糖質は三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の炭水化物に含まれるものです。
今の季節は特に 新米が美味しいですよね。お米も炭水化物の仲間です。
取りすぎると生活習慣病の原因ともなる糖質をどのように摂取したらよいのでしょうか?
少し前からよく「糖質コントロール」という言葉を耳にします。これは糖質を制限して、食生活の改善を目指した食事方法です。
糖質の過剰摂取は血糖値や血圧の上昇、高脂血症、肥満などの原因になります。
しかし、糖質は多くの食品に含まれているため、まったく摂らないということは不可能ですし、身体や脳の働きに必要なエネルギー源でもあります。
「ロカボ」は「ローカーボ」(Low:低い Carb:炭水化物)から生まれた言葉で、極端に糖質を制限するのではなく「おいしく楽しく適正糖質」を摂ることを推奨しているものです。
具体的には、1食の糖質量を20-40gとし、間食10gを含む1日で摂取する総糖質量を70-130g以内にする という食べ方です。そして、糖質をへらした分、肉や魚、野菜などのおかずはしっかりと食べるようにします。
ただし、糖質を減らしたからと言って食べすぎは厳禁ですので適切な量を摂りましょう。
「ロカボ」は糖質を含む食品を「まったく食べない」のではなく、「工夫して食べる」ことです。
例えば、同じカロリーのケーキでも低糖質のものは食後の血糖値の上昇を抑えられます。
コンビニやスーパーなどでは、スイーツはもとよりパン、麺類、酒類などのロカボ商品や糖質0%をうたった商品が多く販売されています。これらの商品をいつもの食事に取り入れて上手に糖質をコントロールしてみましょう。
ただし、糖尿病で治療中の方などは主治医と相談が必要ですし、腎臓が悪い方は糖質を減らして、タンパク質を増やすことで腎臓に負担がかかることがあります。治療中の病気がある方はぜひ主治医と相談して軽く取り入れるところから始めてみてください。
美味しいですけれど、ご飯を半分にしてみるだけでも 糖質量が減りますよ。
食欲の秋ですが、ちょっと意識するだけで食事内容が変わりますので、お試しください。
今週もよろしくお願いします。