新しい糖尿病薬が毎年何かしら承認をうけ、世に出てきて使用できるようになっているなと思うのですが、
今度はGIP/GLP1受動態作動薬で お名前 マンジャロ
変わった名前 ちょっと面白い
子供たちが笑ってくれそうな 薬の名前だな と思います。
SURPASS-2試験という臨床試験がこのマンジャロとオゼンピックを比較した試験でありますが、
オゼンピックも体重減少効果がありますが、HbA1C、体重ともにマンジャロはオゼンピックを上回っていますね。
さらに、アテオスのデバイスは今のトルリシティのデバイスと同じ。
1回使い切りタイプで週に1回の投与で利便性も高いです。
週に1回だと注射製剤でも継続が容易で受け入れもよいように思います。
今現在、当院では注射製剤のトルリシティ 内服薬のリベルサスの二本立てでGLP1受動態作用薬を使用しています。
オゼンピックは一時的に出荷調整がはいり、以後 皆さん切り替えてしまったので、現在使用されている方はいません。
ビクトーザなどの毎日打つ製剤も以前は使用していましたが、やはり週に1回のほうが楽なので、今は使用している方はいません。
名前の面白いマンジャロですが、週に1回でかなり体重減少効果がある様子。
発売承認後は試してみたい と思います。やはり、体重減量は糖尿病患者さんにとって(そうでない人にとっても肥満は健康上大変問題があると思いますが)一番の基本だと思います。
ただ、薬に頼るだけではなかなか維持は難しいですよね。
リベルサスで食欲低下してきても、慣れました~ 普通に食べられるようになりました なんて言って、戻ってしまう人もちらほら・・
体重を減らした状態で維持するのが大事なんですが・・・
ご自身の身体は口から入れたもので作られています。
必要なカロリーを必要な量だけ。食事は楽しく おいしく 気持ちがよくなるものだけ。
日々の積み重ねや習慣は薬の力だけではどうしようもないものでもあるな そう感じながら日々診療しています。
今日もよろしくお願いします。
インフルエンザワクチン・レーザー施術などお問い合わせが大変増えています。
遅くなって申し訳ありません。
今シーズンのインフルエンザワクチンのお値段や日程などに関して、ホームページの更新をしましたので、必要な方はご確認ください。
ワクチン接種に関してもWHO・CDCにならって9歳以下でも昨年は1回接種にしていただいた方もいましたが、今年はワクチン供給量が十分に見込めることや2年ほどインフルエンザの流行が全くなかったため、今年は日本式の13歳区切りで接種回数を考えたいと思っています。
おうちの方のご希望などがあれば、13歳未満でも1回でよいと思います。
今年のインフルエンザの流行はどうなるのでしょうね。
全く予測がつかないのですが、コロナとインフルエンザのダブル流行だけは避けてほしいな と願うばかりです。
2022年9月28日液体窒素入りました!
液体窒素は-196度の低温で幹部を凍結することで病変部を脱落させる治療です。
ウイルス性疣贅(イボ)、首のイボ、脂漏性角化症(老人性イボ)などが保険適応で治療が可能です。9月28日に入りましたので、1週間(10月5日ごろまで)ほど治療必要な方はご利用可能です。お問い合わせください。
台風の被害が大きいようですね。
こちら加東市では風が強いかな というくらいで(それも土曜日に少し強かったくらい)昨日も本当に台風来るのかなというような比較的穏やかなお天気でした。けれど、ニュースを見ると九州を中心に甚大な被害があるようですし、線状降水帯に注意と報道されているし・・・
進路を見ると今日の午後からは影響があるようなので、見守りながら過ごしています。
庭の鉢植えなどは土曜日のうちに移動させたり、寄せたりと対処しているつもりですが・・・
今まさにきれいに咲いているハイビスカスや百日草、花壇の花たちはとてもかわいそうです。一部は切って家の花瓶にさしましたが、全部は避難ができません。
そんな中、畑の野菜もオクラが全盛期?です。とはいえ、少し前からたくさん収穫できています。
オクラと言えばお花もとてもきれいですよね。
最近は花オクラというものもあるようで、今年は花オクラも植えています。
優しい黄色の見事な大輪の花です。
午前中に咲きますが、午後にはしぼんでしまいます。
