兵庫県加東市の青山医院の日記です!

日常のこと 診療のこと 医療レーザー治療のこと その他お知らせを書いていきたいと思います

脱水注意の季節

2024年06月27日 | 病気

湿度が高く、蒸し暑い日が続いています。

何となく、頭が痛い なんかだるくてしんどい はっきりしない体の不調で来院される方も増えています。

私もこの季節は苦手です。湿度と温度で皆さんと同じようにだるさを感じることがあります。

熱中症予防に漢方薬を処方してみたり、食事がとりにくいようであれば点滴をさせていただいたりと 個々に対応しています。

 

規則正しく生活をしても、季節や天候にはかないません。

 

さて、田植えも若干ピークを過ぎたようです。

外来でお話をしていると、毎年のことではありますが、積極的にスポーツドリンクを摂取したり、経口補水液を摂取したりという方が増えてきます。

 

スポーツドリンク、経口補水液に関してはいずれも ドラッグストアで簡単に手に入ります。

しかしながら、ちょっと汗をかく程度の日常活動では スポーツドリンクや経口補水液を日々の水分として補う生活は身体にとって逆効果になる可能性があります。

 

スポーツドリンクは子供たちも結構好きですが・・・とっても甘いですよね。

成分表示を見ていただければよくわかると思うのですが、成分表の一番最初に来る成分は お砂糖です。砂糖もしくは果糖ブドウ糖液 などと書かれていると思います。

例えばですが、ポカリスエット100mlあたりには、水分の吸収速度を上げるために糖質が6.2g含まれています。

夏場に糖尿病の方などが清涼飲料水やスポーツドリンクを摂りすぎて血糖が悪化するといったことが、割と多くあります。

炎天下での長時間作業などでなければ、スポーツドリンクの過剰摂取は避ける方が良いです。夏に食欲がないからと言って、スポーツドリンクばかり飲んでいると血糖が上がってしまい、逆に食欲が落ちてしまいます。

砂糖の過剰摂取で 体重が増えてしまうことも危惧されます。

 

経口補水液に関しては、最近 消費者庁からも注意喚起が発表されています。

経口補水液は嘔吐や下痢などで脱水状態にある人が速やかに脱水を補正するために作られています。

そのため、一般的な飲料(スポーツドリンクを含む)よりもナトリウム、カリウム等の電解質量が多いので、高血圧の方や腎機能が低下している方では、より注意が必要です。

ナトリウムの過剰で足がむくみやすくなったり、心不全を起こしたり、血圧がより高くなってしまうことがあります。

また、腎臓への影響で カリウム貯留からのこむら返りや ひどい場合は不整脈の原因となることも考えられます。

スポーツドリンク同様に 糖分の過剰摂取も心配です。

消費者庁のホームページにもまとめてありましたので、よろしければご参照ください。

特別用途食品について | 消費者庁

 

これからますます暑さが増していきます。

今年の夏も 暑くなる予報が出ており、スポーツドリンク、経口補水液など 上手に利用できるといいですね。

自身の腎機能や、血圧が心配な方は 主治医の先生にも一度、水分摂取に関してたずねてみてください。

 

参考になれば幸いです。

 


 

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こむら返りが頻繁に!

2024年06月21日 | 病気

近畿地方も梅雨入りが発表されました。

が、今日は午後から暑いくらいのお天気でした。

 

しばらく暑い日が続いていましたね。近隣の方々は田植えで忙しくされていたようです。

また、5月は当院の周辺地区では町ぐるみ健診があり、結果も続々と届いています。

 

田植えの季節になって、筋肉を使うことが増えると外来でもこむら返りの訴えをされる方がぐっと増えてきます。

 

寝ているときに脚がつって、激しい痛みで目が覚める こういった経験は誰しもあるかもしれません。

筋肉には過剰な収縮を防ぐために「腱紡錘」という組織が備わっています。

この組織の機能低下によって起こるのが、筋肉が攣る いわゆる、こむらがえりです。

 

