今までに述べたことだけでもアクバル王と長男のジャハーンギールの中が悪かったのは想像に難くないですよね。生き方が全く異なります。価値観が違うのですからね。アクバル王は今も人気がある王です。料理の世界でも彼の名前はよく出てきます。たくさんあるレシピの中から、今までに食べたことの、おそらくない料理をご紹介しておきましょう。“アクバル王の鶏料理:Murgh Akbari (ムリギアクバル)“ です。Murgh はチキンの意です。かなり手の込んだ料理です。一度試されては如何ですか?
Murgh Akbari (ムリギアクバル、مُرغ اکبری)“レヌ・アロラ 私のインド料理”から引用させていただきました。
材料
下味用ソース;
チキン胸肉(二枚に切る) 3枚
ヨーグルト 30g
タマネギ(みじん切り、茶色になるまで炒めておく) 1TBS
ベスン粉(チャナ豆の粉) 2TBS
ショウガの汁 ―
ニンニクの汁 ―
塩 1/2ts
ソースの材料を混ぜる。
胸肉に混ぜた下味用ソースを塗る。
詰め物;
オレンジ(細かくほぐす) 3-4袋
シシトウ(みじん切り) 2本
タマネギ(みじん切り) 5g
しょうが(みじん切り) 10g
レーズン 5g
カッテジチーズ 2TBS
松の実 10g
塩 ―
詰め物の材料をすべて混ぜて胸肉で巻く。
ブラウングレイビーソース;
ココナッツジュース 1/2缶
カシューナッツ 10g
ポピーシード 30g
クローブ 8粒
カルダモン 4粒
シナモンスティック 1/2本
ココナッツジュース、カシューナッツ、ポピーシード、クローブ、カルダモン、シナモンスティックをミキサーにかけてペースト状にする。
サラダ油 100ml
ヨーグルト 400ml
ニンニクの汁 ―
ショウガの汁 ―
鍋にサラダ油を熱し、しょうがとニンニクの汁、ヨーグルトを入れて煮る。ブラウングレイビーソースとペースト、次のレッドペッパー、ガラムマサラ、塩を入れて水を加え15-20分間煮詰める。
レッドペッパー(粉) 1ts
ガラムマサラ 1ts
塩 11/2ts
水 400ml
鶏肉に上の裏ごしをしたソースを掛け、200℃のオーブンで約15分間焼く。
一切れを半分に切って供する。
「こんなのやってられない!」という方は下のサイトをご覧ください。味は少し劣りますが驚くほど簡単な方法です。 http://www.khanapakana.com/recipe/0c10a5d4-226f-43f3-9b62-398a3f733cab/chicken-akbari-
デザートも必要でしょう。これはムガル時代のレシピではありません、イラクの現在のレシピですが上の料理に味も雰囲気も合っているので引用しておきました。
ローズウォーターとサフランのアイスクリーム (Bastani Irani)
バスタニは、牛乳、卵、砂糖、ローズウォーター、サフラン、バニラで作ったイランのアイスクリームです。(ピスタチオが入ることがあります)https://www.foodandwine.com/recipes/rosewater-and-saffron-ice-cream-bastani-irani から
材料;
卵黄 6個
生クリーム 300ml
牛乳 300ml
砂糖 120g
塩 1/2ts
サフラン(粉末) 1/2ts
ローズウォーター 50ml
バニラエッセンス 1/2ts
乾燥薔薇 ―
方法;
1.大きいボールの中に冷水を入れる。別の中くらいのボールの中に卵黄を入れて白っぽくなるまで混ぜる。
2.鍋に生クリームと牛乳、砂糖、塩、サフランを入れて混ぜ、中火で砂糖が溶けるまで熱する。卵黄の中に半量入れて流れ落ちるまで混ぜる。鍋に戻して弱火で木杓子を使って混ぜる。火が通って木杓子の背に付くまで約12分間火を通す。決してボイルしない。
3.カスタードを裏ごししてボールに入れ、冷水で冷やす。冷えたらローズウォーターとバニラを入れて混ぜる。ラップにくるんで冷蔵庫に4時間以上入れておく。
4.カスタードをアイスクリームメーカーに入れる。アイスクリームを22.5x10cmの容れ物に入れて4時間以上凍らせる。
5.アイスクリームをボールに入れ、ドライの薔薇を飾って供する。
生クリームとサフランの取り合わせは本当に後を引く口当たりです。すり潰したピスタチオを入れると食べるのをやめられなくなります。
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