「巨悪は眠らせない」は、どうした?

検察には「巨悪は眠らせない」と言う名言があるはず。
これでは、トカゲの尻尾を切って「悪い奴ほど良く眠る」が、まかり通った。

この言葉は、伊藤栄樹元検事総長が発した言葉である。
特捜検察の使命は巨悪退治です。

我々が「巨悪」と戦う武器は法律です。
検察官は「遠山の金さん」のような素朴な正義感を持ち続けなければなりません。

民主党内部や閣僚からも色んな意見が出始めた所であったが、腰砕け検察は
小沢不起訴と言う結論を下した。

これで批判的なコメントをした議員や七奉行は、冷や飯を食うのだろうナァ。
しかし、国民の多くはモヤモヤした物が残ったのではないだろうか。

それは、単に小沢氏に対してだけではなく、検察に対してもスッキリしない。
「小沢と検察の間で裏取引が有ったのでは無いか」と疑っても可笑しくない。

「３元秘書を差し出すから小沢は起訴するな」とか「鳩山に指示して貴様達を
左遷するゾ」が、有ったかどうかは知らない。

民主党は小沢氏の件で自浄能力はあるのかと言うと、鳩山首相が今日も小沢氏の
記者会を見て「説明責任を果たしている」と何もわかっていないコメントだ。

自分の事もあるし、早く火消しをしたいからだろうがあまりに国民の声に無頓着だ。
嫌疑なしの不起訴ならまだしも、嫌疑不十分により不起訴と言うのは黒に近い灰色だ。

所謂、「疑わしきは罰せず」で、小沢も検察も逃げ切ってしまった。
「アリ様」は、２回目の事情聴取を受けたと聞いて、本日の結果は予想できた。

この不景気に小沢問題をいつまで引きずっているより、斬るものはすっぱり斬って、
新たなステージに向かわなくては行けない。

自民党と民主党が政治の中身で厳しく討論すべきときだ。
ムラの論理ではなく直ちに小沢氏を離党させ、正々堂々と国政について意見を戦わす
国会にしてほしい。

豪腕なら検察も押さえ込める・・・・・・のかナ。
検察の「終結宣言はしない」と言うことは、ドンデン返しもあり得るのか、それとも
単なる悔し紛れの検察の遠吠えか?

期待と反対方向に行く民主党と、肝心の時ふがいない自民党、に腹が立つ。

トカゲのしっぽを切ってみた！pull a lizard tail