一昨日、咲いているのを見つけたストロベリーアイスという名のバラ
一昨日、咲いているのを見つけたストロベリーアイスという名のバラ
寒暖差が大きい毎日ですね。ここ数日は本当に寒くて季節が逆戻りしたように感じました。
ただ、暖かい日差しが気持ちよい日も増えてきており、ピクニックやキャンプ、山菜取り、畑仕事などなどアウトドアを楽しむ方も季節的には増えてきましたね。農作業もこれから本格的に始まっていく と皆さんおっしゃっています。
先日は山で作業をされたという方が、朝起きたら腕に痛みを感じ、ほくろみたいなのができてた と言って来院されました。
首いぼのような感じで茶色っぽいものが上腕の軟らかい部分にぶら下がっています。以前からのいぼをひっかけて痛みがあるのでは?と始めは思ったのですが・・・よくよく虫眼鏡で見ると 足があり!!!! マダニでした。
恥ずかしながら、マダニが咬んでいるその状況を教科書以外で見たのは初めてでした。皮膚科の領域なので、通常は皮膚科に行かれるのでしょうね。
いつも来院されている方なので、相談したくて来た 全然違う科に来ちゃってごめんね とおっしゃっていましたが。
ワセリンたっぷり塗って、しばらく時間をおいて、ピンセットで無事につまみとることができました。
マダニはダニのなかでも大型のダニです。体長は20~30mmで、堅い外皮を持っています。マダニは寄生して吸血しますが、その時間はとても長く、1週間におよぶこともあるそうです。十分吸血した後の体長は1cm以上にもなり、パンパンに膨れます。十分に吸血し終わったら、転げ落ちて自然と宿主から離れていきます。通常は野生動物に寄生し、その血を栄養源として生きていますが、たまたま、人間に遭遇すると人間にも寄生してしまうのです。
マダニが吸血するときには、口から頭の部分をすっぽり皮膚の中に埋め込んでしまいます。そのため、少しくらいの振動や刺激では離れることはありません。
マダニに刺されて一番怖いのは、感染症です。
有名なもので発熱や関節痛をともなう「ライム病」
高熱が出る「ツツガムシ病」などがあります。
その中でも、最近注目されているのが「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)です。SFTSというウイルスを持ったマダニに刺されたことで起こります。潜伏期間は6日~2週間程度で、発熱、下痢、腹痛、嘔吐などの症状が現れます。現在は、まだ有効な治療方法が確立されていないため、重症化すると死に至る危険性もある怖い病気です。
国立感染症研究所のHPにもマダニ情報がありましたので、参考に
日常的にマダニ対策して、外へ出よう なんて意識をしていませんでしたが、今回の症例を経験して
やはり予防が大切だなと思います。
①肌の露出を避ける。上着をはたいて、家に持ち込まない。
②帰宅後、身体を確認する。ガムテープでペタペタ取り除くのも有効だそうです。
③ペットなどがいる場合はペットに寄生する場合もあるので、そちらも確認をしっかりする。
マダニは、皮膚の深くにその口吻を差し込んで吸血しているため、ピンセットなどで無理に引きはがそうとすると、その一部が皮膚の中に残ってしまうことがあります。虫体の一部が残ると炎症を起こしたり、病原体となる可能性があります。さらに、皮膚に付着したマダニをつぶすと、マダニの体液が逆流して人間の体内に入り込んでしまう可能性があります。
もし、ウイルスや細菌を保持したマダニだった場合、感染症のリスクが高まってしまうため、絶対につぶさないように気をつけてください。いずれにしても、マダニを付けた状態で皮膚科を受診するとよいと思います。
マダニに刺されたときには、その後の体調をしっかりと観察することが大切です。もし、2週間以内に理由のわからない発熱や倦怠感、嘔吐などの症状がみられた場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。
最後に実際に除去したマダニのお写真
嫌な人はスルーしてください。程よく、ただの点のようにしか写っていませんが‥
今回もびっくり突然の症例でしたが、大変勉強になりました。
参考になれば幸いです。
2022年の新語・流行語大賞に選ばれた中に、「てまえどり」という言葉がありました。
てまえどり は食品ロスを減らすという目的で始められた啓発運動です。
日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁、環境省、農林水産省によって行われています。
スーパーやコンビニの棚には賞味期限が近い商品が手前に並べられていますが、消費者心理として、棚の奥の商品を購入するということがあります。
そこで、「すぐに食べる食品は、棚の手前のものを選んで(とって)ください」という呼びかけが、てまえどり という言葉とともに、されるようになりました。
これによって、賞味期限切れで破棄される食品を、少しでも減らせる可能性があります。
日本では(本来食べられるのに)破棄される食品が、年間522万トンに上っています。これはすべての日本人がおにぎり1個を、毎日食べることなく捨てているのと同じになる計算だそうです。
ちなみに世界で必要とされる食糧支援の量は420万トンとされています。
ところで、てまえどりの効果はどの程度あるのでしょうか?
