問わず語りの...

流れに任せて

暴れん坊将軍、復活!

2024-11-30 04:37:21 | 時代劇

 

 

上様「余の顔を見忘れたか」

悪役「うっ、上様!?へへーっ(平伏)」

上様「勘定奉行〇〇〇〇、潔く腹を斬れい!」

悪役「ぐぬぬ、…上様がこのような所におられるはずがない!こやつは上様を騙る痴れ者じゃ!、斬れ!斬れ!」

 

上様、刀を抜き、峰を返す。

 

 

ジャーンジャーンチャン、チャチャチャ、チャチャチャ、チャーンチャーン

チャーン♪

 

 

見事な峰討ちで悪の手下たちを倒す上様。最後に残る悪の親玉。

 

上様、配下の忍びの者に「成敗!」と命ずる。斬られる悪役。

 

 

 

…とまあ、毎回毎回繰り返される定番の展開に、視聴者は拍手喝采するわけです。

 

 

これが、定番時代劇の「様式美」。

 

 

若い時は、こうした定番の展開が馬鹿らしく思えて、離れる人もいるでしょう。でもある程度の年齢に致ると、また「ここ」に帰ってきちゃうんだよね。

 

 

どんなエンタメにも定番、様式はあるものです。スーパー戦隊シリーズなんか、何十年と変わらぬ定番、様式を繰り返し続けていて、子供たちは皆、その定番の楽しさを教え込まれて育ってきているわけ。だから

 

 

最終的には、「定番」「様式美」に帰って来るのさ。

 

 

定番、様式という「型」があるからこそ、「型破り」なことが出来る。なにもないところには型破りもない、それはただの「方無し」。

 

 

今回、監督が三池崇史と聞いて、この型を大切にしつつの「型破り」を見せてくれるのではないか、と、ちょっと期待しています。

 

 

暴れん坊将軍という定番中の定番時代劇の、典型的な様式美を大切にしつつ、そこから外れたこともする。

 

 

伝統と新味との融合。これこそが文化を後世に伝えて行く最良のかたち。

 

 

「新・暴れん坊将軍」が、そのような時代劇足り得るかどうか。

 

 

ちょっと楽しみなような、そんな気もする。

 

 

でも三池さんって、当たりはずれが大きいからねえ…。

 

 

 

『新・暴れん坊将軍』2025/1/4.よる9時。テレビ朝日系列にて放送。

 

 

 

 

 

 

 

 

殺陣のキレが変わってない!

 

 

 

 

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ももクロ春の一大事2025 開催地は

2024-11-29 03:33:58 | ももクロ

 

 

 

2025年の「ももクロ春の一大事~笑顔のチカラつなげるオモイ~」の開催地は

 

 

新潟県新発田市!

 

 

なんと、『十一人の賊軍』の舞台ではないですか!

 

 

なんだろうね。ここに至って、戊辰戦争の再評価の機運が高まりつつあるのかな、なーんて。

 

 

適当なことを言ってみる(笑)。

 

 

なんだかとっても、面白いことばかりが起こる

 

 

 

今日この頃です。

 

 

 

「春一」は自治体との協力の元に毎年開催されるもの。名乗りを挙げた自治体とももクロ運営がタッグを組んでのイベントで、事前と事後とを含めて、開催地の観光や物産の振興に協力し、地元の方々との交流も続けるという、普通のライブイベントとはだいぶ性格を異にする特殊なイベントで、毎回多大なる経済効果を自治体に齎しているそうな。

 

 

観光庁から表彰もされている、面白いイベントです。

 

 

どうです?そちらの自治体の方。

 

 

手を挙げてみませんか?

 

 

ちなみに、治安等の心配をされる方もおられるかもしれませんが、その点はほぼ大丈夫だといっていいです。それがコチラ↓

 

 

 

 

「ファンは推しの鏡」。モノノフはよくわかっています。だから

 

 

大丈夫。

 

新発田市紹介動画

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映画『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』

2024-11-28 04:03:55 | 怪獣、特撮

 

 

 

YouTubeにて、来週金曜日までかな?無料配信やってますので、是非是非ご覧いだたきたい。

 

 

「平成ガメラ三部作」、『ガメラ大怪獣空中決戦』1995。『ガメラ2レギオン襲来』1996。そして『ガメラ3邪神〈イリス〉覚醒』1999。の三本は、何度観たかわからない位観返しています。大好きなんだよね。

 

 

ある意味怪獣映画の最高到達点ではないかとさえ、思う。

 

 

もちろん『シン・ゴジラ』も『ゴジラ-1.0』も大大大好きですよ。大大大傑作だと思うし、特撮技術的にもこちらの方が上を行っているのは当然のこと。でもね

 

 

そういうことじゃないんだよ

 

 

そういうことじゃないんだ。

 

 

