正々堂々と

お笑いタレントで、マラソン選手として国籍をカンボジアに移し、
今夏のオリンピック代表に内定していた猫ひろしが、国際陸連から、
「国際大会への参加資格を満たしていない」として参加資格の五輪出場を
認めない判断を下された。

国際陸連は、猫が、昨年１０月にカンボジア国籍を取得してものの、
「国籍取得から１年以上経過せねばならず、代表として国際大会に
参加できるのは今年１０月以降」とする文書をカンボジア陸上連盟に送付し、
「カンボジア陸上連盟からの申請にも特例に該当する理由がない」としている。

当たり前の措置であろう・・・日本の国の代表として参加するには、記録が
２時間７～８分前後のタイムが必要であり、猫の最高記録は、平凡な
２時間３０分、到底日本の代表にはなれない・・・

国籍取得の比較的簡単なカンボジアで、選手層も薄くてオリンピックに
出場し易いから、国籍をにわかに取得する。

お笑いタレントのやりそうな甘ったれた、アンチョクな仕業であったと。
今回の件は、オリンピックに出場するために一生懸命練習し、競争している
選手に対しても失礼な話である。

それでも猫は、カンボジア国籍に留まるのであろうか？
何の芸を売ってタレント生活をするのか、日本で芸を磨いていたほうが
良かったとも思うのだが・・・

世界選手権、国際大会は何にしてもそう甘くはない！
姑息な手段を使わず、正々堂々と出場するのがオリンピックだわナ。