心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

笠取山と唐松尾山へ、その2。

2018-06-03 19:00:00 | 山日記
唐松尾山方面へ降っていく。こちらは直滑降とまではいかないものの、かなりの坂道を下る。


降りてしまえば、笹の原が広がる長閑な平原。ここなら風が当たらず寒さも感じない。



笹が広がる斜面を登ると、朝日が眩しい。



平坦な尾根道を進む。陽射しは暖かいが、左側から冷たい風が吹き抜けてくる。



次第に尾根が細くなってくる。
風の吹き抜けも強くなってくる。



この先は難儀な岩尾根となる。



岩尾根につけられた登山道はシャクナゲの中を抜けて行く。
見頃は過ぎていたが、一部まだ花を付けていた。


視界が開け、唐松尾山の山容が見える。まだ先は遠い。



そして足元は急な岩場の下り。中々油断ならない。



そして、またも鬱蒼とした森の登り返しが待っている。陽射しの眩しさは足元からも感じる。



暗い森の登って行くと、前方が切れ、明るく見える。もしかしたら山頂か。



唐松尾山の山頂。危うく見落としてしまうところだった。
木々に覆われているので展望はきかない。



南斜面を下っていく。秩父方面からの風が当たらないので暖かく感じる。



崩落地から見えるのは東に延びる山々だろうか。



将監峠の分岐を過ぎる。この辺りまで来ればもうキツい下りはなく、ノンビリ歩いて行く。



小梨の花の白さが青空に映える。



スキー場のようなグラスの斜面を下ると将監小屋に到着。



小屋からは林道を下っていく。
今回も飽き飽きするくらい長い道程だった。



振り返ってみれば、予想以上にアップタウンのあるコースで、決して楽勝とはいかなかったが、青空の下清々しい気分で締めくれた山旅となった。

次に秩父の山旅を考えるのなら雁坂峠から甲武信ヶ岳方面となりそうだが、気が向いたらまた今度、ぐらいのつもりでいよう。

(終わり)