平和の歌・核兵器絶滅へと戦った英雄の歌

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劇小説  第1回 i新青年

2008年03月13日 | Weblog
 勇太は青年で悩みが多かった。欲望は当然あった。魔の誘い、お酒、女、ギャンブル、世の中には誘いがうずうずしている。青年たちを堕落に誘う。新宿でも夜になるとネオンがちらちらと男たちを誘う。
 女 にいさんよってよ、サービスするよ。
 勇太 それどこではないよ、安賃金で生活がいっぱいだ。あばよ。
 じいさん 若いの、人生は長いよ、遊んでいきなよ、サラ金があるよ。ひひひ。
 勇太 ちえ、魔がうじょうじょしているな。真面目にやろうとしても邪魔をする。ここは、東京1の繁華街だ。当然、誘いも多いい、酒でも屋台で飲むか。
 横田 おい、勇太じゃないか、遊びか、よく安賃金で遊んでいられるな。俺は今日の仕事はビル掃除、8千円、怪我したら自分もちだ、フリーだから休みも自由なのが気がらくだ。お前はいくらだ。
 勇太 同じようなものだ、夜勤は万円になるぞ。
 横田 保障なしか。ところで、希望を捨ててないのか、チャンピオ目指しているのか。
 勇太 何とかな。相手もいるから、なかなかだ。
 横田 しかし、こんなところで遊んでいては、とても無理だな。一流は練習も激しいんだぞ。
 勇太 スランプだよ、人生の壁に当たっているんだ。お前は悩みないのか。
 横田 不安だ、将来の、今の仕事では将来はないよ。
 勇太 人のこといえないが、希望は大切だ。
 横田 希望か 空だな、宇宙だな。夢、幻か、やっていられんよ。
 勇太 重症だな、悩み深き青年か。同じ、笑えない。 
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