午後2時46分。黙祷をお願いいたします。
あくまで「鎮圧」であって「鎮火」ではないところが微妙ですが、本日中にはすべての避難指示が解除される模様。
明日は「あの日」。どうか重ならないことを
祈るばかり。
福島県出身の西田敏行さん。大河ドラマ『翔ぶが如く』に西郷隆盛役での出演が決まったとき、福島の方に言われたそうです。
「薩長側の人物を演じて欲しくはないが、西郷さんなら許す」
言われてみれば、あれだけ沢山歴史上の人物を演じているのに、幕末の薩長側の人物を演じていた印象はあまりない、気がする。
いや、これは単に受けを狙った、というか、福島特に会津の方々の気持ちを思いやった発言で、本当は他にも演じているのかもしれませんが、なにしろ演じた役柄が膨大で、よくわからない。
いずれにしろ、私の中ではとても印象に残っている発言でした。
豊臣秀吉を演じ、徳川家康も、その息子徳川秀忠も演じ、8代将軍徳川吉宗も演じ、その徳川幕府を倒した西郷隆盛も演じ
さらには、その薩長に倒された会津藩の家老、西郷頼母も演じ
武田信玄の軍師、山本勘助も、後白河法皇も、みんなみんな西田さん。
大河ドラマに西田敏行あり。
楽しませていただきました。
感謝と敬意と哀悼を込めて
合掌。
大久保利通(鹿賀丈史)と西郷隆盛(西田敏行)
中村吉右衛門版『鬼平犯科帳』で、同心。村松忠之進を演じた俳優、沼田爆さんが亡くなられました。84歳でした。
この村松忠之進。原作には登場しないキャラクターで、主に料理や食のうんちくを語る場面にのみ登場するんです。
鬼平犯科帳の原作者、池波正太郎先生は食通としても知られており、作品の中にも料理のうんちくが数多く描かれており、村松忠之進とは、そんな池波先生の食通ぶりをドラマのなかで生かしたいということから、ドラマ制作陣が創作したキャラクターということなんですね。
だからこの村松さん、食のうんちくを語る場面以外にはほとんど出てこない。同心なのに捕り物にはほぼ参加したことがない。
緊迫感溢れるドラマの中での、息抜き、癒し。そんな存在でした。
食を語る時の、いかにも楽しそうな、嬉しそうな表情、口調。
いいキャラでした。
ドラマの中では常に”猫どの”と呼ばれており、村松忠之進という本名で呼ばれることはほとんどなかった。だから視聴者の方々でも、猫どのは知っていても、村松忠之進って、誰?ということは多かったのではないでしょうか。
ちなみに”猫どの”の由来は、池波先生が猫を飼っていたから、だそうな。
沼田爆さん、猫どの。楽しいひと時をありがとうございました。
感謝と敬意と哀悼を込めて
合掌。