパ』『ママ』も嫌いだがそれ以上。
日本には”おじいさん・おばあさん又はおじいいちゃん・おばあちゃんという呼び方が昔からちゃんとあるでしょ。
もっとハイソなら、おじいさま・おばあさま　ってね。
一体　じいじ・ばあば　って　何語よ？そんな日本語無いよ。勝手に作ったんかい！

百歩譲って赤ちゃんの時に、まだおばあちゃんと呼びにくいから一時的に ばあば だったとしよう。でも長ずれば
その呼び方はおかしいよね。
私は夫々の家庭が家の中で、どう呼び合うかなんて、そんな細かいことを言っているのではない。家の中では
好きにすれば良い。しかし一歩外へ出て、幼児・子供だともう呼べないような年頃の子と、その親なり祖父母なりが
その言葉を使うと気持ち悪い。
世の中『じいじ』『ばあば』が蔓延し過ぎ。あんなの日本語じゃない。私は認めていない。

パパママもそう。大人になって他人の前でパパママはおかしい。大体偏見かも知れないが、パパママと呼ばれている
人に限って、パパママと言う風情・趣じゃないんだよな。

私んちは　おとうさん・おかあさん・おじいちゃん・おばあちゃん　だ。小さいうちからね。
最初は　っばっちゃん・・・みたいな感じだけど、段々上手になって来る。
最近ではわざと『おばあ』と省略して呼ぶ奴も居る。

奇しくも昨日５歳児が『おかあさんはどうして”ちゃん”じゃなくて”さん”なの？』と聞いた。
おー鋭いところに気が付いたなと嬉しかったぞ～。
おばあちゃんは”ちゃん”だし、本人は〇〇ちゃんと呼ばれるから、おとうさん・おかあさんだけ”さん”なので
不思議だったみたい。さんでもちゃんでもいいよ。『おかあちゃん』て呼んでもいいよ～と言ったけど、
本人はおかあさんて呼ぶのと言ってたな。

とにかく外でじいじ・ばあばと呼び合うのはやめて。幼稚過ぎて気分が悪い。
聞いて気分が悪い人が居るということは、世の中の迷惑になってるということだから。やめるべし。
美しい・正しい日本語を使いましょう！

小保方さんのこと

今更だが小保方さんのことを。
ＳＴＡＰ細胞のことでは無く小保方さんのことを。

懲戒解雇処分だとか何とか。今更・・・と言う感じ。
無いものを、さも有る様なフリをして周りを騙し大騒ぎし、問い詰められて結局ダメでした・・・
みたいな結末でいいのか？
あれだけ世間を騒がせ、日本が世界に恥をかき、騒ぎに巻き込まれた人だっているというのに
当の本人に、何のお咎めも無しと言うのは世間が黙っちゃいないんじゃない？
ＳＴＡＰ細胞あるあると言って国のお金で研究したんだよね？
怪しくなってからの検証実験も国のお金。
第一お詫びとか懺悔とか無いの？

今言うと、今だからそう言うんでしょ！と言われるだろうが、本当のことだから。
約１年前、ＳＴＡＰ細胞のニュースで日本中が沸いた。
テレビはどの局も、同じ映像を何度も何度も繰り返し繰り返し流し続け、ＳＴＡＰ細胞発見？
作成？の偉業を伝えていた。私はその時から違和感。

めっちゃ素朴な疑問。
こんな若い女性の研究者が、それほど長くない時間で見つけたというＳＴＡＰ細胞なるものを、
何故？世の中の錚々たる研究者たちが、日々頭を悩ませ研究に没頭しているであろうエリートたちが
見つけられなかったのか？ということだった。
素人の自分には分からないけれど、そういう方たち、ありとあらゆる可能性を信じ探し見つける作業を
研究室に籠って日々実験しておられるのだろうとイメージしているから、何でそんな偉い方たちが
出来ないことを、若い女性がいとも簡単に（とは言わないけれど）出来てしまうのか不思議で仕方なかった。
そして、おじさま方は口惜しくないのかな？と思った。
すごい研究だっったんだよね。ノーベル賞ものだって騒いでいたよね。
本当に？何だか信じられないな・・・と。