確実なデータはないようですが、多くの人がてまえどりを実践することで、「食品廃棄への意識変化」が起こることが重要であると専門家は話されています。
今日は食品購入に出かけましたが、食べる日にちを考えて、消費期限を見て・・・
すこしだけ意識をしてみました。良い動きは世の中で少しずつでも広がるとよいな と思います。
★レーザー治療のお問い合わせをいただきますが、紫外線照射が強い時期は当院では施術をお休みしています。
例年10月再開で、9月中旬ごろから予約開始になる予定です。よろしくお願いいたします。
おはようございます。
新学期、ようやく一年生組も給食が始まり、通常リズムの生活(大人にとって)が戻ってきました。
けれど、慣れない学校はまだまだ疲れるようで、迎えに行くと 疲れ切った表情で帰宅をします。
お迎えに出ておられる保護者や帰宅する子供たち、学校の先生方を見ているとマスク着用されていない人がずいぶんと増えてきました。
習い事などでもマスク着用は親・本人の判断に任せるという方針のところが増えています。
ようやく長いマスク生活にも終わりが見えてきましたね。
うれしい反面、マスクを外すことに抵抗がある方も多いと思います。
その理由の一つは「お顔の状態」かもしれません。
コロナ禍のマスク着用では、顔周辺の様々なトラブルがありました。例えば、息苦しさ、耳の痛み、肌荒れ、顔のたるみ 等々・・
息苦しさや耳の痛みはマスクを外すことで解消できますが、肌荒れや顔のたるみはすぐには解決できません。
とくに女性にとって「顔のたるみ」は気になるところです。
マスク着用での顔のたるみの原因の一つは、表情筋の衰えです。リモートワークや人との接触を避けることで会話が減り、喜怒哀楽などの表情を作るお顔の筋肉の働きやバランスが悪くなることが挙げられます。
また、息苦しさから口呼吸になることで、舌や口の周りの筋肉が衰え、たるみやもたつきが起こります。
顔のたるみは一朝一夕では元には戻りません
気持ちよくマスクが外せるように、根気よく続けることが大切です。
表情筋の運動(1日10セット~)にも取り組んでみてください。
本格的にマスクを外す人が増えるのは、花粉や黄砂の影響がなくなってからかな と思います。
私もこれからの季節に向けて、筋トレ・顔トレ 頑張ってみます。
ブログ更新が滞ってしまいます。季節はどんどん進んでいくので、花壇のチューリップは終わりに近づき、昨年植えたハナミズキが可愛い花を咲かせてくれました。
新学期が始まり、どちらかといえば日常生活のほうが落ち着かない毎日です。
次女の新一年生はまだ午前中で帰宅してきますが、やはり気を遣って疲れるのか 自宅に帰って 不機嫌だったり ぐったりしていたり。長女のほうも慣れない友達や先生で少し疲れるのかなと思います。
珍しくおしゃべりな長女がだまってボーっとしていることが、最近は多々あります。
4月になって新社会人になられた方や、人事異動で職場環境が変わった方もいらっしゃると思います。
また我が家の娘たちのように新しい環境で生活が始まったという方も多い時期ですね。
仕事や職場の人間関係が思うようにいかずにストレスを抱えてはいないでしょうか?また、今のところは気持ちが張っているので感じないかもしれませんが、いつの間にか心身への負担がたまってしまっていることもあります。
ご自身が今、どのような状況にあるのかチェックしてみてください。
厚生労働省が作成している「こころの耳」というサイトには「5分でできる職場のストレスセルフチェック」というコンテンツがあります。
5分でできる職場のストレスチェック|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(自殺対策を含む)
これは、4つのステップに分けられた57個の質問にパソコンやスマートフォン、タブレットで項目をクリック(タップ)していくだけで、職場のストレスを抱えていないかのチェックができます。特に個人情報の入力などは必要ないので、気楽な気持ちでやってみてください。
ストレスを放置すると心身を壊してしまう原因になります。
仕事以外の時間はゆっくりと休養をすることを心がけてください。栄養バランスを意識した食事を摂り、睡眠リズムを整えるようにしましょう。
新学期で疲れた子供たちも今日を乗り切れば週末のお休みです。気が張ってるなと思うので、週末はゆっくり過ごしたいと思います。
4月5日液体窒素入りました!
