ケーキに飾り付け用のクッキーをつけて下さるので、子供たちが率先して飾り付け
ケーキの上がやや混み合っていますが、こんな感じで^_^
3時間の長丁場はかなり腰にキツくて、寒さもあってか腰痛と疲れで倒れました。腰が痛いのって辛いですね。時々なってしまいます。
昨日で長女の学校も終業式を迎え、子供たちは冬休み入りました。
普段、幼稚園や小学校に行ってる子供がいると、今日が何曜日だったかな と曜日感覚がずれてきてしまうように思います。あと少しでお仕事も年末年始休み(12月29日から1月3日まで休診です)になりますので、さらに曜日が分からなくなりそうです。
近隣の学校や幼稚園、会社関係でもコロナ感染者が増えてきています。連日、発熱で検査希望の方が来院されています。インフルエンザの感染者も出ていますので、注意が必要です。
あわててインフルエンザワクチンに来院される方もいますので、まだの方はご検討ください。
そんななか、患者さんと話していて近くのこども園で手足口病とノロウイルスが流行っているらしい というお話を耳にしました。当院は内科ですので、子供さんの受診は少なく、先日胃腸炎のご兄弟は来院されましたが・・ノロの季節だな と。
12月はノロウイルスによる健康被害の発生数がピークを迎える月です。
ノロウイルスは急激な下痢、嘔吐、腹痛を症状とする「急性胃腸炎」を発症させることに特徴があります。ノロウイルスに対するワクチンや特効薬は現在のところ開発されていません。
ノロウイルスによる急性胃腸炎が疑われる場合は脱水症状に注意しつつ、下痢や嘔吐を無理に抑えようとしない というのがポイントになります。そして、必要あれば医療機関で点滴を含む、治療を受けるようにしましょう。
ノロウイルスの存在は割と最近になって知られるようになった印象がありますが、実際には50年ほど前に発見されています。ただ少し前まではノロウイルスかどうか検査をするのに時間がかかったという事情がありました。この点に関しては、2008年ごろから迅速検査キットが実用化されています(3歳未満および65歳以上の方には健康保険が適応になります)。当院ではノロウイルスに関しては自然経過で治癒するため検査キットを置いておらず、検査していません。
ノロウイルス感染の傾向としては特定の食材を原因とする感染よりは、ウイルスに感染していた人が調理した食品から感染が広がるケースが多く見受けられます。
ノロウイルスの場合、急性胃腸炎の症状が治まっても、2週間ほどは排便を通じてウイルスが身体から排出されます。食品を扱う仕事に従事している人だけでなく、ご家庭にあってもこの期間は、他の人へ感染をさせない配慮が必要です。
いろいろな感染症が流行る季節です。手洗いうがいはきちんとして、感染予防に努めたいですね。
今日は午前診療です。よろしくお願いします。
ムスカリは手前に一列に。
お風呂が気持ちいい季節です。
先日、極寒の中でチューリップの球根の植え付けをしたのですが、半分くらい植えたところで身体が悲鳴をあげてしまって、あと残り半分をいつ植えるかなと悩んでいるところです。寒すぎて、思考が止まりました。
その日はお風呂が本当に気持ちよかったです。
お風呂の効果って何でしょう?
「清潔になる」 確かにそれが一番ですね。
「身体が温まる」 寒くなってきましたから、これもとっても大切です。
ところで、お風呂上がりのケアは何をすればいいでしょう。ポイントは皮膚の保湿です。
入浴には筋肉や関節の緊張(こり)をやわらげ、血行を促進する効果があります。
腕や足腰のこりや痛みがお風呂に入ったらずいぶん楽になった。などというお話を良くききます。
自分で身体を洗える人なら、その作業自体が柔軟体操のようなもので、ちょっとした運動になります。
また、高齢になると私たちの身体の水分や肌の水分も失われていきます。
肌の保水力も落ちてしまうため、お年寄りの肌は若い人に比べて、いつもカサカサしがちです。老人性乾皮症といって、室内や布団に常に皮膚がボロボロと落ちるようになると、それが原因でアレルギーを悪化させることもあります。せっかくお風呂に入ったのですから、お風呂上りにはベッドの清潔を保ちましょう。
高齢者の入浴の前にはトイレを済ませ、浴室を温めておくなどの配慮が必要です。体温、脈拍、血圧などのチェックもしましょう。空腹時や食後すぐの入浴は避けることが必要です。
お風呂から上がったら、高齢者は特に、季節に関係なく、1年十保湿剤を塗るように習慣づけましょう。夏はローションタイプ、乾燥する冬場はクリームなどのように使い分けると快適だと思います。
保湿剤にもいろいろと種類があります。ドラッグストアでもたくさん販売されていますので、自分に合いそうなものを試してみてください。たっぷりと大容量で使えるものを置いておくとよいですよね。
ちなみに主な保湿剤の種類です。
①白色ワセリン:皮膚の表面に膜をつくって、水分の蒸発を防ぎます。お風呂上りに掌で温めて塗ると広げやすいです。
②尿素軟膏:水分保持作用と角質軟化作用とを併せ持っています。
③セラミド配合軟膏:保湿効果が高く、乾燥などの症状を緩和します。
お店で選ぶ時の参考にしてみてください。
また、いつも書いていますが、肌を乾燥させるこたつや電気毛布の長時間使用は避けた方がよいですよ。
お風呂の後は服を着る前後の立ち上がりでの「立ちくらみ」にも注意が必要です。できるだけ誰かがそばにいてあげるようにしてくださいね。
これからますますお風呂が気持ちいい季節になりますね!