私は山中教授が大好きである。
あのｉＰＳの。
あの方、男前で一見クールだけれど、お話されるととても面白い。
あの顔で大阪弁だし・・・。
頭脳だけでなく、お人柄も最高。人の好さが滲み出ている。
そして真面目そうで優しそうであたたかそう。
寄付集めの為にマラソンもされるが、それも決してパフォーマンスじゃない。
普段から走っておられたから。
嘘の無い方だと信じられる。
とにかくカッコいい。パーフェクトに近い。
山中さんがノーベル賞受賞された時は超興奮した。日本中が沸いたよね。
嬉しかったし幸せだったし日本人として誇りに思った。

ＳＴＡＰ細胞発見のニュースの時、全く興奮もしなければ嬉しくも無かった。
結局最初から詐欺だったんだ・・・。
嘘で嘘を塗り固めた結果よ。
私はそう思う。
何一つ真実は無かった。

一度辞めた人が再び総理大臣になるのは好きじゃない

安倍さんが嫌いな訳じゃないけど、私は一回首相になって辞めた人が、再度出て来ると言うのが好きじゃない。
安倍さん最初の時は若かったし、体調も悪かったのですぐに辞めちゃったけど、正直時期尚早だったんだよね。
年も若いし経験も豊富じゃないし、まだ時期じゃないから・・・と断ることも出来たはず。
でもやっっちゃった。そしてすぐ辞めた。あれから福田さん麻生さん・・・と確か１年スパン位でコロコロと
首相が変わった。で、挙句の果てに政権とられちゃった。

首相ってのはトップであって、その上は無い訳で、人は一番上を目指すよね、大概。
一番上人に立った人が、又下に降りてウロウロ・・・と言うのはどうもカッコ良くない。
会社で言えば社長・会長がヒラになって、まだ居る　みたいな。何だかおかしい。

安倍さん、最初の時はろくに仕事出来なかったから満足はしていなかっただろうとは思う。
でもあの時あの年齢で総理大臣になったのが安倍さんの運命だったのだと思う。
そう言う意意味では、再度首相になれたのも運命なんだろうけど。

何だか今は”向うところ敵なし”みたいな感じでいい気になり過ぎみたいな気がする。私は石破さんの方が良かったし。
小泉さんは首相辞めて代議士も辞めてさっさと引退したよね。あれカッコいい。
今でも人気あるし、おまけに跡継ぎの進次郎さんは、お父さんよりカッコいいし人気あるかも知れないし。

選ばれ方も制度も全く違うから単純に比較は出来ないけれど、アメリカの大統領は一度辞めたら二度となれない。
その方がよっぽどカッコいい。
安倍さんの政権が長く続くのは面白くない。もう飽きた。早く辞めて。いい気になり過ぎ。
てか、他の自民党の議員さん方も情けないね。俺が総理大臣になってやろうっての、他に居ないの？

道徳だとか常識だとかを知らない若者

歩道を歩いていたら、前から中学生だか高校生だかの集団が歩いて来る。歩道の道いっぱいに広がって。
私とすれ違う時にやや１人だけスペースを空けたかに見えたが、すれ違いざまにリュックが私にドン！と当たった。
で、そのまま行ってしまおうとした。
私は追いかけて『ちょっと待て！何か言うこと無いのか？道は自分たちだけのものか？ここは一方通行か？
反対側半分空けないでどうするっ！』１人の服を掴んで離さなかったが今から思えば恐ろしいこと。
比較的おとなしい子たちだったから良かったものの。
『言うことは？』『済みません』『どこの学校？』『○○（学校名）』学校に言うつもりはないけれど一応聞いた。

人に優しくするとか親切にするとか、出来ればするに越したことは無いが、私は人に喜ばれることをするより、
人が嫌がることをしないことの方が大事なのではないかと思う。人の迷惑にならないこと。
喜ばれることをすることが＋（プラス）だとしたら、嫌がることをしないことは０（ゼロ）。でも別に、プラスである
必要なんかない。マイナスにさえならなければ良いのだと思う。

日々の小さなこと。社会に出たら自分だけではなく他人がいっぱい居るということ。他人に迷惑をかけないこと。
電車の中で大声で話すこともそう。スマホをいじりながら歩くことも、信号を無視することもそう。
当たり前のことが何故分からないのか？頭が悪い訳じゃないだろうに・・・。自分が嫌なことは人もイヤなんだけど。

道徳心とか常識だとか、今は誰も教えないの？教えなくてもちゃんと出来る子は出来る？
そういうことを知らない分からない子供たちばかりになったら、世の中どうなるんだろうって思う。
お行儀だとか躾だとか、そういう言葉って死語？
日本の美徳ってどこへ行ったんだろう。