「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

近くの森の木を暮らしに生かす講座を行いました。

2007-06-19 22:42:57 | 多摩の森のいえ

6/16の土曜日に、町田市民フォーラムで“近くの森の木を暮らしに生かす”講座と展示、相談会を行いました。
あまり、宣伝は出来なかったのですが、ミニコミ紙などに紹介されて、参加して下さいました。
建て主さんは、設計者と一緒に、多摩の山や森に足を運び、多摩の製材所で丸太の原木や皮をむかれた丸太、製材されて乾燥している材等を見て、これを使いたいとの思いを深めました。御自分の住まいに使われる木は、伐りだした山も分かり、製材所も分かり、大工さんに刻まれている状態も分かる。そんな時間も手間もかかる住まい造りを楽しんでいらっしゃいます。その様子を、紹介させていただきました。
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自然建材や、多摩の木、事例の写真パネルなどを展示しました。


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多摩の山から来た杉丸太です。直径40センチあります。
此処まで大きくなるのに、何年くらいかかっているのか
数えて頂きたいとエッチラオッチラ持って来ました。



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多摩の山には、こんなに沢山の杉があって、使われるのを待っています。
山に行くと、気持ちが伸びのびとなってうれしくなります。
そんな事をお話しました。

最後に住まいのことで聞きたい事を質問したら、シックハウスやバリアフリーの事について聞きたい方が割りと多かったので、次はそういうお話をさせていただこうと思っています。

乞う御期待です。


イベント「近くの森の木を暮らしに生かす」を行いました

2007-06-19 22:39:17 | インポート

6月16日(土)に町田市民フォーラムで住まいの講座と展示を行いました。

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展示をする軸組模型や、パネルの作成など、事前の準備に時間が掛かりましたが、近くの木を暮らしに生かすということの一端が伝わるようなものが出来たのではないかと思っています。

3人の講師の講義の内容も具体的で、様々な「近くの木を暮らしに生かす」事例が聞けました。講義の合間には講師と来場者とで活発に話し合う様子も見られました。

展示したものは、多摩産材利用の流れのパネル、軸組模型、多摩産材利用の事例のパネル、多摩産材の丸太、柱などの実物見本、信州の木82種類、床板などの建材のサンプルでした。信州の木82種類の展示が迫力があって、来場者の方に楽しんでいただけたように思います。

ただ、盲点だったのが近くの木という概念の整理について。自分が持っている土地に生えている木だって近くの木なんですよね。「町田・東京を中心にした近くの木材の生産地で伐採した木=近くの木」と思っていましたが、「近くの木」という概念はもっと広いようです。

来場者は満員御礼とまではいきませんでしたが、それでも来てくださった方に恵まれ、アットホームで活気のある時間が持てました。ありがとうございました。