ここ数日、連日収穫できるので、昨日は生のままサラダに その前は数日おひたしにしていただきました。
加熱をするとオクラのように粘り気が出て、不思議な食感です。食料花として品種改良されたものだそうですが、きれいな色合いがサラダにすると気分をあげてくれます。おいしいかどうかは・・・・
目で楽しむ それだけかもしれません。オクラのような歯ごたえ、味わいが強いものではないので、サラダに散らして楽しむ そんな感じです。
オクラは栄養価の高い食品ですが、花オクラも同様に栄養があるようですね。
ネバネバの元となるガラクタンやアラバン、ペクチンといった食物繊維は、腸の働きを整え、余分なコレステロールを体の外に出す働きがあります。また、根や花を漢方薬として中国では利用しているようです。黄蜀葵根(オウショッキコン)と呼ばれ、胃炎や胃潰瘍の治療に用いられてきました。咳止めにもなるようですよ。
一日でしぼんでしまうので、市場には出ていないそうです。
連日食卓に上がるのでとても贅沢だなと思いながら過ごしています。
まだまだ知らない植物や食品が世の中にはたくさんあるのだろうな と思います。
台風、気を付けてお過ごしください。どちらも被害が最小限でありますように。
そろそろインフルエンザワクチンの準備時期になってきました。
まだ、ワクチンを実際に入荷したり というわけではないのですが、今年はどのくらい用意するか とか 接種の込み具合がどうかな と気になる季節です。
現在もコロナワクチンを継続して接種しています。
昨年まではコロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種はまだ推奨されていませんでした。
今年からは新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種については、単独で接種した場合と比較して、有効性及び安全性が劣らないとの報告があることを踏まえ、実施が可能となりました。
インフルエンザ以外のワクチンに関しては今までどおり、前後2週間あけることになっています。
(厚労省のホームページより)
当院では大人の方のコロナワクチン接種しかしていないので、そこまで問題にならないと思いますが、(肺炎球菌や水痘ワクチンを検討されている方は時期の調節をお願いします)お子さんのワクチン接種が重なりそう などの場合はスケジュールの確認をお願いします。
アメリカCDC・カナダNACI は他ワクチンとの同時接種も認めているようですし、イギリスでも帯状疱疹ワクチン以外は同時接種可能になっています。ドイツは不活化ワクチンに関しては同時接種可能と。
他国の方針も様々ですが、もう少し状況が変わってくれば、また他国データがそろってくればインフルエンザ以外のワクチンも同時接種が可能になるかもしれませんね。
コロナの10月ワクチン枠ですが、9月22日9時からオープンの予定だそうです。
今年のワクチン接種の参考になれば幸いです。
連休、台風に気を付けてお過ごしください。
私の専門は糖尿病・内分泌代謝です。なかなか婦人科疾患を見ることは少ない環境ではありましたが、若い方の糖尿病を見る機会もあり、多嚢胞性卵巣という疾患が割と多いのだな と大病院に勤めていた時には感じたことがあります。もうだいぶ前から多嚢胞性卵巣に対してはメトホルミンがよい というのは大学時代の知識だったか・・・それよりも後の研修医時代の知識だったか・・・
もういつごろから知っている知識であるのかは忘れましたが、とにかく多嚢胞性卵巣のインスリン抵抗性や排卵障害には効果があると言われていました。そのため、自身で婦人科を受診し、多嚢胞性卵巣と言われた という方や肥満傾向がある若年女性の糖尿病にはメトホルミンはよいであろうと思い、できるだけ処方に組み込むようにしていたと思います。
そんな古い知識であったのではありますが、多嚢胞性卵巣の排卵障害に新たにメトホルミンが適応になりました。とお薬屋さんからの連絡を受けて、えええ!今まで適応じゃなかったの?周知の事実だったのではないの?!と驚きました。
糖尿病があれば、ちゃんと適応になるので間違った処方ではありませんし、肥満やインスリン抵抗性があれば、きちんとした適応をもって処方をしていることになりますが・・・
多嚢胞性卵巣の排卵障害に対して、今回初めて適応になったことに驚きました。