腱紡錘の機能低下は主に 水分・ミネラルの不足、血行不良、運動不足による筋肉の減少 といったことが原因となっています。

 

こむらがえりが一時的なものであれば、ゆっくりと筋肉を伸ばすことで解消します。

ただ、頻繁に起こる方は少し注意が必要です。

 

こむらがえりの原因として、糖尿病や腎不全、甲状腺の機能異常といった様々な病気によってもたらされるケースがあります。

とくに、ふくらはぎ以外の筋肉が頻繁に攣るという方は 背後に重篤な病気が隠れている恐れがあります。

 

これからの季節、汗をかいたり、筋肉を使う機会が増えますが、頻回なこむらがえりは一度 主治医の先生に相談をしてみてください。

 

参考になれば幸いです。



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飲み薬を安全に内服するために

2024年06月17日 | 病気
トップの写真は昨年のこぼれ種から目が出て咲いた花壇のコスモスです。数日前の完全には開ききってないものですが、今日はしっかりと花が開いていました。
先日の土曜日には新たにコスモスの種を蒔きました。コスモスは秋の花のイメージですが、蒔く時期により長く楽しめますね。





5月の加東市の町ぐるみ健診の結果が皆さんの手元に返ってきているようです。

定期外来の受診の際でもよいですし、ちょっと気になるデータがある場合でも結構です。

健診結果は参考になりますので、ぜひご持参ください。

 

 

 

さて、今日はお薬のお話です。

薬を処方されて、飲んだ時に どのような経路で患部に届くのかな と疑問に思われたことはありませんか?

 

一般的な飲み薬の場合、のど(食道)を通って、胃で消化され、腸へと送られます。腸で吸収された薬の成分は、肝臓に運ばれます。

そして、肝臓で代謝(化学変化)をされて血液中に入り、一部は排泄され、薬の効き目を維持した成分が患部へと届けられます。

 

血液中の薬はその後、肝臓を何回か通って、そのたびに代謝され、最後には尿や便、汗などと一緒に体外に排出されます。(肝臓で代謝されず、腎臓から排泄されるタイプのお薬もあります)

飲み薬は肝臓や腎臓に機能の問題があると、効果や安全性に影響します。

これらに何らかの病気がある方は、必ず主治医に伝えるようにしてください。

飲み薬は前記の流れを通るため、効果が表れるのに15-30分はかかります。薬の効果を早めようと、指示ざれた以上の量を飲むことはやめましょう。

 

また薬を飲む回数にも大きな意味があります。

 

血液中に含まれる薬の量は、血中濃度であらわされます。飲み薬を飲んだ後に、血中濃度が高くも低くもならないように、服用回数は設定されています。

服用回数を守ることは飲み薬を安全に使用するために欠かせません。

薬を飲み忘れてしまった場合の対応を尋ねられることが、度々ありますが・・・

2回分を一度に飲むことは危険です。薬によっても気が付いた場合にすぐに飲む方がいいものと、次の服薬時間までスキップした方がよいものなど、薬の種類で判断が違う場合もあります。

飲み忘れなどが気になる方は、そういった点も事前に確認しておくと安心です。

 

決まった時間、決まった量を 服薬することは安全に服用するためにとても大切です。

参考になれば幸いです。


 

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身体のサビとコゲ

2024年06月02日 | 病気

週末は子供たちの運動会があり、観覧してきました。

外来は代診医師にお願いしました。ありがとうございました。

かなり暑くなり、親子ともに良い時間を過ごせました。

 

日差しがきつく気になるので、帽子、サングラス着用で手袋着用で出かけました。

日傘は荷物になるので断念しましたが、やはりシミが気になります。

 

ということで、今日はアンチエイジングのお話を。

アンチエイジングは「廊下を遅らせて若々しさを維持する」という意味でつかわれる言葉です。アンチエイジングを実現するには食事を通して、身体のサビとコゲを防ぐことが大事になります。

 

