新国立劇場/「影のない女」

2010-06-01 | オペラ

四半世紀ぶりの「影のない女」ということで、楽しみにしていたが、演出的には残念な結果。雄弁な音楽を背景に舞台装置を見せられるだけの時間の長いこと。
舞台機構の乏しい劇場、金銭的に余裕のないカンパニーの演出ならまだしも、これを「国立」でやってしまう。。。

この演出の最も良かった点は、誰もが知っているように「ばらの騎士」は「フィガロの結婚」の続編ではないように、「影のない女」は「魔笛」の続編ではないということをわからせてくれたことか。
シュトラウスは、痴話喧嘩や箸の転がる様を音楽化できる作曲家であり、「影のない女」はむしろ「家庭交響曲」遠いエコーなのかもしれない。

演奏会形式だったらどんなにすばらしかったろう。