読響を聴いているといいオケは世界中にたくさんあるだろうが普段聴くには十分だと思う事がある。マーラーの10番を聴いている時もそうだった。しかし、モーツァルトとなると途端に馬脚をあらわしてくるのだが。
23番のコンチェルトは年のはじめにして今年のベストかも。ピアノはテリトリー外なので協奏曲を聴く程度だがこれまでいささかもったいないことをしてきたかと思わせる演奏。
演奏会後半は、ばらの騎士組曲。の前にオスカー・シュトラウスのワルツ。上岡はやや振り過ぎの印象があるが、オケを思い通りにコントロールできないのだろうか?もう少し大きな音楽を要求していたかのようにも思うのだが。ばらはどこかにゼンパーの響きを記憶しているのか冒頭のホルンからして分が悪い。
やはり、協奏曲で帰るべきだったか。