EAを作成したり他から入手したりした場合には、まずバックテストやフォワードテストを実施してその動作性や有効性を確認することになります。
例えば1時間足での運用テストを行う場合、エントリーや利益確定が終値ベースで行われる場合には、4本値のみのテスト(コントロールポイント)で済みます。しかしながら、ザラ場でのエントリーや利益確定を行うEAではそうはいきません。理想的には、テスト期間中の全ティック(値動き)で行う必要がありますが、MT4のテスターではすべてのティックを網羅しているわけではありません。各時間軸で適当な間引きが行われているからです。そこで、なるべく現実に近い正確なティックを得る必要がありますが、具体的には1分足の全ティックを使うのが一番確かなテストということになります。
ところが、例えばMT4のEURUSDチャートの1分足を表示して一番古い(最初の)ローソク足に戻してみると、大方の業者では1分足のデータは過去数カ月分しか存在しません。これでは、EAを1時間足でテストする場合には、その正確性は過去数カ月間担保されるにすぎないことになります。
幸いMT4/MT5には、過去の1分足の全ティックを補充できる機能があります。利用している業者のデータとは異なる他社のデータとはなりますが、それらをインポートすることができます。
最近、AXIORYのサイトにて2015年以降のデータをダウンロードできるページを発見しましたので、紹介しておきます。同ページにはMT4/MT5へのインポート方法も詳説されていますので、参考にされたい。
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