液体窒素は-196度の低温で幹部を凍結することで病変部を脱落させる治療です。
ウイルス性疣贅(イボ)、首のイボ、脂漏性角化症(老人性イボ)などが保険適応で治療が可能です。4月5日に入りましたので、1週間(4月12日ごろまで)ほど治療必要な方はご利用可能です。お問い合わせください。
おはようございます。
ヒノキの花粉が全盛を迎えていますね。黄砂もあり、お空が黄色く見える日もあります。
桜の散歩を楽しんだ翌日は朝から目が腫れぼったく、鼻がでて・・・油断してしまった~と後悔しました。
昨日の外来でも、花見の後に目のかゆみやくしゃみが止まらない
ここ1週間、鼻がひどくなってしまった そういった方が多く来院されました。
花粉症の症状といえば、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが代表的ですが、のどのイガイガや肌のあれなども症状にあります。
近年は果物や野菜、ナッツ類を食べた時に口の周りや口の中にアレルギー症状がでるケースもまれにみられるようになっています。
口腔アレルギーは特定の野菜や果物を食べた時に、唇やのど、下に腫れやかゆみといったアレルギー症状が出る病気です。この時、人によってはアナフィラキシーショックといって、とても重い症状が出る場合もあります。
口腔アレルギーと花粉症が関連付けられるようになったのは、口腔アレルギーの原因となる食物に含まれるたんぱく質と花粉症を引き起こすたんぱく質に共通の構造が見られたためです。実際に口腔アレルギーを発症する患者さんには花粉症の方が多く存在します。
口腔アレルギーに対しては、アレルゲンとなる食物の摂取を控えることが対策の第一歩となります。注意したい食べ物はバラ科の植物(りんご、桃、梨、サクランボ)やウリ科の植物(きゅうり・ズッキーニ、メロン、スイカ)その他にもトマトやバナナ、キュウイ。
花粉症を発症している方は、ご自身がどの草木の花粉でアレルギーを起こすか把握されていますか?
花粉症の原因となる草木の種類と口腔アレルギーの原因となる食物の間にはある程度、相関関係があるため、食材を選ぶときには参考にされるとよいと思います。
【スギ・ヒノキ】・・・⇒トマト
【シラカバ】・・・⇒セロリ・ニンジン・りんご・桃・梨・サクランボ
【ブタクサ】・・・⇒きゅうり・ズッキーニ・メロン・スイカ・バナナ
【ヨモギ】・・・⇒セロリ・ニンジン・りんご・キウイ
花粉症の原因の草木がわからない方は簡単に採血検査でアレルギー反応の有無を確認することができます。
じんましんの原因食品や要因を調べることは、目星をつけるのが難しいので困難なことが多いですが、花粉やハウスダストなどある程度の原因は知ることができますので、希望のお方はお声がけください。
今日もお花見日和ですね。花粉症・紫外線対策をしっかりして お出かけください。
本日は当院、午前診療です。よろしくお願いいたします。