かっこいいねえ。混じりっけなし、これぞ真正のヘヴィ・メタル・サウンド。メタル・ゴッドは健在なり!
鋲を打ったレザーを身に纏うだとか、ヘヴィ・メタル特有のファッションスタイルを作ったのもこのバンドだし、とにかくね、ヘヴィ・メタルとはなにかを知りたければ、まずはジューダス・プリーストを聴きなさい!観なさい!
これが「基礎」だから。
あとはディープ・パープルやレインボーあたりを押さえて、それとやはりアイアン・メイデンね。この辺をしっかりと押さえれば、ヘヴィ・メタルの何たるかは大体わかるのではないかな。おっと、それとブラック・サバスを忘れちゃいけない。
大概のヘヴィ・メタル、ハード・ロックはこの辺りからの派生形と考えていい。かのメタリカにしてもそう。メタリカの場合は、ここからさらなる大きな発展を見せてくれましたね。
それはともかく。
結成自体は1969年!レコード・デビューは1974年ですからそこから数えても、もう50年ですよ!半世紀っすよ。
歴史あるねえ。
ヴォーカルのロブ・ハルフォードは御年73歳。すっかり「メタル仙人」といった感じの風貌になっていますが、いまだ壮健!老いて益々盛ん。大したものです。
メンバーもほとんど入れ替わってます。ドラムのスコット・トラヴィスは、若手だと思っていたら、バンドに入ってもう35年も経ったんだね。早いねえ。歴史だねえ。
ギタリストも入れ替わっちゃったし、でもベースのイアン・ヒルはずっといるね。ロブ・ハルフォードでさえ、一時的に脱退したことがあるのに、イアン・ヒルはずっといる。ステージの後方で、ほとんど自己主張をすることもなく、静かに揺れながらベースを弾き続けて、ずっといる。
これもまた、歴史。
ヘヴィ・メタルの生きた歴史(化石ではない)ジューダス・プリースト。現在来日中。日本公演は今週一杯かな。
チケットはほぼ完売。生きた歴史の人気は、いまだ健在。