川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

2/16(木) 六十歳越えれば検診念押され・サクラサク河津ざくらはチリヌルヲ・出無精もさすが値上がり右往左往

2023-02-16 | 川柳

 

今日の川柳

 

六十歳越えれば検診念押され

ろくじゅうねんこえればけんしんねんおされ

 

人間でさえ・・。

原子炉等規制法の改訂

高齢者の健康を見守る年一回の検診を止めることと同じ。

日本国内の原子炉の運転を60年間としていた規制(原子炉等規制法)から

年数60年が削除されてしまった。電力各社、通産省の企てである。

東電福島第二原発大事故の教訓はどこへいってしまったのか。

未来を生きる者への責任を放棄することに等しい。

 

 

サクラサク河津ざくらはチリヌルヲ

さくらさくかわづざくらはちりぬるを

 

京から吉報が届きました。

 

 

出無精もさすが値上がり右往左往

でぶしょうもさすがねあがりうおうさおう

 

妻と情報交換。

共通の話題になりつつある昨今。

 

一月投稿句

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ヨーロッパ青春ドライブ紀行 

1972年7月30日(月)~8月27日(土)

8月13日(日)   

ケーニヒスゼー → ドビアコ 

午前6時30分起床。

即席ラーメンの朝食。少し煮すぎてしまったがおいしかった。 

今日のルートは山岳路。気を付けて行こう。 

まずはグロースグロックナー氷河へ向かう。

この氷河への道は有料(150S)。

S字カーブ、ヘアピンカーブ、おまけに急勾配。

ギアもローで精一杯の道だ。 

周囲の山々は3000m級で、氷河地形があちこちに残っている。

今日目指すグロースグロックナー山は、

この近辺の最高峰で、標高は富士山よりちょっと高い(3798m)。

山体上部から生まれて初めて見る、憧れの大氷河が流れ下っている。

その名はグロースグルックナー氷河。

氷河の末端に車を止めて、氷河の上を散策することができる。

早速、氷河の上へ。 

氷河も初めてならば、その上に立つのも初めて。

周囲の風景も初めて。感無量だ。 

そこからははるか彼方に、頂が高くそびえ立っている。

周囲の山肌を削りとったモレーンを大量に伴いながら、

幅約1k、長さ数kにわたって麓へ流れ下っている。 

氷河の上は土砂に覆われて汚らしいが、その下は青氷。

しかも結晶の粒度も大きく、美しい。 

ところどころに規模は小さいクレバスがある。

歩く上では特に危険はない。 

氷河上のあちこちに足を伸ばした。氷河の末端部にきた。

氷河が溶けた水がどうどうと音を立てて流れて

氷河が運んだ土砂でせき止められた小さな湖をつくっている。

湖は岩肌を削り取った土砂、粘土を含み教科書通り全体が濁っている。 

周囲の山々を見るとやはり地層は単斜構造からなり、傾いている。

構成岩石は、氷河が運んだモレーンを見ると結晶片岩類で、絹雲母片岩、蛇紋岩も見られる。

特に絹雲母片岩の白雲母の輝きが美しい。 

モレーン(氷河堆積)は氷河の右岸に多く堆積している。

手ごろなもの(絹雲母片岩、片麻岩)をサンプリングする。 

午後2時、氷河に別れを告げて、慎重に坂を下る。

今日の目的地コルチナダンペツオはちょっと無理なので、

ドビアコ(イタリア)周辺で宿をとることにする。

国境を越えた途端、地域の雰囲気がガラっと変わるのには驚いた。

イタリア人はドイツ、オーストリア人に比して明るいが、

少々、ガサツで品位にちょっと欠けるところがある。 

ドビアコ着。

この辺りはイタリア北部の観光地で、日曜日、夏季休暇が重なり、宿はどこも満員。

仕方なく、最寄の食堂で夕食をとり、近くの木立の中でキャンプ。

子どもたちが10人近くやってきて歓談をする。

午後10時就寝

~続く~

 

コメント
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