ベンジャミン・ブリテンの世界 IV

2022-04-02 | オペラ

三度目の正直。上演されたことがただただうれしい。
正式な上演ではなかったらしい、東京室内歌劇場の公演から40年ほど?


良くも悪くも立派な公演。
会場、オケ、合唱・・・。
多分あんなにおっきい曲ではない。

この曲にはピアーズの影がない。
成立にオールドバラの住民との距離を縮めるとあり納得。
ブリテンの闇か。

これだけの規模があったからこそわかることも多いのだが。
この演奏に限らず概して児童合唱のクオリティが高いのだが、
特にこの曲では技術の高さを求めてはいないだろう。

セム、ハム以下ソリスト陣も適役だったっと思うが、
ここは宮本。宮本のブリテンというとヴェニスの7役が思い浮かぶがノアも見事。

前半に演奏された民謡編曲は第1巻を中心に歌われたノーブルながら表情豊かに美しい。

ブリテンの舞台作品がもっと観ることができますように。