2023/1 投稿句
1/1(日)
うさぎ年名ばかり年々跳ね難く・・のんあるも年に一度の大晦日 ・歳食えど「老けたねえ」とは耳障り
1/2(月)
越年もトイレついでの些事となり ・初詣朝からそぞろ赤ら顔 ・ウイーンからワルツ届けば年が明け
1/3(火)
ラグビーも稚児の遊戯やバーズアイ ・ステーキ店立ち食いソバ屋を師と仰ぎ ・ヨーヨーマ ドボルザークの寵児なる
1/4(水)
朝湯浴び枯れ尾花にも湯気が立ち ・甘党へ左右のジャブやレジの横 ・冬本番カキ鍋抱けば徳利焼く
1/5(木)
京より孫の遣いと娘の便り ・駅伝やガシャガシャコハレル像はなく ・銀行のこよみが欠けて壁に穴
1/6(金)
孫来れば孫より燥ぐ二人おり ・五度目でもまーだだよーと変異株 ・年初めジムのメニューをまず熟し
1/7(土)
そつはなく帰り支度の孫に婆 ・天職と言い聞かせて四十年 ・また来いと親子丼で孫送る
1/8(日)
DMがそれ行けやれ行け旅累々 ・生活欄だんだん疎く遠くなる ・電話口もう二,三泊孫の声
1/9(月)
王将戦せめて羊羹相伴し ・ショパンもショパン辻井も辻井 ・寒のバラ咲いて膨らむ爺の鼻
1/10(火)
18か19か二十歳大人の日 ・年寄りが飽きないようにと大 ・相撲・春よりも満天星身を飾り
1/11(水)
いい日和!思わず口に出る齢 ・脳内で徒花活けてるヘボ柳子 ・影武者を視ながらチラと王将戦
1/12(木)
ポチとタマ今じゃ呼んでも知らんぷり ・ベゴニアも朝陽に会えば別の顔 ・気の毒に口にはせぬが心揺れ
1/13(金)
湯豆腐や揉めることもなく絹木綿 ・三陸路雪に埋もれて身も埋もれ ・せめてもとお神籤引かそか四十雀
1/14(土)
金目鯛キンメ電車で追う煮つけ ・バラエティー 予報と感染九十九折り ・鮟鱇も肝あってこそグルメなる
1/15(日)
先に逝く言ってはいるが後もあり ・ゼロコロナ看板降ろして九億人 ・孫二人含む共通五十万人
1/16(月)
四十雀挙動不審の一見さん ・似たような付かず離れず夫婦鳩 ・脳活とチャンネル次々テレビ好き
1/17(火)
隠遁も吹っ飛ばされる光熱費 ・孫受験手持ち無沙汰のラインかな ・アクセスが時々弾み詠み弾む
1/17(火)
隠遁も吹っ飛ばされる光熱費 ・孫受験手持ち無沙汰のラインかな ・アクセスが時々弾み詠み弾む
1/17(火)
隠遁も吹っ飛ばされる光熱費 ・孫受験手持ち無沙汰のラインかな ・アクセスが時々弾み詠み弾む
1/19(木)
老官女前に甘酒ひな祭り ・本年もジムの賑わい年始め ・恐竜の足跡踏んで綱を取り
1/20(金)
もらい物ここでの話ピンとキリ ・ホシ★三つ以上の数独放り投げ ・悪知恵が後知恵となる予知予見
1/21(土)
透けるまで熟れ柿つつく寒メジロ ・くず餅を葛刈りついでに説く半被 ・ミニミニトランプ メイドインジャパン
1/22(日)
大寒波まさかフェイクじゃあるまいな ・下り坂眼下に「いいもの」見え始め ・己が主生きとし生ける歩く路
1/23(月)
深呼吸一本出てくるViva!川柳 ・時計ナウいくつあっても同じ時 ・過てば晴れのち雨の信仰心
1/24(火)
おばさんもいろいろおります多士多才 ・植村が花になったかノースポール ・雪氷一丁前の面構え
1/25(水)
圧力と親子の鍋が身を助け ・四コーナーダッシュか流すか迷うとこ ・弁当に鯛焼き入れる母の知恵
1/26(木)
大寒波遠くの山を侍らせる ・年甲斐もなく孫のセータ爺の媚び ・底知れぬ井戸から寒気溢れ出し
1/27(金)
春よこい三陸命じょじょを履く ・牡蠣グラタンできて余命に薄明り ・大寒波都会の池も容赦せず
1/28(土)
軟らかも硬いも柳子使い分け ・もう疾うにさらっと川柳 Viva!川柳 ・難題をホイホイと岸田さん
1/29(日)
腹八分しておくがいい四十雀 ・大寒波小さな湯船ケムに巻く ・立たせれば歯磨チューブ素直なる
1/30(月)
俳人を前に柳人畏まり ・頼まっせ令和の鬼平対ルフィー ・2もあった5もあった通信簿
1/31(火)
年賀状あの顔この顔切り刻み ・若さよし但し試験はもう御免 ・ビー玉に想い重なるカーリング