身体のサビ:野菜を摂りましょう

取り込まれた活性酸素が過剰になると、身体の細胞を酸化させて傷つけ、老化を進める原因となります。

この状態を「身体のサビ」と言います。身体のサビを防ぐ栄養素(抗酸化物質)には、ビタミンCやビタミンE、植物色素であるポリフェノールやカロテンが挙げられます。

 

これらの栄養素が豊富に含まれているのが「野菜」です。

1日に必要な野菜の摂取量は350g(大まかな目安としては生野菜であれば、両手で山盛り一杯分です)。様々な種類の野菜を選択して、摂取量を増やすことは自然とアンチエイジングにつながります。

 

 

身体のコゲ:糖質の取り方

摂取した糖分のうちで余剰となった糖質が、血管や骨のたんぱく質と結びつくと細胞の劣化につながります。

また糖質の過剰摂取は血糖値の急激な上昇をもたらし、AGEs(終末糖化産物)という老化を促進する物質を生成します。

この状態は「身体のコゲ」と言えます。

身体のコゲを防ぐには 糖分の過剰摂取に注意する必要があります。特に人工甘味料はブドウ糖の10倍以上のスピードで細胞を糖化すると言われています。

清涼飲料や加工食品を購入する際には成分表示を確認して、できるだけ人工甘味料の使われていないものを選びましょう。

 

血糖値の急激な上昇に対しては、早食いの人はよく噛んでゆっくり食べるようにする。食べる順番を気を付ける(野菜から食べると炭水化物の吸収が緩やかになります)

などの方法があります。

血糖値の急激な上昇を防ぐことはアンチエイジングだけでなく、糖尿病や心筋梗塞のリスクも減らします。

 

 

食事が身体を作っています。基本の食生活を日々大事にしたいですね。

参考になれば幸いです。




 

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ビタミンD 魚料理と日光浴

2024年05月09日 | 病気

連休が終わり、通常診療がとても混みあい、忙しく過ごしています。

待ち時間が多くなってしまい、皆様には申し訳なく感じています。

GWの真っ最中の休日診療当番では 予想外に発熱や風邪症状・のどの痛み そういった方が多く来院され、お昼を食べる間もなく一日が過ぎました。

普段かかりつけでない人が多かったので、その後の状況がわからず 大丈夫だったかな~と心配しながら過ごしています。

コロナ患者さんも比較的多い印象でした。

 

GWは暑いくらいのお天気が続いていましたが、あけてからは反対に少し肌寒い日々です。体調崩さないように気を付けたいですね。

 

外で過ごすことも多い季節ですので、ビタミンDについてのお話です。

ビタミンDは腸管からカルシウムを吸収するのを助け、血液中のカルシウムが骨に沈着するのを助ける役割をしています。

 

このため、ビタミンDが不足すると、くる病(小児期に骨が軟化する)や骨軟化症(成人になってから骨が軟化する)といった病気をおこす恐れがあります。

 

最近の研究では、日本人の約98%がビタミンDが不足していると判定されました。

その理由の一つは 魚を食べる機会が減っていることです。魚にはその他の食材より多くのビタミンDが含まれます。

例を挙げると、鮭80gには25.6μgのビタミンDが含まれますが、鶏もも肉150gは0.6μgとなっています。

 

また、別の理由としては日光を浴びる時間が減少していることです。ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で生成されます。しかし、私もシミやしわなどが気になり、過度に紫外線防御してしまうのですが・・・

紫外線による健康への悪影響がクロースアップされることで、日差しを避ける習慣が定着しています。

 

ビタミンD不足を解消するためには魚を毎日少しでも食べることが勧められます。

また、紫外線に関しては、日差しが強まるこれからの季節は難しい判断が求められますが、(ひどい日焼けには注意して)1日30分程度は意識して太陽の光を浴びた方がいいようです。

確か手のひらの日光浴でもビタミンDは生成されたはず!

手のひらはメラニン色素が少なく、シミにはなりにくいため 私は手のひら日光浴で頑張りたいかなと思います。

 

参考になれば幸いです。

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スギ花粉がすこし飛んでいますか?!