どんなに技術が未熟であろうとも、昭和29年の『ゴジラ』第1作は間違いなく傑作だし、モノクロであろうがセリフが聞き取れなかろうが、『七人の侍』や『用心棒』は間違いなく、時代劇の歴史に永遠に名を遺す傑作であるように

 

 

特撮技術云々ではないんだよ、技術を越えた「心意気」やストーリー、脚本演出など作品そのものの出来具合、怪獣映画への「愛」、それらを怪獣映画というジャンルの中で総合的に観たとき

 

 

「平成ガメラ三部作」は、間違いなく最高到達点だと言える、と私は思っています。

 

 

怪獣の中で一番好きなのはゴジラです。それは変わらない。でも「怪獣映画」というジャンルの中での総合判断として観たとき

 

 

やはり「平成ガメラ三部作」が、最高峰だ。

 

 

そんな最高峰が、無料で観られるんですよ!こんな素敵なことはないです!

 

 

観ましょう観ましょう。是非にも是非にも、是非是非是非にも

 

 

観て下さい。観なさい!観るべし!

 

 

 

 

 

 

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イケオジの涙と銀賞。そして浪江

2024-11-27 04:26:47 | 時代劇

 

 

 

映画『侍タイムスリッパー』を最初に上映してくれた”聖地”池袋シネマ・ロサにて、上映100日を達成したということで、舞台あいさつに立った山口馬木也さん。

 

 

あまりの歓声の多さに”男泣き”したそうな。

 

 

イケオジの涙、いいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

侍タイムスリッパーの監督、安田淳一氏が、2024年度新藤兼人賞・監督賞銀賞を受賞しました!

 

 

おめでとうございます!!!👏👏👏👏👏👏

 

 

作品賞とか男優賞とか女優賞とかは逃したけど、まだまだこれから。

 

 

賞レースは続くよ。どうなりますことやら。

 

 

楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「JA浪江」のみんな、喜んでるかな。少しづつ復興は、着実に。

 

 

 

 

 

 

 

浪江女子発組合『会いに行っていいですか』

 

 

 

 

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映画『雨あがる』

2024-11-26 04:05:42 | 時代劇

 

 

2000年公開かあ、24年前、撮影はおそらく1999年だろうから、もう25年も前の映画だ。月日が経つのは本当に速い。

 

 

 

寺尾聡演じる浪人。剣の腕は立つし、性格はとても優しい。いつも春風駘蕩として、陽だまりのような温かさと、春風のような爽やかさを持つ侍、なのですが

 

 

なぜかいつも、トラブルに巻き込まれる。その腕を見込まれて仕官しても、すぐダメになる。生活が安定せず、貧乏な放浪暮らしが続く不運。

 

 

試合をすればまず負けることはない。しかし負けた相手に対しても優しく気遣ってしまう。

 

 

この優しさが相手の不興を買う。恨まれる。結果

 

 

トラブルが起きる。

 

 

こんなことの繰り返し。それでもこの人は、

 

 

その性格が曲がることはなく、相変わらず他人のこと、それが武士であろうと庶民であろうと関係なく、優しく気遣う。

 

 

この人が出会った某藩のお殿様。三船史郎(三船敏郎さんの御子息)が演じるお殿様とは妙に気が合い、今度こそは上手く行くかと思えたのだが……。

 

 

 

主人公を演じる寺尾聡さんがとても良い。その佇まい、歩き方、所作等が完璧で、普段は優しい目をしているのに、刀を抜いて構えると、その目つきがとても厳しいものに変わり、全身から発する「気」まで変わってしまう見事さ。

 

 

寺尾さんはこの映画のために、剣術の先生について稽古を重ねたそうで、その動きにはまったく無駄がなく、「本物」にしか見えない。

 

 

素晴らしいです。

 

 

三船史郎さんはプロの役者さんではないので、演技は下手ですが、その豪快さは三船敏郎さん譲りで、演技よりもその「人物」で選ばれたのでしょうね。

 

 

吉岡秀隆さんも出ているのですが、この方はどう見ても、武士にはみえないんだよなあ(笑)。まあでも、こんな武士がいても良いかな。

 

 

それと、主人公の奥方を演じた宮崎美子さんがとても良かった!この奥方のセリフ

 

「人は何をしたかではなく、何のためにしたか」が大事だというセリフ。

 

 

すべてのことに通じるセリフとは言い難く、あまり安易に使うべきセリフではないけれど、人の在り方、優しさ、情というものは、とても大事な、考慮すべきことだな

 

 

とは思いますね。

 

 

そうそう、最近話題の山口馬木也さんも出てます。セリフもほとんどなく、殿の後に控えている近習役でひっそりと出演されています。この頃から今に至るまで全然変わっていない印象。この時点ですでに、「山口馬木也」は出来上がってます。

 

 

黒澤明監督の遺稿を基に制作された本作。晩年の黒澤監督が描きたかった「爽やかな」時代劇を、黒澤監督の弟子にあたる小泉堯史監督が映画化した作品。

 

 

良い時代劇です。おススメ。

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