メトグルコはそれこそ1960年ごろから使用されているもので、かなり歴史あるお薬です。
上手に使えば大きな副作用もないように思いますし(シックデーの時の調節や投与できるかどうかの見極めが大事)安価でありながら、とても優秀なお薬です。
適応が広がることで、不妊に悩む多嚢胞性卵巣の方の治療が進むとよいなと思います。
もしかすると、2022年4月から不妊治療が保険適応になった部分もあり、適応が広がったのかもしれませんね。
驚きと同時に、当たり前のように感じていることでも日々医療は変わっていくのだなと感じたニュースでした。
週末、台風が直撃しそうですね。周りの田んぼは大慌てで稲刈りなど大変そうです。
台風の前後は怪我での来院も毎年数件ありますので、無理せず気を付けて備えてくださいね。
本日は午前診療です。よろしくお願いします。
だいぶ前なのですが、子供たちが小学校・幼稚園からそれぞれ、もち麦のサンプルを頂いてきました。
サンプルとはいっても店頭に普通に並んでいる商品で、結構たくさんです。
もち麦をお米に混ぜて炊くものでものすごく長期間 食べられました。
そして、ちょっと入れるだけで、プチプチもちもち美味しい
もともとよく食べる子どもたちですが、もち麦を混ぜたご飯だとさらに 追加で一杯は食べます。食べすぎるときは2杯!!
農協の野菜の直売所にも売っていたので、新しく購入してきました。
麦は 米やトウモロコシと並んで三大穀物の一つです。
麦の中に大麦と小麦、えん麦(オーツ麦)とが日本で栽培されているそうです。
もち麦は大麦の一種になります。
もち麦はとにかく食物繊維がとっても豊富。それも水溶性食物繊維が多く含まれているそうですよ。
今年の糖尿病学会だったか、内分泌学会だったか どちらで聴講したか忘れてしまいましたが、水溶性食物繊維のお話をされている先生もいました。
白ご飯の20倍近い食物繊維が 精麦した後にも含まれるということです。
不溶性食物センイの成分はよく便秘に良いといって、便のかさましして腸をきれいにする働きがあります。水溶性食物せんいはゲル状にになり一緒に食べたものをゆっくりと移動させることで、消化吸収に時間がかかり、血糖が急激に上がるのを抑えたり、糖尿病にも良い効果があります。
また、食物せんいが多く含まれると、腹持ちが良くなるともいわれており、積極的に摂取することが推奨されます。
毎日の生活に取り入れることで生活習慣病の予防にも効果的であることが、示されています。
今の食事は割と脂っこいものや炭水化物に偏った食事が多く、どうしても太りやすくなったり、血糖値が急激に上がりやすかったりと長期的に見てもあまりよいものとは言えません。
それに加えて、幼少期に身に付いた食生活や食の好みは大人になってから変えていくことが本当に難しいと日々の診療の中でも感じています。よほどの強い意志がなければ、改善することって大変なんです。
日々の食事で私たちの身体は作られています。身体によいものを日々とることで、元気で毎日過ごせますよ!食物せんいを手軽にとれるもち麦 とても美味しいのでよろしければ試してみてください。
コロナワクチンの予定ですが、9月中はかなり空きがあります。
加東市内のどこの医療機関でも同様の状況のようです。
10月1日からのワクチンは現行のワクチンではなく、オミクロン株対応ワクチンに切り替えるとの連絡がありました。
ワクチン枠の調節は現在、加東市で行ってくれているので、9月中には10月以降の予定がはっきりすると思います。コロナ感染者はだいぶ減ったような印象ですが、完全に終息したわけではなく、今後の動向にも注目です。
インフルエンザも流行るのではないか・・・と言われていますが。さて、どうでしょう。
2年続けて全く感染者がいなかったのですが、南半球では流行があったようですし、今は海外への渡航も制限がなくなってきていますので、もしかするとインフルエンザが今年は流行するのかもしれません。
となると、10月中旬以降はインフルエンザのワクチンも始まって・・・
ずっと、ワクチンですね。
打たれる方は 痛いし、コロナのワクチンは副反応が強く出る人もいるし(私は4回とも結構 熱が出て、しんどかったです。)気分が滅入ってしまうかもしれませんね。
と、最後は感想になってしまいましたが、今わかることは上記のとおりです。