2024年01月26日 | 病気

そろそろ春のスギ・ヒノキ花粉の動向が気になる季節になってきました。

定期受診の方の中にもすでに花粉症のお薬を持って帰られる方も増えてきています。

 

1月10日前後 ちょっと花粉飛んでいましたか?

わたしはそこまで花粉症の症状がひどい方ではないのですが、なんとなく目が重いような 眠いような(実際眠かっただけかもしれませんが・・・)感じがありました。

花粉が怪しいな と思っていたところに 患者さんたちから数名 花粉飛んでいるよ!と指摘を受けて

もうそんな季節なのか と気づかされました。

デリケートな人は敏感に感じるのでしょうね。すごいです

 

 

 

2024年 春の花粉飛散予測(第3報) - tenki.jp

2024年 春の花粉飛散予測(第3報)~・スギ花粉は2月上旬に九州から関東の一部で飛散開始 ・飛散開始前から、わずかな量の花粉が飛ぶことも ・スギ花粉のピークは2月下旬...

tenki.jp

 

 

ちなみに日本気象協会のサイトを確認すると ↑

スギ花粉シーズンは例年並みか例年より早いスタートとなる見込みだそうです。大阪が2月上旬予報なので、おそらく兵庫県内も同じころから花粉が飛び始めると予想されます。

ピーク時期は3月上旬になりそうですが、例年花粉の症状で悩まれる方はそろそろ内服薬で対策をしておくとよいと思います。

 

花粉症には初期療法が効果的! - 兵庫県加東市の青山医院の日記です!

 

以前にもブログで書かせていただきましたが、花粉が本格的に飛んでから内服開始するよりも 早めに内服することで ピーク時の症状を軽減したりすることが可能です。

また、スギ花粉症に関しては舌下免疫療法も効果的であり、翌年以降の症状軽減が期待できます。

ピーク時はスタートできませんが、数名分であればスタートキットの入荷がありますので、検討中の方は早めにご相談ください。

 

春は待ち遠しいですが、花粉がないと最高なのに と毎年のように思います。

 

参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

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予防したい インフルエンザ!

2023年10月05日 | 病気

朝晩が急に冷え込むようになりました。

相変わらず、コロナ感染者が毎日。インフルエンザA型の感染者も最近は同程度に来院されます。

例年より早いとは思いますが、高熱・関節痛など症状は例年と同じようです。

日頃コロナ感染症に対して行っている予防法がいくつかあると思いますが、それらはインフルエンザ予防にも有効です。

それら手洗い・うがい・マスクなどに加えて、インフルエンザウイルスが好む「寒さ」と「乾燥」に対しての対策も必要です。

夏でもインフルエンザの感染者が確認され、いつになく感染流行が激しいように思いますが・・・

 

普段、白血球などの免疫機構は太い血管から毛細血管まで血液に運ばれることで、細菌やウイルスの侵入を防いでいます。

けれども気温が下がると身体は内装や脳などが必要とする熱(エネルギー)を確保しようと、中心部へ熱を集めることを優先します。

その結果、手足の末端部は血行が悪くなって冷えやすくなります。これは、免疫機能が全身に働きづらい状態ともいわれ、身体を冷やさないようにすることが大切です。

 

また、鼻やのどの粘膜の表面にあるじゅうたん状の繊毛という組織は、ウイルスや細菌をからめとって体内に入らないように働いています。この組織は、適度に潤っていないと働きが低下してしまうため、こまめな水分補給が大切になります。

 

また、予防接種も今年はしっかり受けておくことをお勧めします。

すでに流行をしているので、早めの接種が好ましいと考えています。高齢者は10月16日から接種開始になりますが、10月2日の初日には何名かすでに接種に来院されました。打ったからかからない というわけではないですが、感染した場合の重症化予防にもなります。特に基礎疾患がある方や高齢者、受験生などは受けておいた方が良いと思います。