参考になれば幸いです。
楽しい光の世界が溢れます
温室内のブルーライトアップ
ハート型のフォトスポットもあり、子供たちはこちらで写真撮りました
昨日はタール便について、書かせていただきました。
そういえば、と思って、血便との違いです。
「血便」の場合は、赤色もしくは暗赤色の血が混じります。
タール便は道路の舗装工事に使うアスファルトのような色といえばわかりやすいでしょうか。
肛門に近い部分からの出血の場合はタール便にはならず、暗赤色の血便になります。
この場合は大腸がんをはじめとして、腸の病気が疑われます。その他、痔からの出血では鮮紅色の血液が便に付着します。出血と言っても、部位により血液の色が少し違います。
食生活と運動~
腸の状態をよくするには、食生活において意識して腸内を整えてくれるものを摂るようにします。
代表的なものは「食物繊維」と「乳酸菌(オリゴ糖など)」。
食物繊維は腸内にたまった老廃物や毒素を排出し、乳酸菌は悪玉菌をやっつけて善玉菌を増やします。
食物繊維が豊富な野菜を中心に、乳酸菌が含まれるヨーグルトを添えて、食生活の改善に努めてみてください。
また、腸の働きを活性化させるために、できれば毎日、20-30分程度のウォーキングがお勧めです。
適当な運動が習慣化されることで、腸の働きが活性化しますよ。
予報どおり、一気に冷え込みましたね。今まで暖かかったので、急に朝マイナス気温になると身体がびっくりします。日中の風も冷たくて、冬本番ですね。
今日は便のお話です。
黒い色をしていることから「黒色便」などとも呼ばれる「タール便」
ふつう というか、一般的に私たちの便は、黄土色とか茶色と言われるような色をしています。
ところが、突然黒に近い色の便が出ることがあります。これにはたいていの人が驚くはずです。
(最近は自動洗浄機能付きのトイレもあって、便の色を全くわからない 勝手に流れちゃうから という人もいます)「く、黒い?!」「こんな色のうんち、初めて!!」どうしてこんな色の便が出るのでしょうか?
まず、考えられるのは便秘の症状が続いているケース。便秘や便がスムーズに出なくなると便は黒っぽい色、濃い褐色になります。
また、私たちの腸の中には「善玉菌」「悪玉菌」がいますが、「悪玉菌」が増え続けると、腸内環境が悪くなって便がどんどん黒くなっていきます。
便秘が原因であれば、「善玉菌」を増やすことで腸内環境を整え、便秘を治すことで黒っぽい便を解決できます。
ここでもう一つの原因です。こちらがとっても重要なのですが、それは内臓からの病気のシグナルです。
タール便が続くとき、その原因としては内臓、特に食道や胃、十二指腸から相当量の出血が続いていることが考えられます。その理由は胃酸に触れると血液は黒くなり、タール便になるからです。
具体的な病名は 食道からは 食道静脈瘤 食道がんなど、胃からは重症胃炎、胃潰瘍、胃がんなど
また、十二指腸からの出血の場合は十二指腸会お湯や十二指腸乳頭部がん などが疑われることになります。
このように様々な重篤な病気がタール便には潜んでいる可能性があります。
タール便は血液が沢山体内から出ていくわけですから、「貧血」になることもあります。
また、タール便の場合、下痢も頻繁に起こります。
黒い便が続くようなら早急に上部内視鏡検査が必要になります。
繰り返しになりますが、何日も続くタール便は大きな病気が隠れている可能性があります。
便の性状は色は健康のバロメータにもなってきますので、時々は色形を確認するようにしてください。
いつもと変わったことがあるときは、たかがうんち!と思わずに、かかりつけのお医者さんに相談してくださいね。
参考になれば幸いです。