蓮の花だより・・・不定期便

季節のうつり変わりと花の香りを求めて、筑後地方を中心に紹介して行きたいと思います。

御花・立花家資料館 ②

2014-02-14 15:23:39 | 日記










貝合わせ(かいあわせ)は平安時代から伝わる遊びです。本来の貝合わせは、合わせものの一つとして貝殻の色合いや形の美しさ、珍しさを競ったり、その貝を題材にした歌を詠んでその優劣を競い合ったりする貴族たちの遊びでした。
江戸時代の貝合わせは、内側を蒔絵や金箔で装飾されたハマグリの貝殻を使用しました。ハマグリなどの二枚貝は、対となる貝殻としか組み合わせる事ができないので、裏返した貝殻のペアを選ぶようにして遊びました。これは現代でいうと「神経衰弱」に似たゲームです。
また、対になる貝を間違えないところから夫婦和合の象徴として、公家や大名家の嫁入り道具の美しい貝桶や貝が作られました。大名家の姫の婚礼調度の中で最も重要な意味を持ち、婚礼行列の際には先頭で運ばれました。
コメント (6)
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