 

インフルエンザの予防接種は 当院では予約不要です。直接来院して受付でその旨を伝えてください。

ホームページにも説明記載ありますので、参考にしてください⇒ https://www.aoyamaiin.jp/menu/influenza.html

 

 


 

 

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ダイエットと筋肉

2023年09月07日 | 病気

朝夕は少し空気が涼しく感じられる日が出てきましたが、日中はまだまだ暑いですね。

子供たちの夏休みが終わり、日常生活が戻ってきていますが、この夏は本当に暑くて、日中で過ごすことが多かったため、子供たちも学校に行くだけで疲れがたまってきているようです。

暑さがこたえます。

また、運動不足な毎日が続いていたので、外来をしていても体重が増えちゃった!という方もちらほら・・・

 

夏なのに~と言ってますが、夏は夏で アイスやジュースや暑さでの運動不足などなど 体重が増える要因は沢山あるように思います。

食事制限でのダイエットを頑張ってるけれど、なかなか体重が思うように落ちない という話を耳にします。そういった経験はありませんか?

基本的には 摂取と消費のバランスなので、摂取カロリーよりも消費カロリーが多ければ、体重は減少するはずです。

 

ここでポイントになるのは、カロリーを最も消費するのは「基礎代謝」であるという点です。

基礎代謝というのは、呼吸や体温調整、内臓の働きなどなど、生命維持のために消費されるエネルギーのことで、一日の消費カロリーの約70%を占めるほど大きなカロリーを消費しています。さらにいえば、基礎代謝の中で最もカロリーを消費しているのは「筋肉」です。

このことから、加齢によるダイエットの難しさは、筋肉の衰えと関係があることが分かります。

 

ダイエットといえば、食事量を減らす方法が定番です。しかし、中年期以降は筋肉量が落ちてしまうような食事制限をしてしまうと基礎代謝が低下して、ダイエット効果が現れにくくなるのです。

 

こうした状況を解消するには、筋肉を維持していく取り組む(運動と良質なたんぱく質の摂取)が求められます。とはいえ、無理を強いる必要はないかなと思います。

負荷の軽い有酸素運動やストレッチ、バランスの良い食習慣を日々、実行するだけでも、筋力を維持し、基礎代謝をあげる効果は期待ができます。

 

食事で一時的に体重が減っても継続していくことはなかなか難しいです。

基本的な食事、運動の積み重ねがやっぱり大事だなと実感する毎日です。

無理なく楽しく続けましょう。体重はできるだけこまめに計っていきましょう。

 

食欲の秋が始まっていますので、ぜひ筋力維持につとめていきましょう。

 

参考になれば幸いです。

 


 

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熱中症に要注意!!

2023年07月18日 | 病気

連休、かなりの暑さでしたね。

朝から照り付ける日差しがきつく・・・

久しぶりに子供たちのぬいぐるみを一斉にお風呂に入れました(洗濯機で洗いました)。

 

兵庫県内は今日も熱中症警戒アラートが発令されています。

子供たちはもうすぐ夏休みになりますが、日々熱中症にならないか心配をしています。

 

熱中症を防ぐにはまずはこまめな水分補給を行ってください。

小さなお子さんはなかなか水分取らないことも多いですね。お年寄りも同様です。

喉の渇きを感じにくかったり、遊びに夢中になってしまっていたり。お年寄りは飲むとトイレが・・・と。

けれど、のどの渇きを感じた時はすでに体内の水分は不足をしています。

 

成人の平均的な水分摂取量は、2500㏄程度とされます。ただ、その半分は食事からも摂取しています。

このため飲料からは1500㏄ 程度は最低、飲水量を確保するのが目安です。

炎天下での作業や暑い日には汗で失われる分もプラスで必要です。

 

熱中症は今日のような熱中症アラート発令時には特に起こりやすくなります。

高温多湿な環境が危険です。また、炎天下で運動や肉体労働をした際に熱中症は起こる傾向があります。しかし、室内に安静にしていても、熱中症になることがあるので屋内外問わずに注意が必要です。

 

熱中症で救急搬送された人を年齢別でみると、65歳以上の方が約半数を占めます。これは先にも述べましたが、加齢とともにのどの渇きや暑さに対する感覚が鈍ること(この季節でも毛布や冬用の肌着を使用しているお年寄りが時々います!!)や発汗機能がおとろえることと関係しています。

 

適切な予防として:

①エアコンを上手に活用する

②どうしてもの外出時には日傘や帽子を忘れずに

③負荷がかかる作業や運動は控える

④こまめな水分・適度な塩分補給を

⑤密にならなければマスクははずす

⑥体調不良の時は外出しない

⑦夜間や就寝中も温度・湿度管理を

⑧定期的な換気で空気の循環を

 

体温が上がったり、めまい・立ち眩み・倦怠感 頭痛 吐き気 虚脱感

こういった症状は熱中症・コロナ感染症いずれでも起こりうる症状です。

最近、当院でもコロナ感染症の患者さんが増えています。熱中症かな コロナかな?どうかなと思ったときは無理せずに受診をしてください。

 

これからの時間帯、さらに気温が上がってきます。

気を付けてお過ごしください。

 

 

 

 

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痛風発作の多い季節です

2023年07月06日 | 病気

暑いですね。日差しが真夏のようにきついです。

今日は梅雨の合間の晴れ間です。7月に入り、子供たちの夏休みももうすぐだな と・・・

時間がどんどん過ぎていきますね。

田んぼもひと段落したようで、5月の町ぐるみ健診の結果を持参される方も多いです。

気になる結果があれば、ご来院ください。

 

さて、6月末ごろから蒸し暑い日が多いですが、例年そうなのですが、痛風発作の方が増える季節です。

今年も何名かいらっしゃいました。

どうも暑くなる7月頃が一番発作の多い季節にのように思います。

痛風とは、尿酸が体の中に溜まり結晶化することで激しい痛みが起こる病気です。風が吹いても痛い という表現をされますが、とにかく赤く腫れて激しい痛みを伴います。

痛みがある間は鎮痛薬などで経過を見ますが、一般的には1-2週間の経過で痛みが治まることが多いようです。

 

夏場は特に脱水になりやすく、身体の中の尿酸の濃度が濃くなりがちです。

加えてビールなどのアルコール摂取が増えてみたり。また、清涼飲料水や果糖(100%果物ジュース)なども尿酸値が上がる原因になります。また、アルコールはビールがプリン体が多いので避けられますが、アルコール自体も分解をされる際に尿酸値上昇の原因になります。

ビールを止めて焼酎やワインにしているから大丈夫!と自信満々でお話される方もいますが、アルコール摂取している状況は尿酸値が上がりますし、アルコールに伴う利尿作用で脱水に傾き、痛風発作を起こしやすい状況になります。

 

ゴルフして、スポーツドリンクを飲んで・・・帰宅して お風呂上りにビールを一杯

なんていう状況は まさに 痛風発作を起こしやすい 危険な状況に思います。

 

発作がおさまれば(発作の最中に尿酸値を変動させるとさらに発作が起きることがあります)、尿酸値を下げる薬などで治療を開始することが次の痛風発作の予防や腎臓を守る意味でも大切だと思います。しかし、基本は食生活・日常生活習慣です。

上記の飲料の話もそうですし、

食品では 鶏レバー・干物・白子などは多く含まれており

その他、豚・牛レバー カツオ・マイワシ・エビ などもプリン体の多い食品です。

また、尿中に排泄を促すために尿をアルカリ性に傾けるとよいと言われます。野菜や海藻類です。アルカリ性食品を十分にとると血中の尿酸値を低く抑えることができます。

 

熱中症のような症状で来院される方も少しずつ増えています。

水分摂取を十分に、痛風発作は大変辛そうですので、予防ができるとよいですね。

 

参考になれば幸いです。

 

 

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